日曜日、
お姉ちゃん達と江ノ島に行ったら
長男が迷子になって
結構長い間探して、
心臓バクバクしながら探して、
見つかった時は
自然と涙ドバーって出たんだけど、
長男は、
保護してくださった方に
「俺は迷子じゃない。
俺がみんなを探してるんだ!
(みんなが迷子)」
と言い張っていたらしい
何度も断言していたらしい

すごいなぁ、この人は、本当に。
その話しを聞いたら
爆笑しちゃって、
私の涙も早々に引き上げていった




そして、もう1つ。
題名に「永久追放」と書いてあるのは…
もうこの話しは二度と話題にはしない
ってこと。

なぜかと言うと…
迷子になった翌日の朝に
長男「俺、もしまた迷子になっても、
もう放送してもらうのやめるわ
」

って言ったから

ダメダメダメダメダメダメ



私「そうしたら、本当にもう2度と会えなくなっちゃうかもしれないよ

放送されるのは恥ずかしい事じゃないから、
お願いだから、もし迷子になったら放送してもらって
」


と、心からのお願いを何度もしといた

長男、迷子になった日から何回か
「別に俺は放送してもらわなくてよかったのに」
「俺は放送してもらわなくても、ママに会えてたし」
って言ってたし、
迷子の話しを長男の前で何回かしたんだよね

と言っても、
一緒に探してくれていたお姉ちゃんへの報告と、
娘がパパに話して、
パパが長男にお風呂の中で話した(聞いた?)らしい。
その2回なんだけどねー
プライドが高い長男には、
屈辱的で許されなかったんでしょう

あと、(後述するけど)
江ノ島の職員の方にも
何人かにお礼しに行ったり、
電話で「見つかりました」報告&お礼をした時も、
確かに長男に
「なんであの人にお礼するの?」
私「一緒に探してくれたんだよ
」

「色んな人が長男の事を心配して、探してくれたんだよ
」

って、
私は「ありがたいねぇ〜

みなさん、優しいねぇ〜
」


って想いで言っていたんだけど、
今考えてみたら、
長男からしたら、
「俺の失態をたくさんの人に知られてしまっている
」

と思ったのかも



とにかく、
あのプライド高男(ぷらいどたかお)が、
次は放送をしないかもしれないから

それを避ける為に、
2度とこの話しを長男の耳には入れたらいけない
→永久追放 という題名になった





この話をもうちょっと詳しく…

江ノ島トレジャーをしに
先週末にお姉ちゃん達が遊びに来てくれて

日曜日は江ノ島にいたんだけど、
私は途中抜けて歯医者さんに行っていて、
次男はみんなのお昼ご飯中に昼寝をしていたらしく、
私がみんなのところに戻った時に、
私と次男はお昼を食べていなくてお腹が空いた。
長男は江ノ島トレジャーが難しくてヒマしてたから、
私と長男と次男で海鮮屋さんに入って
ご飯を食べたんだ



もちろんイカ焼き




イカ焼きとかき氷の他に海鮮ラーメンをお願いして



食べ終わってゆっくりして、
そろそろお店を出ようかな

なんて思っていた時に、
お店の目の前をちょうど娘とイトコ達が通った

手を振ったんだけど気付かず行ってしまって、
それから、ほんの少しのタイムラグがあって
お姉ちゃんがお店の前を通って行ったから、
私「私たちもお店を出て、
みんなと合流しようか?
」

って言ったら
長男「うん!
」

って言って、
コートとリュックをササっと着たんだよね。
だから、
私もお会計終わったらすぐに行くつもりだったし、
お店には私たちだけで待たされる事もなさそうだし
(変な時間だったからすいてた)
なにより、お姉ちゃん達が向かった道は
ずっと1本道だから

私は長男に「先に行っていいよ
」って言ったの。

正確に言うと、
私「先に行っていいよ!
1本道だから会えると思う!
会えなかったり、怖くなったら、
このお店に戻ってきて

ママはこのお店にいるから
」

って言ったんだ。
(「この店にいる」は長男にスッと理解してもらう為に言った言い方で、
本当は「お会計が終わったら長男の後ろから歩いて行く、長男が折り返して来たら会える」って私は思ってた)
そしたら、長男は
「うん!」って言ってお店を出ていった

長男がお店の出口に向かった時に
私は次男にコートを着せようとしたら、
次男のコートがなくて



神隠しにあったように、
次男のコートがなくなった



私のバッグの中を確認したり、
「あれ?あれ?」って探してたら、
お店の人が声かけてくれたりして、
探したけどなくて

長男のコート&リュックと次男のコートを
同じ場所に置いてあったから、
長男が持って行っちゃったかな?
と思って、
お店の人にもその旨を伝えて、
お会計してお店を出たんだ。
次男のコートがなくなる。
という想定外のことが起きて
思っていた以上のタイムロスが発生してしまったんだけど、
でも本当に1本道だから、
絶対に長男はお姉ちゃん達に会える。
か、
しばらく行ってもお姉ちゃん達がいないから
不安になって戻ってきて、
後ろから付いて行っている私たちと会える。
と思っていたんだよね……この時は…



私と次男は、
次男ペースでゆっくり歩いて、
結構歩いたと思った時点で
お姉ちゃんに電話してみたの。
「長男、行ってる?」って

この時は
確認電話
くらいの軽い気持ちだったんだよね



絶対にもう一緒にいると思っていたから……
そしたら、お姉ちゃんは
「来てないよ
」って






「どうしたの?」的な事をお姉ちゃんは言ってくれたけど、
江ノ島トレジャーを楽しんでいる最中だから
(江ノ島トレジャー= 謎解き遊び)
「なんでもない
」と言って電話を切ってからが…………私の中で修羅場



次男を即抱っこ紐の中に入れて、
小走りで歩きながら長男を探す

探す探す探すさがすさがす………
しばらく行ったら
お掃除している男性がいたから
「泣きながら歩いている男の子が、来ませんでしたか!?」
って聞いたら、
男性「何歳くらい?」とか色々聞いてくれて、
でも、
男性「俺も仕事してたからなぁ
」って…

そうですよね

私が話しかけた時も、
道の方にお尻を向けて、
山の方を向いて作業されていたし

わかります

って思った。
それで私は、
「迷子になったりしたら、どこか連絡できる場所はありますか?」
って聞いたんだ!
江ノ島ってインフォメーション的な場所がない気がして……
でも、このおじちゃんめちゃくちゃいい人だったから

私がそう言ってると同時に歩き出してくれていて、
近くの神社の社務所に連れて行ってくれた



社務所の人とのやり取りも全部おじちゃんがやってくれた



おじちゃんずっと自分の仕事の手を止めて息子探しに必死になってくれたし

(社務所の人が(たぶん)アルバイトで頼りなくて…おじちゃんが色々指示だして
「〇〇の電話番号わかんないの?電話帳とかあるでしょ!?」とか言ってくれてた
)


私は心臓バクバクで平常心じゃないから、
本当に心強かった






話は少し変わって、
私がおじちゃんにたどり着くまでに
頭をよぎっていた事があって……
それは、
『お店を出た長男が逆方向に向かったかもしれない
』

ということだった。
娘やお姉ちゃんたちは、
右から左に向かって歩いて行ったのを
長男は見ているから
(これは確実に見ている。一緒に手を振ったし)
お店出て左に行く。というのは当たり前の事だと思っていたけど、
"あの長男" だから、
何をするかわからない!
もしかして、勢いで右に行っちゃったかも

右に行ったら、来た道だから
長男は知ってる道になるから、
心細く感じずに
どんどん進んで行っちゃうかもしれない

という考えが脳裏に浮かんでいたんだよね。
長男がお店を出てちゃんとした方向に行くかくらい
なんで私は見ていてあげなかったんだろ

と自分を攻めたよ。
長男が「行ってくるね!」と私に行って
私は「いってらっしゃい!」と言った直後に
私の目線は次男へいった……
あと数秒、長男を見ていたら、
お店を出るまで見守っていてあげたら…
こんな事にはならなかったかもしれないのに………
こうやっていつも次男しか見てないんだろうな……
だから、長男は乱暴の暴れん坊になっているんだ
とわかったよ………

そんな事を思いながら長男を探していて、
おじちゃんが社務所でやり取りをして下さっている時に
私は社務所よりも先を探したの。
体はその場のままで、背伸び等をしながら目線だけで探した。
そしたら、お姉ちゃん達が
ちょっと横の場所から出てきた



長男は!?
一緒!?



長男、一緒にいない………

私を見つけた娘やイトコたちは、
江ノ島トレジャーの話しを
私にバぁーとしてきて、
私も長男の事は(なんとなく)隠して、
「うんうん
」って聞いていたんだけど、

おじちゃんに質問をされて私が答えてるやり取りを少し見ていたお姉ちゃんが、
「長男いないの



」





って気付いて!
お姉ちゃん、バぁっ!って探しに走り出した時に
おじちゃんが「もうこれ以上散らばったらダメだよ
みんな一緒にいなさい
」


って大きな声で止めてくれて



それにしても、
この時にすでにお姉ちゃん、
結構遠くまで行ってたな

すごい勢いで探しに行ってくれたってことだ



本当感謝
泣けてくる


そして、平常心でいられなかった私たちだから、おじちゃんがいてくれて本当によかった






私はお姉ちゃん達には江ノ島トレジャーをしていて欲しかった。
江ノ島トレジャーは江ノ島内を歩き回る謎解きだから、
トレジャーしながら探す
くらいでいいと思っていたんだけど、

お姉ちゃん達側からしたら……
そんなわけにはいかないよね



今ならわかる

あの時はわからなかった

で、
お姉ちゃん・娘・イトコたちは、一緒に行動する事にして、
(私あてへの名目として)トレジャーしながら探す事にしてくれて。←今ならわかる。そんなわけないことを……
そして、
お姉ちゃん達は来た道を戻って行ったんだよ。
トレジャーの答えがそっちだからって
(って名目で)
で、私は、
お姉ちゃん達に出会っても、
長男は一緒にいないから、
やっぱりお店から逆方向に行っちゃったんだ

と思って、
私もお店の方に戻る事にしたんだよね。
今、考えると
お姉ちゃん達と同じ方向に行ってもしょうがないのにね……
社務所の人に江ノ島の入口(超遠い)にある
お巡りさんの電話番号をメモしてもらって、
ちょくちょく掛けながら、
長男を探しながら歩いた。
(お巡りさん、巡回中らしくて電話に出なくて

江ノ島で迷子になったら、そこが頼りらしいのに
)

お店からおじちゃんに会った場所まででも、
結構長い道のりなんだよ。
階段のアップダウンもあるし……
戻りの時は道の両サイドにあるお店の中にも目をやったりして、
どこかで保護されていないか、
保護されていてほしい!と思っていたんだろうね。
でも、結局、
私達がお昼を食べたお店まで戻ってきちゃって…
お店に入って長男が戻ってきていないか聞いたんだけど、
来ていないって

「怖くなったら戻ってきてね」って言っておいたから、少し期待したんだけど

このお店より先は
1本道じゃないんだ

もう探し回るしかない…
サミュエルコッキング苑の周りや
広場みたいなところを探して、
植木で作業している方がいたから
また「泣きながら歩いている男の子は通りませんでしたか?」って聞いたら
「見なかったなぁ
」って………

そしたらまた
「一緒に探しますよ
」って、

けっこう奥にいらっしゃったのに、
葉っぱをかき分けて来てくださって

(2名の男性)
一緒に周辺を探してくれたんだよね。
しばらく探してもいなかったから、
『もうここにはいない!』と、
別の場所に行こうと思って、
一緒に探してくれている男性を探して、
1名に会えたから
「別の場所に行きます。ありがとうございました」と伝え、
もう1名を探して歩いて、
『いた!』と思ったから声を掛けたら
違う男性だったらしく私の言葉に「?」だったの。
だから私が
「すみません、人違いをしてしまいました。」
って言ったら
「■■さんかな?こっちにいたよ」って
連れて行ってくれてる途中で
放送「〇〇君4歳が迷子になっております」
私「はっ!!!!
」

と立ち止まって放送に全耳を傾けた!
一緒に探してくれていて、
その時私が探していた男性が、
私のところに小走りで来てくれて、
私の前に着くか着かないかくらいの時に
「よかったですね
」

って笑顔で言ってくれて



このおじちゃんの言葉で
涙ドバー
だよ。

でも、放送で言ってた
「〇〇まで来てください」の
〇〇がわからなくて
「〇〇ってどごでずがぁ〜
」

って言ったら、
「一緒に行こう
」って連れてってくれて


江ノ島の職員さんに連れて行かれて泣いてる女。
通り過ぎる人に
「よかったね。お母さん見つかったんだね
」

って言われた

バレた






長男を保護してくれている〇〇は、
私たちがお昼を食べた海鮮屋さんだった





私が戻って
「長男戻って来ていませんか?」
って言いに行った数分後に長男が来たらしい

長男、洞窟抜けて岩場近くまで行っていて、
(1本道だけど、結構距離ある!)
そこで保護されて、
「〇〇にママがいる」
ってちゃんと自分で言って、
〇〇まで連れて来てもらったんだって



長男、私が言った
「お姉ちゃん達のところまで1本道だから、
絶対に会えるから先に行ってていいよ。
ママはここにいるから、怖くなったら戻って来てね」
の言葉通りの事をしていた



1本道だから絶対にこの道にお姉ちゃん達がいると信じて先っぽまで行って、
いなかったから約束のお店まで帰ってきた



長男は私が言った事を
ちゃんとしていた



"あの長男だから" 何をしだすかわからない。
とか思っていた私、本当バカだな

長男は私を信じて行動していたのに、
私は長男を信じていなかった

社務所のところで引き返さないで、
もっと奥まで行っていたら、
もっと早く長男に会えたのに…………



そして、不思議な感覚もあって、
泣きながら保護してもらっているお店に行ったのに、
長男を見たら、
涙がこみ上げてきて、また泣いた

泣いていたのに、涙がこみ上げてきた。
って不思議じゃない

涙の第二波がウォー!って押し寄せてきた!
はじめての体験でした




そして、再会したお店であの言葉を教えてもらいました

保護してくれた方に
「俺は迷子じゃない。
俺がみんなを探しているんだ。」
の言葉を何度も言っていた と

その通りだよ
長男




そのお店は家族経営みたいで、
私が行った時は、
3世代全員で長男と一緒にいてくれたんだけど



おばあちゃんが
「本当にえらかったから、たくさん褒めてあげてね」
「ちゃんと戻ってくるなんて本当エライ!
」

と言ってくれて、
我が子だけど「本当にそうだな」と思った。



お店の方々にお礼をして
「また絶対に食べに来ます!」と約束し、
サミュエルコッキング苑に戻って、
一緒に探してくれた方々に
「みつかりました。ありがとうございました」と報告にいき、
社務所に連れて行ってくれたおじちゃんに電話で報告した!
まずおじちゃんに電話するべきだった!と後悔

私、交番がある江ノ島の入口まで最悪戻る気でいたから
長男が見つかったとしても、
おじちゃんがいる場所まで報告に行けない

でも、おじちゃんに報告したい!と思って、
「もしよろしければ」の前置きをして
電話番号を教えてもらっていたの!
だから、報告電話したら、
第一声が「よかったなー!
」だった




私「そうなんです
見つかりました



会えました
」


って言ったら、
おじちゃん「今、聞いたよー
」って


おじちゃん、
放送を聞いて、長男が保護されているお店まで来てくれていた



私たちがお店を出た後に到着したみたいで、
お店の人に無事に会えた事を報告されたみたい

わざわざ(また)仕事の手を止めて、
遠いお店まで来てくれたなんて

いい人すぎて………



江ノ島はたくさんのいい人が働いている場所なんだなぁ と心から思った






お姉ちゃんにも、
もちろんまず電話して報告したんだけど、
お姉ちゃん達の方が江ノ島出口に近づいていたから、
(もうそんなところまで長男を探しに行ってくれてた)
私たちがお姉ちゃんのところまで行く事になって、
長男と手をつないで歩いている時に
色々聞いてみたんだ

ここでも衝撃の事実が発覚………
長男、泣いてなかったらしい!

私「泣いてなかったの!?
」

長男「泣かなかったよ
」

私、おじちゃん達に初めに声を掛けた時に
「泣いている男の子が歩いて来ませんでしたか?」
って毎回聞いてたけど、
泣いてなかったのかぁー

私「心細くなかったの?寂しくなかったの!?
」

長男「泣きそうになった事もあったけど、
見られたくないから泣かなかった」
って

(けっこう人がいたから、すれ違う人に見られたくなかったらしい
)

すごいなー 男の感覚だよなー
本当に プライドたかお だなー



さらに、
「俺、洞窟も1人で通れたよ!
岩場まで行って(江ノ島の裏の先っぽ)も、
お姉ちゃん達がいなそうだから、
ママのいるお店まで戻ろうかな って思ったらら
声をかけられた」
「俺、戻るところだったから、
「1人で大丈夫」って言ったのに、
一緒に行くって言うから…(一緒に行った)」
だって

すごいなぁ〜
洞窟は(たぶん)暗いからちょっと怖かったんだと思う。
あえてその事をくちに出すってことは。
でも、お姉ちゃん達がいると信じて通ったんだねぇ〜

最後に声を掛けてくれた人が江ノ島の人で本っ当によかった!!!!!!!!!!!!
これが変な人だったら……
「ママがいるところに行こう」と言いながら………もう考えたくもないね
本っっっっ当によかった!!!!!!!



今回の件は、私の反省だらけです。
やっぱり 少しの間 と思っても
1人になんてしたらいけないね

猛反です。



とにかく、無事でいてくれて、よかったーーーー



「俺は迷子じゃないから。
俺がみんなを探しているんだから」
名言、ありがとうございましたm(_ _)m
