今回は国鉄、JR西日本、JR東日本の懐中時計のお話です。
左から順に
・国鉄新幹線総局、セイコーQHV010(75RW)
・JR西日本、シチズンcal.4769
・JR東日本、セイコーSVBR001(7C21)
となっています。
まず75RWから見ていきましょう。
我が家にある個体は昭和56年度支給の国鉄新幹線総局支給品となっています。
“221”という新幹線にゆかりのある番号なのもいいポイント。
三行目の「新幹」という文字は支給されている管理局を表すものですが、(Q)の刻印はおそらく機械式とquartz式が混在していた時代にそれらを区別するために彫られていたものではと思われます。
この「Q」の文字は全ての管理局で彫られていたものではないらしく、機械式と一切区別していないところや二行目の支給番号の桁を増やし区別する場所もあるなど、扱いは管理局毎の裁量に任されていたようです。
お次はJR西日本、CITIZEN製の懐中時計、cal.4769を見ていきます。
SEIKO製の懐中時計を使う会社が大多数の中、JR西日本をはじめ一部の事業者ではCITIZEN製の懐中時計を支給していた会社も存在していました。(私が確認できている会社ではJR西、JR四、神戸市交など)
また、支給品となっていたこの懐中時計はセイコーと異なり市販はされていなかったようで、事業者用のみの製造だったようです。
しかし、CITIZENは平成23年頃から懐中時計の製造を取りやめたらしく、それ以降は国鉄時代と同じく西日本もセイコー製の支給に戻っています。
さて、時計本体を見ていくと、セイコーのものとは文字盤の印象がかなり違うものとなっています。フォントはもちろん、事業者発注品らしく「JR」ロゴが入っていることも目を引くのではないでしょうか。
裏蓋の刻印はレーザーで入れられたのでしょうか、視認性はかなり悪く文字が薄いです。
また、リューズはネジ式となっており、防水性を高めたものとなっています。運転台に置く用の時計に必要な機構だろうか?という気もしますが、、笑
今回の最後はJR東日本で使われていたセイコーの7C21です。
こちらは極々一般的な7C21で、市販品とは裏の刻印有無の差しかありません。
この時期の懐中時計は風防が日焼けしやすいのか、先に紹介したシチズン製含めガラスが変色しています。(4769の方は新品に交換済み)
この個体は裏蓋に「JR」ロゴの刻印がされていますが、支社毎にこの刻印の内容が違うらしく、ロゴがない支社もあれば管理番号の付番方法が異なる支社もあるなど、ある意味で先に紹介した国鉄に近いものを感じます。
今回は以上です。また他のコレクションも紹介できればと思います。
おまけ
先日の記事にて紹介した東海の新幹線用腕時計と今回の国鉄、新幹線総局懐中を並べてみました。

合理化を推し進める印象の強い東海ですが、時計ではわざわざ特注品を用意したり、その特注品もかなりこだわっ
た品となっているなど、お金のかかったことをしているなという感想。
刻印も国鉄と異なりわざわざ新幹線車両のロゴを入れるこだわり。変わったお金のかけ方をしていますね。
趣味者としては集める楽しさが生まれてありがたい限りですが笑
おわり








