今日、礼拝の後で何人かの人から「ピトチくんがPAやってくれて助かっています!」とか、「励まされます!」などのお褒めの言葉を頂いた。
母親になると自分が褒められるよりも子供達が褒められる方が嬉しいわ!

ピトチのPA歴もいつの間にか1年以上になる。
いつ頃からか知らないけど、ピトチはF・キッズが終わると第二礼拝のPA席にチョコンと座って、小さな頭に大きなヘッドホンを着けてニコニコ笑っているようになった。
もともと機械が好きなことと、ピトチが「年の離れたお兄さん」として慕っているライオン先生のそばに居たいと思ってPAの席に座るようになったらしい。

家にあるような家電と違ってPAの機材はいろんなスイッチやメモリが付いているから、機械好きなピトチにはものすごく魅力的だったんだろうな。
F・キッズが終わるとヒカやお友達はゲームをして過ごすのに、「オレ、PAの方がいいからゲームは持って行かない。」と言っている。
あの、2歳の時から「ゲーマー」で通っていたピトチが!
日曜日になるのをとても楽しみにしていて、運動会とかで礼拝に行けない週は「今日のPAは誰かな?オレが行かなくて大丈夫かな?」とか言っている。
土曜の夜は、「明日はPAがあるから早く寝よう!」と、まるで遠足行くみたいだね。

最初私はピトチが遊び半分であの席に座っているのかと思い、「ピトチ、PAは遊びじゃなくて大切な奉仕なんだから、子供のあんたが居たら邪魔なんじゃないの?」と言っていた。
ピトチは赤ちゃんの頃から教会の人たちに可愛がられて育ったから、教会を我が家のように思っていて、教会の中では遠慮しないところがあった。(アットホームってやつね。)
それはそれでいいことなんだけど、ピトチを知らない大人の信者さんがPA席に座っているピトチを見て、「なんで子供が大切な礼拝でこんなところに座ってるんだ?」って不快に思わないか心配だったのよね。
だから「もうあんまりあそこに座らない方がいいんじゃない?」って聞いたら、「オレは遊びで座ってない!」と涙ぐんだ。
普段あまり自分の主張をしないピトチが「オレはPAまじめにやってるんだ!」ときっぱり言い切る姿を見て、「子供ながらに自分の賜物を活かして神さまに仕えようとしているんなら、もうピトチの好きにさせてあげよう。」と思った。

でも、PAは教会の中で大切な奉仕であること、ピトチがいじってハウったり、音が聞きにくかったりすると聖霊の流れを留めてしまうことになるから、やるからにはいつもしっかりやって、お兄さん達がやっていることをしっかり覚えていつかは一人でも機材がいじれるようになること、機械にばかり気を取られていないで礼拝に出席するからにはメッセージもちゃんと聞くこと、などを約束させた。
いつもお茶らけているピトチもこの時ばかりは真剣に話を聞いていた。

それ以後もピトチはほとんど毎週PAの席に座り続けている。
礼拝中は私もスピーカーから流れる音に神経を尖らせるようになった。
音が小さかったりハウったりすると、帰り道で「今日はちょっと音が小さかったね。」とか「なんであそこでハウったの?」とか聞くようになった。
ピトチは普段は口下手なのに、この時ばかりはすごく熱心に状況をあれこれ話してくれる。
私は機材のことはよくわからないくせに、「音のボリュームは話している人とマイクの距離を常に見て調節すればいいんじゃない?」とか、「先生がマイク持ったままスピーカーの前に行こうとしたら即座に音を下げればハウらないんじゃない?」とか無理な注文する。
それに対してピトチはピトチなりに持論を持っていてあれこれ反論してくるので、話をしていて楽しいのよね。

あれこれ話しをする度、最後には「PAをやるからには『ピトチがPA席に座れば絶対にハウらない。』とか言われるようなPAのプロを目指すくらいの意気込みでやりなさいね!」と注文をつけると、ピトチは「え~ぇ!そんなの出来るかなぁ?」を言いつつもまんざらでもない様子。
昔ミクタムのミュージックセミナーに行った時、小坂忠先生が「礼拝奉仕者はその道の達人と呼ばれるように普段から練習をしっかりやらなければいけません。(歌でも楽器でも音響でも。)神さまに捧げる礼拝なのですから、力を尽くして最高の物を捧げましょう!」と言っていたけど、本当にそうだよね。
どうせやるならそこまでやって欲しいと思うのは親のエゴか?信仰か?

なにはともあれ、継続的にPA席に座るようになって、ピトチは機材の操作もだいぶ覚えてきたらしい。
そして、もう一つ嬉しいことに、毎週PA席に座って礼拝に出席することでピトチは大人のメッセージもだいぶ分かるようになってきたらしい。
帰り道や普段の生活の中で、「メッセージで~っていう風に言ってたけど、あれって~いう事だんでしょ?」とかピトチなりに解釈して話してくれることが増えてきた。
まさに「門前の小僧、習わぬ経を読む。」だわね。
ピトチ流に言い換えると「PA席のピトチ、習わぬPA機材を操作し、メッセージを適用する。」ってところかしら?
「負うた子に教えられる。」っていうふうにならないように、私もしっかりメッセージ聞いて頑張らなきゃね!