WindowsXPとAndroidタブレットを繋いで
実機デバッグできるようにする。
今回の場合、msi windpad (Enjoy 10 PLUS-029JP)の例で記述
基本的に企業からドライバーがでていないものはこの方法でいけるはず。


前提条件として

①JDK(JREでもいい)のインストールが済んでいる。
②Eclipseのインストールが済んでいる。
③AndroidSDKのインストールが済んでいる。
④AndroidSDKでUSB Driverのインストールをしている。


条件を満たしていたら下記の順で環境を作る。
①USBドライバー(android_winusb.inf)に対象のタブレットを登録する。
②adb_usb.iniにベンダーIDを登録する。
③接続の確認


細かくは次へ


①USBドライバー(android_winusb.inf)に対象のタブレットを登録する。

1:まずベンダーIDとプロダクトIDを確認する。
※確認方法
タブレットとXPをUSBで繋ぐ。(新しいハードウェアの接続が聞かれたらキャンセル)

コントロールパネル>システム>ハードウェア>デバイスマネージャーを開いて
対象のタブレットのプロパティを表示する。(基本は?マークになっている所にある)
プロパティを表示したら詳細タブを見る。
そこにあるVIDがベンダーID、PIDがプロダクトIDなのでそれをメモ帳などに書いておく。
(VID,PID,の次にMIというものもあればそれも書く 例:wind padだとVID_1462&PID_10B9&MI_01)


2:確認した各IDを、AndroidSDKからインストールした
 USBドライバーに(android_winusb.inf)登録する。
※登録方法
インストールしたAndroidSDKのフォルダ\android-sdk\extras\google\usb_driver
へ行き、android_winusb.infをデスクトップにコピーする。(直接書いてもよいがコピーを推奨)

インストールしたAndroidSDKのフォルダ\android-sdk\extras\google\

へ行きusb_driverフォルダをデスクトップへコピーする。(直接でもよいがコピーを推奨)

コピーフォルダ内にあるandroid_winusb.infをメモ帳などで開き、①で確認した各IDを登録する。


登録箇所は
 [Google.NTx86]
 [Google.NTamd64]
の二つ。


各2箇所の下に下記記述のように書いて上書きする。
%SingleBootLoaderInterface% = USB_Install, USB\ベンダーID&プロダクトID
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\
ベンダーID&プロダクトID(MIがあればプロダクトIDの後ろに記述)


例:wind padだと
%SingleBootLoaderInterface% = USB_Install, USB\VID_1462&PID_10B9
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\
VID_1462&PID_10B9&MI_01


3:ドライバーをインストールする。
2で作ったandroid_winusb.infを使いUSBドライバーをインストールする。
コントロールパネル>システム>ハードウェア>デバイスマネージャーを開いて
対象のタブレットのプロパティを表示する。(基本は?マークになっている所にある)
ドライバーの更新をし、android_winusb.inf
を指定してインストールする。


問題なく終了したら②へ。



②adb_usb.iniにベンダーIDを登録する。
Documents and Settings\ユーザー名\.androidにある
adb_usb.iniを開き①で確認したベンダーIDを登録する。
登録の仕方は 0x + ベンダーID で記述。
また記述する場所は一番最後でいい。


例:wind padだと
 0x1462
上記を一番後ろへ記述


書けたなら上書き保存して③へ



③接続の確認
コマンドプロンプトを起動して
インストールしたAndroidSDKのフォルダ\android-sdk\platform-tools
へ移動してADBを起動しdevicesを確認する。


具体的なコマンドプロンプトのコマンドは下記。


cd インストールしたAndroidSDKのフォルダ\android-sdk\platform-tools
adb devices


その後表示される結果の
List of devices attached
の後に何か表示されていれば接続ができている。
※Eclipseを起動してDDMSを見てタブレットが表示されているか確認でもよい。



後はEclipseで実行やデバッグすれば実機で確認できる。


※追記

実機側の設定>開発者向けオプションで

「USBデバッグ」をオンにしておく。


あと好みだが、時間たつとロックされるのが面倒なので

同じオプション内にある

「スリープモードにしない」もチェックしておくほうがよい。


それと設定>セキュリティにある。

「提供元不明のアプリ」にチェックをする。

※これは作業がおわったらチェックを解除しておくこと。