先ずはじめに断っておきたいのですが、
私は「インナーチャイルドワーク」を否定するつもりも、
効果がないと言いたいのでもない・・
と言うことだけご承知おきください＾＾
現に、このワークで救われた人を
何人も知っているし、
素晴らしいスキルを持った
エキスパートのセラピストの友人もいます＾＾
ただ、「HSP」の方の中には、
おそらくですが、
この「インナーチャイルドワーク」を
大切なことに気づかないまま受け続けたがために、
およそ期待していたのと真逆の人生に
長年、（わたしがそうであったように）
「わたしがダメだからだ」と
悩んできた方がいるのではないか？
と言う視点から書かせていただいています。
＊
私は母のことが好きです。
尊敬もしています。
（母曰く）
異常なまでに疳の虫が強く、
幼いころは身体も弱く、
生まれた直後から
何かが憑りついているんじゃないかと
恐ろしくなるくらい
（実際、お祓いも考えたと後に聞きました。）
火が付いたように泣いてばかりで、
ふと気が緩んだ瞬間、
一緒に死のうかと思ったほど
育てにくい子供だった私を
専業主婦で２４時間体制で面倒を見るというのは
どれほど大変だっただろうと思います。
私なら、無理。ぜったいに、無理。
お料理も、お裁縫も完璧で、
母と一緒にいると、
「転ばぬ先の杖」じゃないけれど
危険な目に晒されたことなど
一切ありませんでした。
お金の苦労も当然ですが
したことはありません。
そんなわけですから、
大人になって、
「自分の生きづらさ」の原因を探るようになり、
セラピストさんから、
「お母さんとの関係で何か困難はなかったですか？」
と尋ねられた時にも、きまって、
「いいえ、母は本当に私を苦労して
育ててくれたと思っています。」
「まあ、強いていえば、ちょっと過保護すぎたくらいで・・」
と答えていました。
何度か「インナーチャイルドワーク」を体験したときにも、
誘導瞑想中、
母の腕に抱かれている自分を感じながら、
「お母さん、ありがとう」
「お母さん、私を愛してくれてありがとう。」
「私は、あの時、ちゃんと愛されていた。」
と言う思いを胸いっぱいに感じて、
ただただ感謝であふれる涙と共に、
目覚めていたのです。
これが私が
「インナーチャイルドワーク」と言うものに対して抱いている、
大まかな印象です。
ところが・・・
常に不思議に思っていたのは、
このワークを受け、
自分のインナーチャイルドが癒されると
自分で自分を悩ませていた（引き寄せてきた？）
人間関係の「パターン」が
現実生活で改善されると聞いていたのに
私は何度このワークを受けようが、
同じ人間関係の「パターン」に
これまた何度でも陥って、
「またこれか・・もう、一体、どうして～？涙」と
謎と悩みを深めてしまっていたことでした。
そして、今思えば、
悩むよりもっといけなかったのは、
「他の人には効果があって、
私には結果が出ないのは、
私にこのワークを受け取る能力がないからだ！」
「私がまだ精神的に未熟な人間だからだ。」
と自分をとことん追い詰めてしまったことだと
今ははっきりと分かります。
３へつづきます・・・
今日も最後までお読みくださり
ありがとうございます。＾＾
さとう美雨
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