午前中、掃除のついでに実家の古い下駄箱を開けました。

ずっと使っていないので中身は分かりません。

例によってゴタゴタと古い物が押し込まれており

それを「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」に分けながら堀り進んでいくと

奥の方から奇妙な金属片がコロンと出てきました。

箱に入っているわけでも

紙に包んであるわけでもなく・・・

何だろ、これ???


空をみる人
    これです!

持ってみるとけっこう重い。長さ12cmくらい。

表面に赤い塗料が塗ってあったらしい。

元の形は分からないけど

側面は何か凄い力が加わって破壊、

というか断裂したような感じ。


空をみる人

裏側はサビてますが縦横にスジが入ってる。


空をみる人

その部分を拡大したもの。

片側に細かいスジが入ってる。


これは・・・

もしかしたら・・・焼夷弾のかけらでは?

太平洋戦争のとき、東京も「B29」という

米軍の飛行機で襲撃され一面、焦土になったのです。

昭和20年5月の空襲で赤坂、青山、神宮前などは壊滅的な被害にあったとか。

うちの一族もその空襲を経験し地獄絵図を目撃することになったようです。

その頃の焼夷弾のかけらをとっておいたのか?


私がブログを始め、

遊び心で「昭和ごっこ」という古い物を出して

撮影することをやりだしてから、

改めてうちの一族が

「こんなものまでとっておく」派だったと知ったわけで

ブログを読んだ方々から、驚きのメールをいただきましたが

驚いているのは私も同じ!


もしも焼夷弾だったとして

どうしてそんな物をとっておいたのか?

あらゆる意味で訳がわかりません。


折りしも今日はクリスマスイブクリスマスツリー

その日を選んで、この金属片が私の手の中に

滑り込んできたような気もして。。

今年は大震災に見舞われたことで

特別な年になってしまいました。


そんな年のクリスマスイブにかつての戦争のかけら・・・

平穏な一日がどんなに大切なものか

改めて教えてもらったような気がします。

大人も子どもも、みんなにとって

どうか今夜が素敵な夜でありますように、と

ちっちやな声でつぶやきます。

メリー・・・メリークリスマスクラッカー


空をみる人

水槽の中のサンタクロース

新宿サブナード入口にある大きな水槽に

熱帯魚に混じって

なぜか木馬に乗ったサンタさん

小さな子はお父さんに肩車してもらって見てました!