昨年末より、作曲家の歴史マンガや音楽の書籍の貸し出しサービスを在籍生対象に始めました
作曲家の伝記マンガはいくつかの出版社から出ていますが、著名な作曲家のマンガをシリーズで揃えたかったのでドレミ出版の物を選んで購入
私も一通り全部読んで楽しみました
知らないエピソードも多く勉強になりましたw
歴史マンガって面白いですよね
小学生の時「卑弥呼」などの歴史マンガが教室に置いてあってよく読んだ記憶があります。
教科書で勉強するよりもすんなり内容が頭に入ってきたりするんですよね
マンガは賛否あると思いますが、子供が興味を持つきっかけとしては最高のツールだと思っています
私は少女漫画の「あさきゆめみし」を読んで源氏物語にハマり、源氏物語を読んだり調べたりした経験があります。
マンガは侮れません
ベートーヴェンやモーツァルト・ショパンなど、音楽の教科書や音楽室に肖像画があるので名前と顔は知っている...という子供は多いと思いますが、その生涯や時代のことまでは学ばないし学ぼうと思うタイミングがないと思います。
だからこそマンガを通して作曲家について触れて、そこから興味を持ったら調べてみる・先生に聞いてみるなど、音楽や作曲家について知りたいと思う気持ちがほんの少しでも芽生える生徒さんがいたら嬉しいなぁなんて思っています
クラシック音楽を楽器で演奏・表現するにあたり、作曲家や時代背景などを学び、理解を深めることはとても大切なことです。
「子供の習い事レベルだから」とか「趣味でやってるんだからそんなに真剣になる必要ない」と思っている方がいたら、それは大間違い
音大生やプロの演奏家の方々が学ぶような内容や情報の質は必要ないかもしれませんが、音楽を奏でる上でイメージを膨らませる材料が多いことはとても強みになります
例えば、私が子供にワルツの曲を指導する時、
「舞踏会ってどんな雰囲気だろう?」
「昔の人はどんな格好(ドレス)で踊っていたかな?」
などレッスン中にお話をしながらイメージを膨らませてあげる作業をすることがあります🎻
些細なことでも音色が変わったり表現の幅がグンっと広がるんです
昔のブログにも書いたかもしれませんが、私が小学生時代にお世話になっていたピアノの先生は「タンゴ」がどんなダンスなのか私にイメージさせるために、わざわざ赤いワンピースに着替えて造花の薔薇を口に咥えて踊ってくれたことがありました
そこまでしてくれる先生はなかなかいないと思いますが
私はそのタンゴの曲をカッコよく弾けるようになり、とても好きになったことを覚えています
かっこよく弾けたから・綺麗に弾けたから、嬉しかったり楽しかったり楽器のことが好きになったり、そういった経験はとても大切だし幸せな経験だと思います
イメージを膨らませる材料として、音楽に興味を持つきっかけとして、このマンガたちが少しでも役に立って演奏がもっと楽しくなってくれたら嬉しいです
また、子供向けのマンガだけでなく大人向けに私の持っている音楽に関する書籍も貸し出しをはじめました。
図書館に行ったりわざわざ買うほど興味はないけれど、レッスンのついでに借りれるなら読んでみようかなぁと思う方もいるかなと思い、メンテナンス本やストラディヴァリウスについての本などを中心に貸し出しコーナーに置いています📚
私は読書が得意ではなく活字を読むのが苦手なのですが、本が嫌いなわけでないので「読んでみたいと思う本」はたくさんありついつい買ってしまいます
結局ちゃんと読めてない本ばかりなのですが
そんな可哀想な本たちが少しでも日の目を見てくれたら嬉しいですねw