Topic03

「他人家族」

不登校、障がい児、血縁関係を超えた4人の子どもと4人の大人が大分の田舎で暮らしているってどういうこと?

について、ひろみさんにお話を聞くことができました。

 

始まりは大分、耶馬溪のある民宿「耶馬VIVA」。

民宿運営されているご夫婦、おーちゃんとハナエさん。

二人の間には0歳の息子さんがいて、滑脳症という難病を抱えています。

そして、シングルマザーのゆきのさんと男の子2人。

今年の4月から、ひろみさんと息子さんが合流して、

血縁関係を超えた「他人家族」として共同生活をされています。

 

 

 

私がひろみさんに聞きたかったのは、

「価値観の違いや家事分担の仕方、いろいろなところでトラブルにならないか?」

「ずっと人がいてガヤガヤしていても平気?1人になりたい時はどうしているの?」

といったところでした。

 

ひろみさんはみんなと暮らす中で

責め」をなくすことを意識しているとお話ししてくれました。

 

自分を責めない。

他人を責めない。

 

責める気持ちが出てきたなら、

どうしてその気持ちになったのか紐解いて考える。

話し合う。

 

我慢、ストレス、責め

 

それらを根本的に疑っていく。

 

その気持ちはどこからきたの?

いつ、どこで作られたの?

 

私は、

「誰かがイラッとしていたらどうするんですか?」と聞きました。

 

ひろみさんは、

「あなたがイラッとしているように私は感じて、いま心が緊張しています。って伝えるかな。」と答えてくれました。

 

 

相手がイラッとしたかどうかは問題ではなく、

あくまでも自分がどう感じてどういう心の状態になっているかが大切。

 

話し合って、緊張をひとつずつ解いていく作業をずっと繰り返すのだそうです。

 

日常的に話し合いがたくさん行われ、お互いに、セルフでも、いつもカウンセリングをしている状態。

 

 

すごい。24時間ずっと実践トレーニングだな、と思いました。

ひろみさんも、「これはトレーニングだ」と言っていました。

 

共同生活はついつい「対価交換」を意識しがち。

これをしてもらったから、これをしてあげる。

 

でもそれは戦後から教わってきたやり方で、その考え方だと争いを生んでしまう。

 

そうじゃない生き方をするのが本当の調和であり、難しいところ。

 

そう言っていました。

 

 

子どもたちはすぐに順応するそうなので、

 

やっぱり共同生活の肝は

「お母さんお父さん」の意識改革。

 

 

これは実際に行って感じてみるのが一番早いなと思い、

 

5月下旬から1週間ホームステイさせてもらうことにしました。

 

 

次回

\topic04/

「他人家族」に1週間ホームステイしてみた⭐️

お楽しみに🎵