友だちのご家族の話を聞いて、
少し、心にヒビが、壊れてしまっているようだった

大変そうだ



ひとりで留学したときのこと、
さみしい、こわい、ことばがわからない、がんばらなくちゃ、なにを?、がんばらなくちゃ、がんばらなくちゃ、
毎日そんなことを考えていて、
でも、あるとき、だめだ、こんなことばかり考えてたら心はこわれる、こわれたら、たぶん元に戻るためにものすごい時間と労力がかかる、と、
現実的な重みを持った危機感がやってきて、

こころは、こわさないようにしよう、と決めた。






親友が言った言葉で、とても嬉しかったこと


「白猫は、すごくしなやかで健全だと思う。私の友だちは、悩みすぎて、考えすぎて、元に戻れなくなっちゃった子が何人かいるけど。白猫は、どんなに悩んでも、最終的には、必要じゃないものは切り捨てて、きちんと生きていくから。強いと思う」



私は、自分のことをとても心が弱い人間だと思ってたから、そんなふうに言ってもらえて嬉しかった。






近くにいた人が、自分のことを、さりげなく、深く傷つける人で、
限界を感じて、そこから去った話を、先輩にしたら、



「それは、あなたの両親の愛が勝ったんだと思うよ。きちんと愛されて育ったから、あなたを嫌な目に合わせる人のところから、自分はこんなところにいちゃだめだ、と思って、逃げることができたのよ」




と言っていた。
わからないけど、そういうのがあるのかな。

苦しくてうまく眠れなかった日に、夢の中に、父と、飼い猫のミミがでてきて、
「大丈夫だよ、ほら、ミミも連れてきたよ」と父が笑って言い、目が覚めて、私は、泣いて、泣いて、泣いて。



守られているのかもしれない。







悲しいこともある
落ち込むこともある
不安になることもある


綺麗なこと、
嬉しいこと、
ワクワクすることもある





両方あるのを忘れずに、
なるべく、いつも両側を見られるように、
バランスを必死でとりながら、
綱渡りをするのである。