今日は猫の日ということで

猫たちの思い出話を綴ってみようと思います。

今まで知り合った猫たちのエピソードをあげたら

分厚い本になりそうですが

まず思い浮かぶのはタケゾーとメイちゃんのことです。

子猫だったタケゾーは藤沢で保護され、

うちに来ることになったのは

雨が降りしきる薄暗い日でした。

相模大野まで受取りに行き

ケージを膝に載せて小田急線に揺られて帰って来る途中

電車が多摩川を越えたあたりで雨が止み

丹沢方面の空が、少しずつ明るくなってきました。

それを見たら

この猫がうちに来たら、色々な事が変わる気がする

と何となく思ったのでした。

うちにに着いてケージから出たタケゾーは

少し辺りを嗅ぎ回ったあと

リビングの椅子に飛び乗って丸くなり

爆睡しちゃいました。

これを見て家族一同あっけにとられ

「こりゃ大物だ！」

その少し前、やはり子猫のメイちゃんが渋谷区の富ヶ谷で保護され

動物病院を通して、うちの子になっていました。

その少し前、私の分身のような

その名もエリザベスという猫が天寿を全うし

珍しく猫不足になったもので。

メイちゃんを保護したのは２０代半ばの優しいお姉さんでした。

彼女はなぜかその頃、立て続けに猫を保護してしまい

実家暮らしだったので父上が見かねて

「もうこれ以上、動物をうちに入れてはダメだ！」

と宣言されたのです。

そのお宅には犬がいて、目が不自由な老猫がいて

そこに子猫を２匹保護してしまったので

父上のご心配も分かります。

２匹のうち１匹は何とか飼うことを許してもらったので

あとの１匹は貰い手を探すまで置いて欲しいと

父上に懇願したそうな。

うちが引き取ることになったとき

たぶん５月生まれだから「メイちゃん」とう名前にする

と連絡しました。

うちに来たお姉さんはケージを抱えて号泣し

「よろしくお願いします」という言葉も途切れ途切れ。

そして、これを渡してくれました。

無印良品のアルバムに

保護してからそれまでの記録をきめ細かく記してくれたのです。

今日、改めて開いてみて

こんな日もあったのか！

と懐かしく思い返しました。

メイちゃんはそれまでお姉さんの部屋から出ないように

ほぼ隔離されていたので

うちに来て、自由に部屋を出入りできる

しかも他に先住猫も犬もなくて

自分一人（←人間以外）気ままに暮らせると分かってから

姫様というより女王のように

その権力を欲しいままにしていました。

そこへタケゾーがやって来たのです。

最初はタケゾーを見て

「なによ、ここは私のお城よ！よくって？」（←ベルばら風）

と怒りました。

しかしタケゾーは、全然気にする風もなく

鼻歌まじりで（←と見えた）

メイちゃんの周りをグルグル回り

何周目かでわざとメイちゃんにぶつかって

吹っ飛ばしました。

動物病院でこの２匹はほぼ月齢が同じと判明したのですが

何しろタケゾーは洋猫のミックスか？身体が大きく

典型的な和猫のメイちゃんは簡単に吹っ飛ばされました。

ほぼ一日で勝負はつき

以来メイちゃんはタケゾーに近づくことなく

マイペースで暮らすことになりました。

それでも最後まで一緒に暮らしたので

縁は不思議なものだと思います。

今回掘り出した写真。

右はタケゾー

人見知りしないでお調子者、お喋りだったので

数々の珍事を巻き起こしました。

左手前がメイちゃん。

人見知りで引きこもり

タケゾーと正反対の性格だったので

あまり良い写真は撮れませんでした。

でも私のアイコンは桃ネットを被ったメイちゃんです

これは前の家の物干しで

手前はタケゾー

奥はいつの間にか家猫になったハルちゃん。

左端から西洋朝顔が這い上がっているので

いつかの秋の日ですね。

タケゾーとメイちゃんにはブログを始めた頃から

たびたび登場して貰い

お陰で猫友さんが増えました。

その頃から今もずっとご訪問頂いているブロ友さんには

感謝多謝です。

猫ブログでなくても

実は気が付かないだけで、意外と猫繋がりだったり？

不思議なご縁で繋がっているのかもしれません。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。