The Great Family | 三浦半島デジカメ便り(mirror)

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おもに三浦半島で撮ったデジカメ写真。 四季折々の花や海。旬の風景を紹介します。 本家→http://helvetica.blog2.fc2.com/

桜鳥+
3月11日に起きた東日本大震災 から今日、5月11日で2ヶ月が経ちました。
あらためて、犠牲になられた方々の ご冥福をお祈りします。
どうか、安らかに。

magritte1963大家族
ベルギーのシュルレアリスム画家マグリットの代表作の一つ、
【The Great Family】『大家族』(1963年作)。
この作品が描かれた前年の1962年にはキューバ危機が起こり、米ソの緊張関係は核戦争の寸前まで達した。
この絵の暗く不穏な空に、冷戦の激化に緊張するマグリットの不安があり
鳩型にくり抜かれた白い雲の浮かぶ青空に平和への祈りを込められていると見るのは安直すぎるでしょうか。

鳳凰雲
「国策」としての原発を、国民も享受してきたのだから、という論調も見受けますが
原発が日本に導入された1954年に、
選挙で議員を選ぶように発電方法を選ぶ国民投票があったわけではありません。
中曽根康弘正力松太郎による、原発から核への布石とする軍事転用の思惑があった事を知るべきです。

1954年3月2日、改進党の若き代議士・中曽根康弘によって日本の国会に始めて原子力予算が上程された。両院議員総会で、科学技術研究助成費のうち、原子力平和的利用研究費補助金2億3500万円、ウラニウム資源調査費1500万円、計2億500万円の予算案提出の合意に達し、予算の名称は「原子炉築造のための基礎研究費及び調査費」と決定した。翌3.3日の衆議院予算委員会に、全く突如として自由党・改進党・日本自由党の三党共同修正案として提出され、3.4日の衆議院本会議で提案趣旨説明が行われ、予算案は修正案も含めて一括採択された。
 4月、予算案が可決され、「原子炉築造のための基礎研究費及び調査費」(この時の原子力予算は235億円ともある)。が認められた。以降、日本の原子力政策は巨額の税金を「利権として吸い上げる」構造的汚職の巣窟と化して行くことになる。

日本に於ける原子力政策史その1 より

2010年10月3日にNHKで放送された「スクープドキュメント “核” を求めた日本 ~被爆国の知られざる真実~」 という番組でもその辺りの事に触れられています。

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