12月12日日帰り
昭和41年12月12日に中央線に特急「あずさ」が運行開始して50年になります。
そこで記念に「あずさ」に乗って来ようと出かけてきました。
どの「あずさ」に乗ろうかと考えましたが、やはり運行開始した時の「第1あずさ」※と同じ時刻(8時00分発)で、狩人が歌ったお馴染みの「8時ちょうどのあずさ2号で・・・」※の歌があるので、新宿発8時ちょうどのスーパーあずさ5号に乗ることにしました。
※運行初日の処女列車「第1あずさ」は甲府の先の山梨県内の踏切で耕運機とぶつかり運行不能となり、甲府まで戻り甲府からは替え玉列車を仕立てて松本に向かったという不幸な歴史があります。
※電車特急が走る前の東海道線では同じ東京-大阪間を走る特急でも「つばめ」「はと」と別の名前が付いていたし、新幹線開業前の東海道線でも東京-大阪間の急行に「六甲」「なには」「いこま」「よど」「せっつ」など別々の愛称が付けられていました。
その後列車本数が増えて来て特急には出発順に第1、第2と付けられ、準急は1号、2号と付けられました。(新幹線は開業時から号がつけられていました。まるで準急だなと思った思いがあります。)
その後、全国に特急網が整備されたヨンサントウ(昭和43年10月)のダイヤ改正で特急も号に統一され、さらに53年10月からは下りが奇数(1号、3号・・・)上りが偶数(2号、4号・・・)とされました。
ですから現在の「あずさ2号」は松本発6時08分発の新宿行きとなっていて、新宿からは「あずさ2号」には乗れません。
50周年当日の新宿駅は横断幕もなく静かなものでした。
50年前、運行初日の「あずさ」には平日で乗れませんでしたが一足早く10月に運行開始した「あさま」には一番列車に乗りまして、長野のリンゴと記念グッズをもらった覚えがあります。(あずさは中央線対応の改造のため運行開始が12月にずれました)
この日の車内では記念品は何も配られず、50周年を迎えたことと感謝の車内アナウンスだけでした。
お祝いでグリーン車に乗って行きましたが、冷えてはいますが快晴で途中の南アルプスも八ヶ岳もよく見えて快適です。
松本駅も静かなもので、よく地方にありがちなコンコースで太鼓や民謡の出迎えもありません。
やはり開通、開業や廃止、廃線とは違うのだなあと思いました。
最初の予定では、次の日から出かける予定もあり松本で蕎麦を食べて松本城を見て帰る予定でしたが、お気に入りの蕎麦屋さんが定休日で松本駅のコンコースにある案内所からは常念岳方面が綺麗に見えていましたのでアルプスを撮りに行くことにしました。
特に当てがなく大糸線で穂高まで行きました。
駅前の観光案内所に行ってアルプスが撮りたいのだけれどどこがいいかと聞くと、池田町の北アルプス展望美術館があるクラフトパークがいいというのでそこへ行くことにして、まずは腹ごしらえで蕎麦屋に入る。
当地に来たらわさびかなと思ってわさびそばを頼んで、おろしたわさびを少し多めに付けて食べたら美味しかったけれど辛かった。
駅前からタクシーでクラフトパークに行き何枚か撮りました。
クラフトパークからは常念岳が頂上付近しか見えないので、豊科方面へ向かうことにして安曇野大橋のところから何枚か撮り、
大王わさび農園の前を通り豊科駅の西側に行きました。
何枚か常念岳を撮りましたが、南の方からだんだんガスってきたので切り上げて豊科から大糸線で松本まで戻りました。
松本駅構内には今試運転中の新型特急用車両353系が休んでいました。