2023年1月9日のマーケット

・NYダウ　33517.65（−112.96）

・NASDAQ 10635.65（＋66.36）

・原油（WTI）74.63

・金先物（NY）1877.80

・為替　131.873

・VIX指数　21.97

こんにちは😊

少し久しぶりになってしまいました。

皆様、新年は良いスタートを切れましたでしょうか👀

今年はGOLDが強いという話をしましたが、

実際、昨年10月20日に1620ドル台まで下落したあと、現在は、1870ドルまでジワジワ上昇してきております。

GOLDの価格を見る場合、ドル建てで見る必要があります。

上記は、三菱マテリアルのページから引用したチャートです。

金色のチャートが円建ての金価格（右側の軸）

グレーのチャートがドル建ての金価格（左側の軸）

になります。

ドル建ての金価格は、ウクライナ・ロシアで春先に高値をつけ、そのあとは10月末まで調整し、その後、上昇してきております。

一方、円建ての金価格は、ほぼ高値圏横ばいですよね。円建てで金価格を見ている方は、「金は今高い！」と考えてらっしゃる方がほとんどではないでしょうか。

しかし、金価格の実態を表しているのは、ドル建ての金価格です。円建ての金価格は、為替要因が加わり高止まりしているように見えているだけです。

金価格が下落していた夏場は、為替は強烈な円安トレンドが進んでいました。

反対に、金価格が直近底打ちを示し始めた時には円は円高方向に進んでいます。

結果、双方向の動きを消し合ってしまい、価格が高値圏で横ばいになっているように錯覚してしまうのです。

円建ての金価格では、金価格の実態は把握できないということをご理解いただけると、良いかと思います。

前回もご説明いたしましたが、昨年の春以降、金価格が軟調に推移したのは、世界の想定以上のインフレの進行とそれに対する米国をはじめとした中央銀行による利上げ政策が大きな要因です。

その裏側で、金融緩和を維持した日本円が急速に円安に向かいました。

しかし、年末にかけ、米国のインフレ指標が下がり始め、利上げ政策の終わりが見えてきたことから、金価格が底打ちを始めました。

同時に日銀が12月に政策変更をしたように、米ドルと円の金利差拡大の基調が変わり始め、円高に少しより戻しがされました。

これが、昨年の春以降の金価格と為替の動きの大まかな要因です。

そしていよいよ、今年は米国の利上げ局面が終了し、金価格にとっては、悪材料出尽くし相場が到来します。

さらに、強烈な景気後退が金価格の追い風になる可能性もあります。

そのような、今年、魅力ある資産であるGOLD。

現物で持ってらっしゃる方、「今、金価格か高いから」という感覚で、売ってしまわないように。

海外投資家は、これからGOLDの上昇を狙いに行く局面です。

GOLDの現物を扱う業者が、「金価格が高値だから売りませんか」は、彼らはこれから金価格が上がると思っているので、安くGOLDを仕入れたいのです。

そんなGOLDの持ち方としては、

現物で持つか金融資産で持つかが、大きな選択肢になります。

資産として、中長期で家宝のように持つのであれば、現物でもいいと思います。

しかし、将来、部分売却しやすいように、小分けにして買いましょう👀

まとまった塊で買ってしまうと、売却時、大変です💦

しかし、短期的に売買したいのであればETFやファンドを買いましょう。

税制も株式と同じで、一律で単純です。

あとは、究極のGOLDの持ち方もありますが、これはあまり、公にしたくはないので、企業秘密ですかね（笑）

興味あれば、ご連絡くださいね笑

今日はこの辺で。

引き続き宜しくお願い申し上げます。

金価格の実態。