先生が医師であること、初対面の方や、知り合ったばかりのお友達に、正直にお話するには心理的な抵抗があります。
世の中には、さらりと言う方もいるとは思いますが、医師という職業は半ば知られているようで知られていない世界。
ステレオタイプ的に、ステータス、お給料のことなどがまず頭に浮かぶようで、本当に理解してもらうのに時間がかかるのです。
それに、学生時代友達ひとりに伝えると、クラス全員に伝わっていて好奇の目で見られそれがうっとおしかったということもありました。その経験が先生の職業を言わなくなった、慎重になった原因のひとつかもしれません。
先方から、先生の職業を聞かれたとき、正直困ってしまう自分がいます。
嘘をつくのも嫌だし、暈してサービス業とか、接客業とかシドロモドロになって答え、それ以上突っ込まないで!と願う心細い自分がいます。
この間、同じ悩みを持っている方のブログには、日雇いです!と答えています、っていう方も。
私が受験して難関を突破したわけではないのに、先生の人生なのに、普通に会社員等の職業とは違う目で見られてしまうのが嫌です。
世間の中に埋もれたい、と思ってしまう。
医師という職業は尊ぶものであることは認めます。
内助の功という言葉も当てはまるかもしれません。
でも、医師=私ではない。
こんなことを記事にしたのは、ある知人から数年ぶりにメールを頂いたのですが、(しかも、2回目のメール)医師に関することを聞きだしたいような文面だったので、がっかりしてしまいました。
良くも悪くもついてまわるイメージ、いつもはポジティブな私ですがちょっと凹んでしまいました。