学生時代。たまーにだけど、放課後職員室で先生と雑談をすることがあった。「テレビで聴くあの曲、かっこええなぁ。」夢中になっていた刑事ドラマやアニメのテーマ曲、あれやこれやを数え上げていたら、「大野雄二の作品だね。」
ドラマや映画を味わう視点に、音楽という要素が加わった。それをはっきりと意識したのは、この時からだと思う。ただ漫然と享受するだけでなく、誰の作品によるものかという視点。それが監督であれ、脚本であれ、意識してみるということ。先生は教えてくれた。
数学の公式は忘れてしまっても、こういった言葉は記憶に残っている。そうして、そんな積み重ねが、今の私を形作っているんだろうな。ギターを弾く数学教師、その愛称は’のっち♪’。忘れられない恩師である。
このテーマ曲も、かっこよくね?子どもたち曰く「ルパンみてぇ~!」。同じ大野作品だものネ。ドラマの方は、その映像センスもシブかった~
バキューン、バキューン、バキューン、バキュ~~ン。拳銃の音と共に画面が縦に4分割され、それぞれの刑事のキメのポーズが出るタイトルバック。 懐かしく思い出します。(2009年のエッセイ『のっち♪』より)