帰省には電車がちょうどいい
心もちゃんと連れて帰れるから

いつもより大きな荷物を持って
乗り換える電車の時間をちょっとだけ気にしながら
懐かしい音楽と優しい物語に浸って
山の中を心地よい揺れにぼんやりと昔を思いながら
気が付けばあと一駅 ふんわりとした気持ちで切符を片手に
愛しい街に 大切な人が待っている

電車で帰るのは私にとって儀式なのかも
背負ったり塗りつけた重たいものを落として浄化されている気がする
尖った心を丸めて やさしい気持ちになるための儀式

ずっと生き方に悩んでいて、まだ答えは出なくて
両親の数十年を思ってみたりした
今の二人は幸せそうで ほっとしている
いい娘になるのは難しいけど
深く悲しませるようなことはなるべくしないで生きたい

家のあたたかさは、そこに住む人のつくりだすもの
この場所はきっと両親の人生のあたたかさがつまっているのでしょう
私もあたたかい場所をつくりたいな