ナルシスト☆ナイト
鳥の囀る樹木から
静かな月に至る迄
此処の何処かには
言葉に表せない程
合図や所作や吐息
そのものだけで他
何も無い夜道の中
よく耳を澄ませると
波長の合った猫達の
ゴロゴロと吐く息が
聴こえてくるのです
なんて素敵な散歩道
今回は私の自意識過剰日記を書こう
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そろそろ暖かくなってきたので
昨夜過ぎに散歩をしていたら
背後から、ハァハァと息遣い荒い男の
足音がどんどん近付いてきた。
後ろを振り返るのも怖いので
早歩きをし
しかもこの人、男だったんだ!と
思わせるようにわざと大股ガニ股で
ガシガシと男らしく歩いてみた。
それでも随分接近してきて
ハァハァ声も耳の近くに!
たすけてー!と思ったら
そのまま真横を通り過がり
ただの一生懸命マラソンをしている
健全男子であった。。
その時、私が私に言った
自分はあのジャージ男に
襲われるとでもお思いでしたか?
自分なんかが
あのジャージ小太りメガネに
性的魅力のある人間だと思われたとでも?
何様ですか?と問い掛けました。
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まだ春風の冷たい3月
全くの自意識過剰でございました。
去年の夏にも似たような事がありました。
深夜、家の前を歩いて行くと
突き当たりに高層マンションがあり
2階の一室に明かりがついていて
ベランダ窓が全開で
上下に揺れる男性のシルエットが、、
私が近付くにつれ
そこからハァハァの音が
どんどん大きくなっていくのです。
最初は大型犬か?とも思ったけど
成人男性の声なので、これはもしや
ここ最近すっかり見掛けなくなった
懐かしの露出狂だ!と思い
睨みつけてやろうと
再度、2階を見てみたら
暑いのか窓全開で息を切らし
必死でトレッドミルを走っている
角刈りタンクトップでした。。
そして私が私に呟いた
おいおい、彼は健常に
運動をしているだけではないか
それを自分は偉そうに
睨み付けられる分際ですか?
角刈りソース顔が自分に興奮したとでも?
何様ですかと問い掛けました。
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蒸し暑い沈黙がのしかかる7月
絶対なる自意識過剰でございました。
ハァハァばかりな下ネタ風味で
ごめんなさい
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世の男性諸君
お静かにトレーニング願います
君達のその桃色吐息のせいで
私のような自意識過剰女が
誤作動してしまいます
何も無い夜道の世界
よく耳を澄ませると
歩調の合った男達の
ハァハァと吐く息が
聴こえてくるのです
なんて不快な散歩道
人はそれほど他人に
興味はございません
自尊心もほどほどに







