今月半ばから10日間、イギリスを旅してきました


20数年前に3年半ほど暮らし、10年前に一度行ったきり
懐かしい思い出がいっぱいの国です


今年のヨーロッパ、いつまでも寒い日が続いて
旅の前半は気温が1~12℃
ありがたいことに旅行中は雨に合わず、お陽さまの暖かさを実感しておりました

例年ならば、そろそろ一面黄色の菜の花(マスタード)畑も見られるのですが
今年は、やっと水仙,ムスカリ、ヒアシンスなど
春を告げる花々が咲き出したところでした



木々の芽吹きもこれから・・・・



今回も私の旅には、もれなく IL DIVO のコンサートが付いていて
カーディフ(ウェールズの首都)とロンドンのコンサートに行きました


この2都市でのコンサートに行きつつ
イギリスで一番のパワー溢れる聖地グラストンベリー、バースなどを訪れました


旅をご一緒くださいましたかっこさんが、文才あふれる素晴らしい文章で
ブログを書き始めてくださっていますので → 
どうぞそちらをご覧になりながら
私の拙い文章をご理解いただけると幸いです


私のこの旅のキーワードは ピンコード』
最初に出鼻をくじかれてから、ず~っとピンコードに呪われました



『ピンコード』・・・・・日本では聞きなれない言葉
『暗証番号』のことです



さて、ヒースロー空港に到着した私たちは
コーチステーションからバスに乗り直接ブリストルへ

翌朝、レンタカー会社で車をピックアップして
グラストンベリーに向かう予定でした


レンタカーは日本で予約を済ませ、
クレジットカードの登録も済み、代金の引き落としも済むところでした

日本で対応してくれたオペレーターの女性が
感じよく、テキパキと手続きを進めて
当日のピックアップ場所にパスポートと免許証を持参するようにという指示
何の心配もしていませんでした


手続き段階でも、いろいろ食い違いやスッタモンダがありまして
やっとカードを提示して確認を取るという段で

『ピンコード』 


私は、国内でピンコード=暗証番号を一度も使ったことがなく
昨年訪れた北欧やアメリカでも、サインで事が足りていましたので
ピンコードの必要性を感じたことがありませんでした



日本の取次会社に電話して確認を取りましたが
どうしてもこの国ではピンコードがないとカードの確認がとれないとのこと


泣く泣くレンタカーでの田舎巡りを断念せざるを得ません


ここでかっこさんの一言

“きっと車で行かない方がいいってことだわね~”

確かに、スッタモンダの中で
旅行日程表(例えば航空チケット)を持って来いと言われ取りに戻ったり
コンパクトカーでしかもオートマ車を頼んでいたのに
用意されていた車はレンジローバーだけだと言われたり・・・・

ことごとく乗るなと言われているようなシテュエーション



瞬時に思考転換してバスの旅に切り替えました



このスッタモンダでの2時間近いロスにもかかわらず
グラストンベリーまでのバスの旅は、不思議なくらいに順調に事が進み
夕方には無事ブリストルまで帰ってこれました



グラストンベリー トウの頂上にあるタワー




タワーの中心から天を仰ぐ四角い空間
天空の世界と地上の世界を繋いでくれているようでした




チャリスの井戸  キリストの聖器が収められていると言われます




天使のベンチ さりげなくひっそりと弦バラのアーチに覆われていました





のんびりと田舎道をバスに揺られ
車窓に広がる田園風景や、家並みを眺める旅

神さまが与えてくださった貴重な時間だったような気もします








この後も、行く先々で、支払いにカードを使おうとすると
『ピンコード』が必要と言われ躓くこと度々


日本円を換金した£ポンドで対処しましたが
換金した現金にも限りがあり、段々と心細くなる始末



週末明け(旅の終わり)に夫に連絡し、自分の困っている経緯を説明した上で
銀行にピンコードを教えてもらえたので
やっと最後の最後、空港でカードの利用が可能になりました




これから海外へ行かれる方々は、どうぞピンコードに悩まされることなく
楽しい旅ができますように、日本で必ず設定することをお薦めします





グラストンベリー アビーには、美しいマグノリアの花たちが咲き乱れておりました



つづく