毎日Voicyを収録する事が日課になり、気づいたらブログが疎かになっていました。Voicyは練習後に歩きながら収録できて楽ちんです。対するブログはある程度落ち着いた時間が無いと書けないのがネックです。最近は午前と午後に練習があったり、日によっては昼間にパーソナルをやっていたもんですから移動中にコンテンツを作れるVoicyさんは偉大です。

今回のブログはセルビア、ベオグラード編に続き2回目の海外編です。今回行くのはドイツ、フランクフルトです。現在僕は無所属で、皆さん知っている通りモンテネグロ3部のチームの練習に混ぜてもらってる状況でした。そこから周りの方々が動いてくれて(ずっと動いてくれていますが)今回ドイツ5部のチームに1週間練習参加する事になりました。感謝です。

今のところ僕が練習参加するチームは2チームです。
1つはFC BAYERN ALZENAUという4部、5部をいつもいききしてるチームに行きます。ここは来季サイドバックも探していて、4部復帰を目標にしてるチームです。どのポジションでプレーしても縦への魅力を出せるのが僕の良さなので、サイドバックでも何でも自分の良さを出せる自信があります。参考までにこのチームはあのバイエルンミュンヘンとは全く関係ないそうです。笑


FC BAYERN ALZENAU





もう1チームはFC GISSENというチームです。このチームは5部リーグ2位です。



FC GISSEN




そもそもドイツリーグは1部にブンデスがあり2部、3部とあります。ここまでがプロリーグで4部、5部はセミプロリーグになります。セミプロと言っても10代や20代前半の若くて良い選手が沢山いて、彼らは4部、5部で経験を詰んでブンデスリーガを目指すそうです。


今回行くチームの選手の中には5年後あたりにブンデスでやっている選手もいるだろうし、そういった選手達が練習中にどんな目をしてどんな意識でどんな立ち振る舞いをしているか。もう全てを吸収したいです。




ドイツ5部リーグ順位表。

FC GISSENはほとんど4部のチームです。




今回ドイツに行くにあたって”なぜドイツに行くのか”という部分も書いていきます。空港の待ち時間が長いのでお付き合い下さい。笑


最初に僕がドイツの話をモンテネグロの留学時代からお世話になってる方から連絡を貰った時に「え?ドイツ5部?..」という感じであまりピンと来ていなかったのが本音です。なぜなら7月のモンテネグロでのトライアウトでニクシッチ以上のチームに行くのが僕の目標だし、そこに向けてやって来ました。その状況だったので一度は今回のドイツ行きをお断りしました。


心のどこかではドイツに凄く興味があったけど、


「今ドイツ行くなら高卒で既にドイツに行ってるはず。それに海外のチームに移籍するならモンテネグロで突き抜けた結果を出してからでしょう。」


そういうちょっと頑固?な声が僕の頭を支配していました。でも一晩経って中田敦彦さん(PERFECT HUMANを歌って踊ってた凄い人。以下あっちゃん。)のYouTubeを見て意見が変わりました。どの動画かは忘れてしまいましたが、こんな事を言っていました。








「僕の座右の銘は前言撤回。いつからでもやり直せる今からでも。」


確かこんな感じの言葉を言っていたんです。この言葉を聞いて自分の中で、もう一度ドイツの件を考え直してみようと思ったんです。そこから、レベルの高い選手達と練習したいと思って「やっぱりドイツに行ってみたいです!」と伝えた所、行ける機会を頂きました。


結局選手として1番伸びるのはレベルの高い環境に身を置いた時だと思うし、レベルの高くない環境でも自分次第では伸びるのだけれどレベルの高い環境でやれるチャンスがあるのに行かないのは「成長したい!」という言動と行動が合っていないし、その環境から出て行くのを怖がっていただけだと思ったんですね。レベルの高くない環境下で意識高くやっていた事を今度はレベルの高い環境でやった時にどう成長するかが個人的に1番楽しみです。ブラジル代表が強いのはブラジルというレベルの高い環境下でサッカーして来たから。という本田圭佑選手の意見に賛成です。プロになりたいなら地方の県3部リーグでやるより青森山田に入った方が成長しますよね。


まだまだ行きます。”これからどうするのか”というところにも触れていきます。まず今の僕の年齢は20歳です。ヨーロッパの市場は若いのも能力と見られます。同じ能力の20歳と26歳がいたらヨーロッパのクラブは間違いなく若い選手の方を評価します。


今の僕はモンテネグロ2部で結果を出してモンテネグロ1部に移籍してそこからセルビア1部などの他のヨーロッパ1部に移籍する道もあります。またはドイツ4部のチームに入ったとしてそこで結果を出せばそのままドイツでカテゴリーを上げていけるし、モンテネグロ1部に移籍する事も全然あり得るし、オーストリア4部、3部に移籍するチャンスも出て来ます。すなわち、モンテネグロでもドイツでもどっちの環境に行こうがチャンスがある訳です。簡単ではないですが大事なのは置かれた環境で結果を出す事です。ヨーロッパは蜘蛛の巣の様に無数のネットワークで結ばれています。日本のリーグの様にこのチームでリーグ優勝するんだ!という感覚より、このリーグで結果を出せば隣の国の1つ2つランクが上のリーグのチームに行ける!という感覚なんです。ヨーロッパの「俺が俺が」感はこういう感覚から来ていると思います。


そんな訳で現在機内にて書いています。隣に座ってるドイツ人の方にドイツ5部リーグの話などを沢山聞き出しました。スティーブンのコミュ力は世界共通の様です。笑



話してみたら意外と英語通じるもんですね


そんな訳でそろそろフランクフルトに到着です。

Voicyでも色々話すので是非聞いてみて下さい。


それじゃあ、また!