前回からかなりあいてしまいました。合間にコンクールが1号1回(入賞したものの全国出場ならず)、2号2回(2回とも入賞、うち1回は全国出場決定)、さらに実家の母が体調不良から軽度の心不全発覚で急遽手術となり、この2ヶ月はかなりバタバタしておりました。
記事をお待ち頂いた方がいらっしゃいましたら本当に申し訳ありませんでした。
さて、前回記事でご案内申し上げましたとおり、これから数回に渡り、我が家の双子が音楽系習い事をやりながら最難関中学受験に挑んだ経験から「習い事と中学受験の両立」について過去記事から要点をまとめたようなものをご紹介致します。
といっても、過去記事も試行錯誤のバタバタな記録なのでどこまでご参考になれるのかは疑問ですが、同じように試行錯誤されお悩み中の方の一助になれれば幸いです。
なお、習い事カテゴリーの過去記事閲覧の際に、あまり参考にはならないかもしれませんが、一応の目安にしてください。
2015年4月~・・・小3
2016年4月~・・・小4
2017年4月~・・・小5
2018年4月~・・・小6
2019年4月~・・・中学
では早速本題へ。
(例によって超長文ですので、要点を最後にまとめています。お急ぎの方はずずっとスクロールして最後まですっ飛ばしてください。)
今日は、まず最初に私がやっていたこと=「情報収集」についてのお話しです。丸数字付小見出しのあとの年齢は我が家の双子の場合で、あくまで目安の一つということでご了承ください。
1、情報収集は早めに
①中学受験を中心とした受験のトレンドをおおまかに把握する・・・0歳~6歳ごろ
ブログのプロフィール欄や、前回ご案内申し上げた「はじめまして」記事内にても記載しましたように、私は、双子妊娠発覚時から中学受験を主目標として、大学受験と幼稚園受験の情報収集を始めました。
(中学受験は自分が体験していたから、今のご時世ではどうなっているのかをまず把握し、次に究極のお受験パターンの幼稚園受験と従来の一般的?な大学受験がどうなっているのか、を知っておこうと思いました。)
早すぎると思われるかもしれませんが、情報の精度は時期によって社会情勢の変化や文科省の制度改革によって変化するからざっくりでも良し。ただし、世の中何が変わっていってるのか察知できるように自分の情報収集スキルを上げて自分の中の情報基盤を常に維持していくことが必須です。
私の場合は、最初はネットサーフィンしながら受験情報の掲示板を見たり、かつて自分が通った進学塾のHPを見たり、沿線の学校を見たり。
本屋に行ったらついでに雑誌の特集記事で受験情報があったらチラ見したり、参考書のコーナーで受験情報誌を見たり、赤本を見たり、かつて自分がバイトで受験指導していた時の目線で参考書や問題集を見たり。
毎日毎回という程ではなくとも、ついでに、くらいで中学に限らず受験トレンドを掴んでおく感じでした。
②中学校の情報を集める・・・0歳~10歳ごろ
最初は漠然とでも構わないのですが、まずは沿線の学校や話題の学校、なじみのある母校や関連の学校、それから地域の公立中学校について知っていくと良いと思います。
さらに、行くかどうかは別として、アンテナを日本全部に広げて、話題に上る学校(我が家の場合には中部地方の某全寮制男子校がよくテレビで特集を組まれていました)もどんどん見てみるといいと思います。
新しいカリキュラムや取り組みが話題になる学校の良い部分は数年後には他校にも広がっていきます。実際中学校に他校の先生方が視察に来る、なんてことも当たり前にあります。
漠然とした中から近い将来子供の志望校になりそうな学校を見学したりイベント参加したりするのも小3くらいからが良いと思います。中学側もそのくらいの年齢の児童向けに沢山情報発信をしています。
今はコロナでイベント開催もオンラインが多いかと思いますが、中学校側も何とかして志望者に直接学校を紹介できる場を工夫してくると思うので、情報を逃さないようにこまめに学校のHPをチェックした方がいいと思います。場合によっては説明会やイベントは事前申し込みの予約制のこともあり、特に人気の学校だと申込開始即受付終了の場合もあるかと思います。
私は気になった学校は実際の中学受験まで10年ほど追い続けました。説明会にも最多4年連続で行ったところもありました。それだけ長期に渡って追っていると、学校の変遷がうっすらと見えてきて信頼できる学校かどうかの判断基準もできてくるのではないでしょうか。さらに、我が家の場合ですが、1号が最後まで第一志望を決めきれなかった理由の一つに「校長先生」もあったように思います。学校行事や校風が好き以上に「どっちの校長先生の下で学びたいか」と悩んでいましたね。
また、今はコロナや震災時に学校がどのように対処しているかを見ていく良い時期だと思います。我が家の場合には東日本大震災の混乱の様子とその後の対応をほぼリアルタイムで情報収集していました。今この時期に我が子が在学中だったら…と想像すると、各ご家庭に望ましい学校かどうかも見えてくるのではないでしょうか。
③中学受験の塾情報を集める・・・0歳~8歳ごろ(我が家の双子の実際の入塾は6歳)
最初は「中学受験するなら・・・塾って今はどうなっているんだろう?」と、かつて自分が通っていた四谷大塚について調べてみました。
また、中学受験塾の情報について、私は幼稚園のときの先輩ママたちに度々お話を伺いました。幼稚園ママとのランチ会やお茶会ではこういう情報交換がとても多かったです。
双子が通っていた幼稚園の同級生半数以上が沿線の国立小学校をはじめとした小学校受験を当たり前のようにしていたため、上のお子さんやその同級生の経験談や「その先=中学・高校受験」の話を沢山伺えたのは本当に有難かったですね。
実のところ、国立受験組が多い=抽選残念組もかなりいて、「受かったらラッキー」な空気なのも聞きやすい雰囲気に繋がっていたと思います。
正直な話、小学校受験のためのお教室に通って鍛えられた子供たちをそのまま地元の公立小学校へ入れると「浮きこぼれ」になることも多く、我が家の周りではむしろ勉強の習慣を維持するためにも週1程度でも小学校入学と同時に中学受験想定の塾や系列の習い事へ通わせるご家庭も多かったです。
現実的に、今私がお友達の保護者様から中学受験のご相談を受ける時には、お子様が小学3年生の時が中学受験するかどうかを家庭で決める実質的なタイムリミットだとお話しています。
受験する(予定も含む)場合は
・ざっくりした志望先(共学か別学か、私立か国立か都立か)
・塾(SかYかNかWかeかその他か、集団か個別か併用か)ありか、あるいは親塾か?
等の情報収集は世間一般で中学受験生活スタートと言われる小学4年の1年前=小学3年時にはやっておくべきだと思います。(なぜなら、この時期は通塾開始前で親にもまだ時間的に余裕があるからです。)
なお、私がお嬢様先生と中受と習い事の話をしている場にいた1号は、「入塾が小学4年(実質小3の2月)からだと殆どの子は小学校の授業とは全く違う受験勉強にいきなりで面食らうから、塾の勉強のやり方に慣れるためにも(塾の)小3カリキュラムのスタートから通った方がいい。」とお嬢様先生に力説していました
④習い事の情報を集める・・・0歳~現在
私は妊娠した時点で今の子供の習い事の主流は何だろうか?も調べていました。
最初は音楽系と運動系でそのうち何か双子に合うものがあればいいなぁ、くらいのゆる~い感じでしたが、産後の保健所での定期検診の際に「双子を家の中だけで育てていてはだめ、双子は早くから社会性を養うためにも1歳くらいから積極的に外に出て他者の中で自己を確立した方がいい、保育園が無理なら習い事に行きなさい」とのアドバイスを受け、その当時双子でもすぐに始められる習い事よのうなものが近所の音楽教室の幼児リトミックコースだけでした。(スイミングや体操は親子参加型、つまり双子の場合は保護者が平日昼間に2名参加必須で我が家には曜日が合わず無理でした)
・・・以後10余年、今でも教室にお世話になり続けるとは、通い始めた時には思わなんだ
私の場合の情報収集はこんな感じで始まりましたが、何せ15年前のお話しで、スタート時期についてはあまり参考にはならないかと思います。
音楽系習い事の情報収集で重要なことですが、目標によって若干変わってくると思います。
あくまで趣味の範囲での習い事ならばいつまで続けられるのかレッスンの日時や内容を先生と確認しておくのは必要かもしれません。先生の方も生徒さんが来年以降受験を考えてレッスンをやめる場合があればあらかじめお知りになりたいはずです。なぜなら先生の教室運営にもかかわるお話になるからです。
お子様が中学受験と並行してコンクール出場さらには入賞以上のレベルを目指すのであれば、いつどんなコンクールがあるのか、その申込時期と開催日については発表時期が毎年同じことが多いので、塾や講習や模試の日程、中学校のイベントスケジュールとどう重なっていくのか、今年ではなく来年以降の年間スケジュールを想定するのが良いかと思います。
さらに、音楽系大学付属校の中学部中等部受験を想定されるのであれば、志望校主催の季節講習やサマースクール、あるいは定期的な公開レッスン会や付属大学主催イベントなどへの継続的な参加は事実上の入試へつながる大事な機会ですので、日ごろレッスンでお世話になる先生も含めて相当早めに準備をされるケースも多いようです。入試課題曲については前年のサマースクールや定期イベントに参加すると実技試験向けの指導があるため、開催時期や申込時期など詳細も含めて参加可能になる年齢前からチェックをしておくと良いと思います。
我が家では音楽系学校への受験を双子は想定していなかったのですが、一応いつ志望変更してもいいようにと5年生までは毎年イベント内容と申込時期をチェックしていました。
もし、今お子様が未就学児や小学1~2年生で音楽系習い事をしつついずれ中学受験を目指すかも?くらいならば、どちらの情報も季節ごとくらいのスパンでチェックすると良いのではないでしょうか。
これら情報収集についての要点を我が家の双子の年齢に応じでまとめてみると、次のような感じですかね。
①中学受験を中心とした受験のトレンドをおおまかに把握する・・・0歳~6歳ごろ
- お受験(幼稚園)から大学受験まで、節目ごとに今の時代はどんな感じなのか?をざっくりと。
- 私の場合は「受験て自分の頃とは違って今はどんななのかなぁ~」くらい。
②中学校の情報を集める・・・0歳~10歳ごろ
- 最初はどんな学校があるんだろう?くらいから。
- 今お住まいの場所からの通学圏内だけなく気になる学校を手あたり次第。話題になった学校もネットでチェック。
- 具体的な志望校候補が見えてきたら、できれば低学年の頃から学校のイベントや説明会に参加するとよいかと思います。
③中学受験の塾情報を集める・・・0歳~8歳ごろ(我が家は実際の入塾は6歳)
- 我が家では双子がお世話になる塾を具体的に決めたのは年長さんのころでした。
- ネットや情報誌だけでなく先輩ママ達にも伺い、地域性も考慮して検討しました。
④習い事の情報を集める・・・0歳~今現在も継続中
- 通っているお教室や先生にお世話になる場合、「先」の目標はどこでいつまでなのか。(これは音楽に限らないと思います)
- 習い事レベルなのか、将来を見据えた育成コース・専門コース・専門大学進学レベルなのか。
- 続けるのかやめるのかの決断はいつまでにするのか。(教室や先生の変更も含む)
- 我が家では親子で将来像を含めて定期的に話し合いました。(毎年3月に家族会議開催)
以上、情報収集について、の経験談を中心としたお話しでした。
長々、お読みいただきありがとうございました。
次回は習い事や塾その他小学校生活での優先順位とスケジュール管理あたりのお話をできればと思います。
諸事情により記事のアップがゆっくりになりますことをご考慮頂ければ幸いです。