猛省した私でしたが
看護師さんたちも日々苦笑
しつつお世話してるので
私も乗っかって…

閻魔さまも罪を軽くして
下さらないかな

姿は見たことはないけど
声は聴こえてくる
仲良くなった同室のか方と
クスクス笑ってしまった泣き笑い

何もされてはいない筈なのに

あ〜痛い!イタいよ〜
あぁ~わ〜
い〜イタいーや〜

大声で何が始まった!?
ビックリするのだ

カワイイのは
リハビリさんが言うのに
合わせて?これまた

「はい!」「はい!」と
元気良すぎる返事をする


ある夕飯時
一草さんもご機嫌で
お召し上がりになっておるところ
なにやら騒がしくなってきた

すわっ何事か
でも私はやっとありついた夕飯
箸を止めることなく
耳をそばだてた

どうもそのおじいちゃんの姿が
見えなくなってしまったらしい
暫くして何故か地下階で
無事保護されたようだ

ひとまず看護師さんたちも
胸を撫で下ろして

口々にちょっとの間だった
エレベーター?乗れないのに…
なんで地下まて素早く?

さぁご飯を食べさそうと部屋に行ったら
忽然と消えていたらしい
引田天功か…

認知症の方は足腰が
思ったより達者だったりして
行方不明になったままで
少なくない数にのぼっていると
聞いたことある

問題提起の意義でも
今回もお許しを