とても悲しいニュースを見ました。

ある若い女性が亡くなったこと。

彼女がネット上の誹謗中傷で苦しんでいたこと。









以前、私自身がWikipediaや週刊誌、ネットニュースで書かれていたことを思い出しました。









母のお墓は信仰宗教の霊園にあって

父と兄は無職で、人のお金で生活して


私は台湾人と詐称して

浪費して

精神病で

ストーカーで

フィリピンでAVの撮影をして

自作自演のDV音声を録音して

3000万円の慰謝料を受け取った…etc.








全て事実無根です。







根拠も無く、調べれば簡単に嘘だと明らかになるようなことばかり。

それでも、事実であったかのように今もネット上に残っています。

いつでも、誰でも読める情報として。








デジタルタトゥーと言うそうです。








1日に数百万件のブログ訪問者がいました。

何年も続いた連日の数えきれない悪質コメント。

報道という仮面を被ったデタラメと

メディアという威を借りた輩達が作り上げた虚像に対してのコメントが殆どでした。









私自身は自分の撒いた種、自業自得だったとしても、

私の家族や親族、友人や仕事関係者にまで及んだ誹謗中傷は有名税という言葉では片付けられません。

明らかな名誉毀損であり、プライバシー侵害でした。









当時の私は、無視したり、毅然と反論することができませんでした。

誰に何を伝えたら真実が届くのかがわかりませんでした。

心も身体も限界でした。








もう目を覚ましたくないと思っていました。










時が経って…








後から振り返ると、その誹謗中傷の発信者達は、私の人生にとって、全く価値の無い人達でした。









名前も顔もわからないような、あなたの人生のエキストラ達に振り回されないで

彼らは、自分の親や子供、友人達や周囲に、自分がしていることを胸を張って言えているのでしょうか。

実名を出さないということは、そうではないということ。

卑怯で卑劣で低俗なそんな人達は、あなたの人生において、名前を付ける必要も無い、その他大勢。

彼らの言葉は台本には書かれていない、あなたの人生のストーリーを構築していく上で全く意味を無さないもの。








記憶するにも値しない、無価値なもの。









今、苦しんでいる方々に、そのことに気づいて欲しいです。









簡単ではないと、わかります。

偉そうに言っている私自身も、人間不信になって、人に会うのもSNSに関わるのも怖かった時期が続きました。








娘の母として、堂々としていたい。

娘が、自由にのびのびと遊べる環境を作りたい。









そう考えて、4年前に、リハビリのつもりでインスタを始めました。

それでも、名前も書かずに、サングラスをかけるか、横顔だけの写真を上げるのが精一杯でした。

周りから見たらどうでも良いようなこと。

私にとっては、大きな葛藤でした。

昨年やっと、6年半ぶりにやっとブログを再開しました。










「なんで、ママのラインのアイコンは、お花なの?」

先日、娘に聞かれて、顔写真を見られることが怖かった当時を思い出しました。今では笑い話。









日本中に嫌われていると思っていました。

でも、そんなことなかった。

自意識過剰になっていた。

私のことなんて、知らない人ばかりだし、コメントを送った人は内容なんて憶えていない。







私にとって彼らが、どうでも良いように

彼らにとっても、私はどうでも良い存在。








…私は一体、何を苦しんでいたんだろう










どうでも良い人達の為に無駄な時間を費やさないで。

自分の人生の舵を自分で取ってください。










本当に大切な人だけを大切にしてください。

どれだけ一緒の時を過ごしても、大切な人を失った時には、まだまだ足りなかったと必ず思うから。本当に大切なことに時間を使ってください。  









このようなことの犠牲になる人が居て良い訳がない。

2度と繰り返されないで欲しい。

ご冥福を心からお祈りいたします。