産業組織論は、企業戦略と社会厚生を分析する、ミクロ経済学の応用分野で、
「消費者の利己的な行動を前提に、企業はいかなる戦略をもって利潤を最大化するか」
「利潤最大化する企業の行動は、社会にいかなる影響を与えるのか」
「社会への厚生を最大化するために、いかなる政策が望ましいのか」
といったことを、理論的に分析する学問です。
経営、マーケティング、政策を考える基礎になる理論を含んでいるので、
これらに興味のある人にはオススメです!
以下に具体的な話題の一例を挙げます。
<独占や寡占企業の戦略>
どんな競争によって、どんな価格や生産量が設定され、社会余剰はどうなるかわかります。
独占企業の利潤最大化行動は、いろんな場面で利用されます。
<価格差別戦略>
企業は顧客を分類して、それぞれの顧客に別の価格設定をすることで利潤を高めます。
価格差別の理論で以下の現象が説明、利用できます。
・映画料金が大人は1500円で子供が1000円、なんで?
・遊園地で入場料をとった上で、アトラクションごとにまた料金をとる、なんで?
・プレステ3は原価より安く販売、なんで?
・携帯料金のプランは数多くある、なんで?
<広告戦略>
広告には大きく「商品を認知させるための広告」と
「商品に魅力を感じさせるための広告」の2種類があります。
これらの違いを用いて、広告の効果や影響を考えます。
<情報の非対称性>
情報を知っているか知っていないかで、消費者の行動が変わります。
その結果、企業利潤や社会厚生はどうなるのか、どう戦略や政策を考えるか、などを分析します。
たとえばこんな感じです。
ゲーム理論や、情報の経済学の要素も入っていることが分かると思います。
ビジネスにおける戦略や政策に対して理論面からアプローチするわけです。
あとの堅い説明は wiki さんの力をお借りしておきます。
今年度具体的に扱う内容についてはこちら をご覧ください。
難しく聞こえるかもしれませんが、駒場のミクロ経済学がそこそこ分かれば大丈夫です。
ACやMCや需要曲線などに聞き覚えがあり、それらの書かれたグラフを見て、売上や利潤を表す範囲がそれとなく分かれば問題ないです!
1~2ヶ月すればすぐ慣れます。
慣れるまでは、4年生が責任もって教えます!