П 激うまウイスキーといえば… サントリーウイスキー トリス(エクストラ)79.48 | 御殿場高原ブログ ~禁煙に失敗したら即閉鎖することを約束させられたブログ~

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П 激うまウイスキーといえば… サントリーウイスキー トリス(エクストラ)79.48
 

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750ml、870円~、40%
間違いなくオリジナルよりも美味くなってるし!
オリジナル同様に甘い香りと甘い味わいが持ち味です。
しかしその香りも軽くスコッチめいたヨード臭を残すも、すぐに熟したリンゴ系の香りが顔をみせます。
樽の風合いを香りにあまり残さないことが、安価な作品ではむしろ良い方向に働いていたようです。
その個性は味にも見られます。
口当たりから甘味に厚みが感じられ、これが後味にみせるアルコールの辛味へと綺麗に移行します。
余韻にも甘味がじっくり残り、すこし甘口バーモントカレーの味わいを思い起こさせたりもします。
樽の風合いや、枯れた苦味は少なく、しかし熟成期間の短さが生々しい果実味を思わせる丸みある味わいを残します。
本当は糖分混ぜているのではないかと疑い、裏面を見てみるも、やはりそこは、モルト&グレーン。
サントリーはずるしません。
いやいやこの価格でこの味わいなら大満足ですよ。
水割りでは柔らかさが増すも、やはり甘みはしっとり残ります。
むしろアルコールの辛味が抜けた分だけ、甘みの質感がより滑らかになり、じわっと染みいるようないくらかの酸味も感じられるようになります。
さらにはこの甘味、ロックにしても潰れることなく、むしろ張りを生み出す始末。
少しジュースのように思えるのは、熟成感や樽の風合いを残すからであり、これもまた魅力であるかもしれません。
満足度こそ、ウイスキーの貫禄に欠ける分下げざる生えないものの、単純な美味しさではなかなかのもの。
いやはや、困った作品です。
安価なウイスキーでは、熟成感を残さない淡麗すっきり系のニッカクリアブラック、そして熟成感を残さない旨味ポッコリ系のトリスエクストラというところでしょうか?
新しいカクテル作りには、意外と使いやすい作品になるのかもしれませんよ。
ただしメーカーお勧めの飲み方はハイボール。
しかし炭酸の辛味とウイスキーの甘味が調和せず、甘みが炭酸の辛味とのコントラストで滑っと浮かぶ印象に。
安いお酒らしい飲み方ながら、ちょっと違う気が・・・。
でももっとカジュアルにコーラ割りとかだと、こりゃまたカジュアルにも程がある味わいが生まれて悪くないのです。
まあ、いずれにしても安いからいろいろ楽しめますね。
これ、180mlのミニボトルがあるので、結構買ってしまいそうな予感・・・。