a day in my life

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日々、思ったこと、感じたことをのんびりと書いていきます。

Amebaでブログを始めよう!

リモート生活に入り、慣れないせいかご無沙汰してしまいました💦

 

「きのう何食べた?」が第57回ギャラクシー賞・マイベストTV賞 第14回グランプリを受賞!

本賞では2019年7月度ギャラクシー賞月間賞も受賞していますが、年間で受賞するのは本当におめでたいです。

 

そもそもこのドラマはゲイカップルのお話ですが

最後のハグシーンまで接近禁止!というシナリオのもと

パートナーと暮らす日常を描くというドラマです。

よしながふみ先生の原作があるものの、ドラマでファンになった方も

かなり多いですよね。

西島さんも内野さんも新たなファンを獲得したと思います。

 

このドラマの根底にあるのは「人を思いやる心」。

他人と暮らすなかで「ありがとう」「ごめんなさい」を

ちゃんと言うことが大切だと教えてくれます。

 

今はギスギスしたニュースも多いですが

こんな日常を送れる人間になりたいと思いますね。

 

来年は映画の公開も決まりました。

個人的には「夜遅くにまったりしながら自宅で観る」のが

好きなんですけど、原作の京都エピソードをクリアしないと

シーズン2には進めないので仕方なしと(笑)。

 

原作の連載は続いていますから

西島さんと内野さんのライフワークになるといいなあ♡

お客さんの自宅にお邪魔しているケンジ。

そのご婦人は高齢になって少し距離があるケンジのお店に

歩いて行くのがしんどくなって、でもタクシーで行くには

距離が近いということで、わざわざ遠くの美容院に行ってたとのこと。

ただ思い通りに仕上がらないと思っていたときに、ケンジの店で

訪問カットをしてくれるということを聞いてお願いしたようです。

 

店に戻って今度は2、3歳の小さな子どものカット。

「いいよ、いいよ~~。前髪は切ったからあとは歩いてて~~」。

動き回っちゃう子どもにお母さんが恐縮すると、「何の何の!

これで後ろの毛、ちょんちょんってやったらおしまいですから」。

住宅地にある美容院だから“家族まるごと”面倒を見るというのが

戦略なんだけど、ケンジは本当に優しいなぁ。

ヒロちゃんはなかなかの商売人、でもケンジのお客さんに対する

姿勢も商売には大切だと思うのです。

 

そんなとき、専門学校で同級生だった三枝さんから電話が入ります。

何と、美容院の店長向け講習会の講師の依頼。

それまで依頼していたヒロちゃんがベトナムにいるということで

ケンジに声がかかったんですね。

ヒロちゃんもケンジなら大丈夫と太鼓判押したそうで……。

「できるわけないって!」必死に断り続けるケンジ。

 

その日の夜。

「へ~~~。プロ相手!しかも経営者向けの講習会の講師なんて

すごいじゃないか、ケンジ!」

結局、ヒロちゃんの顔を潰したくないのと、お店の評判を

落としたくないという理由から引き受けざるを得なかったようで。

「も~~。他人事だと思って、シロさん、ニヤニヤして~~」。

「イヤだって、実際面白いんだもん。お前が“先生”になっちゃう

なんてさあ」。シロさんにいじり倒されるケンジが可愛い♥

こんなイチャイチャ感たっぷりの2人、実写版で観たい!

 

講習会当日。

初めての講師で超緊張しているうえに、店長たちのリアクションも

薄く、どうしていいかわからないケンジですが、質疑応答が

始まるころから慣れてきて、スムーズに質問に答えることが

できました。何とか講習会は無事に終了。

「すごく良かった!また近いうちによろしくね!」と三枝さんも

満足だったようで一安心です。

 

「た……ただいま~~……。くちゃびれたよ~。シロさ~ん……」。

「おう、お帰り。夕飯用意できてるよ!」

お疲れさまの夕飯は焼肉。シロさん、いつもよりいいお肉を

用意してくれたようです。しかもビール付き♥

「これでやっと本格的にお互い夏休みだし!今日はデザートも

付いてるよ!」

疲れて帰ってくるだろうと、ケンジのためにシロさんは数日前から

ドライフルーツ入りフローズンヨーグルトを仕込んでました。

シロさん、愛がだだ漏れです♥

 

デザートを食べながらシロさんが尋ねます。

「無事終わったんだろ?」

よくわからないけど、人に話してて逆に勉強になったし、改めて

経営者としてヒロちゃんは偉いと思った。自分も店を潰さないように

頑張らなきゃ……と答えたところで、ケンジはニヤニヤしながら

自分を見ているシロさんに気づきます。

 

「ヤダ!頑張るって店を潰さない程度によ⁉ 売り上げ倍増とかじゃ

ないからね⁉ シロさん、自分もたいして働きたくないくせに

俺のことは何だか頑張らせようとするよね⁉」

「何々、30年以上まじめにやってきた仕事だもの。人に話すことは

ちゃんとあるだろうと思っただけだって」。

ケンジの仕事人としての成長が嬉しかっただけなんだよ。

自分のことは完全に棚上げしてるけど(笑)。

 

何といっても、ケンジをいじり倒すシロさんが楽しそうなのと

それにいちいち反応するケンジが可愛い♥

ニヤニヤ顔のシロさん、めっちゃカッコいい!

今回も癒やされました~。

店長として責任ある日々を送っていたり、講習会の講師をしたり

段々成長していくケンジを見て影響されたのか、シロさんも後日

人生において重大な決断をするんですけどね。

映画化決まったそうです!

 

SNSでは大変な盛り上がりかたです。

みなさん、前向きなコメントがとっても多いですね。

 

ただ、個人的な意見を言わせてもらうと「映画ですか……」。

映画だけはないだろうと思っていたので、新たなエピソードが

実写で観られることは嬉しい半面、ショックでしたね……。

 

「きのう何食べた?」は私にとって生活の一部になっていて

いつどんなときであろうと再生できるコンテンツなのです。

なので、映画館に行かないと観られないのは私の中では

“何食べ”ではないというか、私自身がそれに耐えられるかが

恐ろしいのです。

 

でもエピソートで「壁」となっているのが京都旅行。

これを超えないと次ヘは進めません。

それには映画と言う選択肢もあったのかなぁと思ったりしてます。

 

新たなエピソードの西島シロさんと内野ケンちゃんと会えるのは

死ぬほど嬉しいし、楽しみですよ。

 

 

 

 

 

 

 

弁護士さんには“当番”の日があります。

その日は半年ぐらい前から決まっていて、その日一日

電話がつながる状態で待機していけなければなりません。

 

「筧先生、ラッキーだったねぇ!結局電話かかってこなかったから

今日は当番の仕事なしじゃない!」と修先生。

「ま、そういう日もあります。お先に」。

 

しかし、その2日後……。

前日に売春防止法違反で23人が一斉検挙。当番弁護士だけでは

弁護士の数が足りず、日を遡って当番の弁護士に連絡が入ります。

「筧先生、本日のご予定はいかがでしょうか⁉」

「あー……大丈夫です……空いてます……。えーっと被疑者が

拘留されているのはどこでしょうか?」わりと正直者のシロさん。

 

「筧先生、アンラッキーだったよね~。しかもよりによって

西が丘分室だなんて……」。

「そういう日もあります!行ってきます!」

女性が拘留される場所は23区で3カ所しかないそうで。

湾岸警察署、渋谷警察署、そしてシロさんの事務所から一番遠い

北区の西が丘分室。

「結局、貧乏くじ引いちゃうとこが筧先生らしいというかね」。

志乃さん、相変わらずシロさんに厳しいです(笑)。

 

拘留されている若い女性は2回目の逮捕。不起訴は無理だとしても

略式起訴で2万円くらいの罰金で済みそうとのこと。

ところが家族の関係も薄く、その2万円を用立ててくれる人が

彼女の周りにいない。

「今まで出会ってきた人であなたを助けてくれそうな人って

思い浮かびませんか?誰でもいいんだけど。仕事していた店の

店長とか」シロさんがしつこく聞くと彼女が答えます。

「だからいないっつってんだろ!風俗の店も遅刻ばっかしてたら

クビになったし。だから立ちんぼやってんじゃん。

弁護士さんみたいな人にはわかんないよ!どうせ家に帰ったら

きれいな奥さんと子どもが待ってて、親もまともで友達もたくさん

いるんでしょ?そういう人にはわかんないよ!頼れる人なんて

あたしには全然いないんだって!」

「……妻も子も俺にはいないよ」。それを聞いて驚く彼女。

(ちなみに友達も少ないよ……)。自虐シロさん……。

出産後しばらくいた施設の先生の連絡先ならわかるとのことで

教えてもらいました。

 

(あー、やれやれ。2万円は施設の先生が払ってくれることになったよ。

いい人で良かった……。思わぬお仕事ですっかり遅くなっちまった。

今日もスーパーには寄れねーな)。

 

急いで夕食の支度をしているとケンジが帰ってきます。

「ただいま~」。

「今日は俺が遅くて、担担うどん一品の夕食でございます~」。

「え⁉ 良くわかんないけど、おいしそう!全然それでいーよ!」

と、言いながらも副菜に呪いをかけられてるシロさん。

手際よく、とうふのなめこあんかけを追加でつくります。

 

「あ~~、今日もおいちい。幸せ~~~~♥」

「は~~~、俺も今日昼メシろくに食えてないもんで、ことさら

しみるわ~~~。幸せ~~~♥」

(キレーな奥さんも子どももいませんけどねー)。

 

シロさんはケンジとおいしい食卓が囲めるだけで幸せなのだ。

十何年も前、シロさんが若かりし頃。

シロさんはノブさんと一緒に住んでいました。

「よーし、今日はほうれん草が安かったから副菜はおひたしで

決まりだぜ!ノブさん、小松菜は辛いって言って食べないからな~」

献立を考えながら自宅へ向かうシロさん。

 

「ノブさん、ただいま~」。

ノブさんの返事はなく、聞こえてくるのはキーボードを叩く音だけ。

(あ……いるはいるけど返事したくないわけね……。ノブさん

締切前だからめちゃくちゃ機嫌悪そーだな……)。

ノブさんが飼ってるネコのかぼすちゃんはちゃんと返事してるのに。

仕事から帰ってきて、何も家事をしない不機嫌な男が待ってるって

かなりストレスだと思うんだけど……。

 

ノブさんの機嫌が悪いであろうことを予想して、ノブさん大好物の

鶏のオーブン焼きをつくろうと思っていたシロさん。

いざ夕食の準備をしようと冷蔵庫を開けると……鶏モモ肉がない。

「ノブさんっ!冷蔵庫の鶏モモ肉食べた⁉ 食べた⁉」

「ああ、食べたよ!それが何か⁉」

「俺、朝出かけるとき、鶏モモ冷凍庫から冷蔵庫に移して、今日は

これでオーブン焼きにするからって言ったよね⁉」

「そんなの聞いてないね!」自分も半分払っている食費で買った

食材を食べるのに、何で許可を得ないといけないのか、と怒る

ノブさんに言い返せないシロさん。

(ちっくしょ~~~~!言い返せない!なぜならノブさんが渋くて

かっこいいから!うううう。この好みのタイプの男だと何でも言うことを

聞いてしまう自分を変えてゆきたい~~~~~)。

その日、ダメンズ好きのシロさんが泣く泣く変えたのは自分の

性格ではなく、夕飯のメニューだったそうで……。

 

そして現在。

「シロさ~~ん♥」

「おう、お待たせ」。

「ううん!全然!」

シロさんの性格は変わっていないけど、ケンジが全然好みの

タイプじゃないため(笑)、結構言いたいことを言って、今は

快適に暮らしています。

ケンジのお店が営業時間を1時間繰り上げることになったため

シロさんと一緒に夕飯の買い物ができるようになって♥なケンジ。

アメリカ産牛肉が安かったので、その日は牛丼に決定です。

副菜は豆苗のおひたし、レタスサラダにしめじのみそ汁。

 

副菜は手際よく準備が進み、いざ牛丼をつくろうと冷蔵庫を開けて

手が止まるシロさん。

「?どーかしたの、シロさん」。

「……ケンジ。もしかしてお前玉ねぎ使った……?」

「使っ……」。

シロさんが仕事で不在のとき、一人ご飯でケンジが玉ねぎを

使い切っていたことが判明。

「イヤイヤ、こんなことで言い争ってる場合じゃないな」と

今ある食材で別のメニューを考えようとするシロさん。

「何言ってんの!俺がスーパー行って買ってくるよ!玉ねぎ!

だってシロさん予定通りに牛丼つくりたいでしょ?そもそも冷蔵庫の

在庫についてシロさんへの報告怠ってたの俺だもん。ごめんね~。

いってきます!」

バタバタと部屋を飛び出していくケンジを見送るシロさんは

声も出せずにちょっと感動してる様子。

 

玉ねぎをゲットし、無事に夕食の時間となりました。

さっそく牛丼をかっこむケンジ。そのおいしさに♥マーク全開です。

「シロさんがほかのおかずや汁物をすごく軽くつくってくれたから

罪悪感なく、たっぷりの牛丼を食べられるよ。ありがと~~」。

(冷蔵庫の在庫管理に行き違いがあったのに、こんなに心安らかに

メシがつくれて、かつ食べられたことがあっただろうか……!)

満面の笑みで子どものように牛丼を食べるケンジを見ながら

一人じーんとしてるシロさんなのでした。

 

ケンジの見た目は全然好みのタイプじゃないかもしれないけど

今まで付き合ってきた渋くてかっこいい男の誰よりも確実に

シロさんを幸せにしてくれているよね!

私はノブさんよりケンジのほうがカッコいいと思うけど。