複数のユーザーがリリース前のFirefox 4.0を“捕捉” mixi

「Firefox 4.0」は3月22日までリリースされないはずだった。しかし熱心な“Webサーファー”たちは、複数存在するMozillaのパブリック・サーバ上にあるFirefox 4.0をリリース前に発見していたようだ。

　Mozilla Foundationは、リリース済みのパブリック・コピーがミラー・サイトにアップされる予定であるため、同社のパブリック・サイトから新バージョンのブラウザをダウンロードしないよう呼びかけている。これらのシード・サーバにアクセスが集中すると、大量のトラフィックを処理できる能力を持ったサーバに同アプリケーションを配信する速度が落ちてしまうからだ。
mixi 出会い
　Firefoxの新バージョンがリリース前に“発見”されたのは、これが初めてではない。新版をパブリックFTPサーバに最初にアップし、ミラーサイトへコピーできるようにするのは、Mozillaの通常の手順となっている。

　MozillaのFirefox担当ディレクター、マイク・ベルツナー（Mike Beltzner）氏は「Twitter」に、「インターネット上のみなさん、わたしたちのいつもの手順はわかっているでしょう。FTPミラーに対するシードを行っていますが、www.mozilla.com/firefoxが正式にGOサインを出すまでFirefox 4はリリースされないのです」と書き込んだ。

　それでも待てないというユーザーは、「FileForum」などのファイル共有サイトをチェックしてみよう。同サイトにはこれまでWindowsやLinux、Macなどのプラットフォームのコピーが置かれていた。

　開発に9カ月以上をかけたFirefox 4は、同オープンソース・ブラウザのメジャー・アップグレードであり、ユーザー・インタフェースやJavaScriptエンジンが刷新されている。ほかにも、ブラウザの複数のコピーをまたいでブックマークを同期させる機能など、さまざまな新要素が追加されている。