病院に着いたら、
まだまだここからが長いんだよな~~。
と他人事のように思う。
娘を生んだ病院も総合病院で、
駐車場から産科の受付まで遠くて、
陣痛が来ては立ち止まって痛みに耐え
痛みが遠のいた隙に歩いて、
(でも早くなんて歩けない)
そしてまた、
陣痛が来たら立ち止まって
悶絶しながら痛みに耐え…
と、
産科までが本当に遠く感じたのを覚えているから。
今回はもっと大きな総合病院。
またあの産科までの長い道のりかぁ

と思っていたら、
救急入り口の外まで車椅子で迎えに来てくれてた





あの車椅子を見た時は
後光が差していたよ





車椅子でブーーーーーン
と

産科に連れて行ってもらって、
内診。
助産師さん「子宮口、ほぼ全開だねぇ。
はい、入院です。
すぐ生まれると思うよー」
で、内診イスが自動で降りている時に
助産師さん「あれ?破水してる?
そういえば膜なかったなぁ」
ほらっっっっ‼︎‼︎‼︎‼︎

あのエイリアンみたいなやつ‼︎‼︎‼︎‼︎
あれ卵膜だったんじゃんっ‼︎‼︎‼︎‼︎
絶対オリモノではないと思ったもん‼︎‼︎‼︎
私、
卵膜を家のゴミ箱に捨ててきちゃったよ

助産師さん「破水しました?」
私「全然わかりません(気付いていません)」
でも、ひどい咳してたから
オシッコは当たり前のようにチビってた

おしるしと言われ続けた血がずっと出てたから、
ナプキンはずっと着けていたし、
オシッコチビってるのなんて
もう気にもしてられなかった。
なので、
どこかの咳で破水させちゃってたとしても
咳の威力の方が強すぎて気付いてないし
羊水出たのもナプキン着けてて気付いてない。
とにかく、
病院着いた時点で、
子宮口全開で、破水もしていて、卵膜もない状態だったらしい。
じゃーもう本当すぐ生まれるじゃん

今回、楽勝じゃん

ヤッホイ



と、一瞬だけ思ったんだけどなぁ。
今回、陣痛が痛すぎたっ‼︎‼︎‼︎
娘生んだ時も痛かったよ。
確かにすっごい痛かったけど、
あのくらいの痛みならもう一度してみてもいいかも。
と思ったのを鮮明に覚えている。
でも、今回は
ほぉーーーーーーんとぉーーーーに
痛かった

あと、
娘の時は痛すぎて声が出なかったんだけど、
今回は、痛すぎてやたら声が出た‼︎
(なんて声が出たか後で旦那に聞いてみるけど、「いたい~」「あ〝ーーー」などだと思う)
同じ人間が出産してるのに、
全然違うんだねぇ~。
痛くて痛くて痛くて痛くて、
さらに、途中から
いきみたくて、いきみたくていきみたくていきみたくて。
でも
「まだいきんだらダメだよー‼︎
はぁーって息出してぇー」と…
テレビで良く聞く言葉を本当に言われたよ。
で、気になるのが
B群溶連菌の点滴の1回目も落ち切っていない事。
「これ落ち切るまでいきんだらダメですか?」
「大丈夫なんですか?間に合いますか?」
と助産師さんに聞きたいけど、
そんな言葉を口から出す余裕がない

あと、
「破水していたみたいだけど、
いつ破水したかわからないから、感染症とか大丈夫ですか?」
とも聞きたかったけど、聞けなかった

この2点がずっと
気になって気になって…( p_q)
でも、「あ〝ーーー」くらいの言葉しか口から出せなかった

↑ちなみに、これはもう分娩台の上ね。
旦那が立会いしてくれてて、
両手を握っていてくれたんだけど、
助産師さん「旦那さん、奥さんのそっちの腕は曲げないようにして‼︎
さっきから点滴落ちてない‼︎」
って言った時はびっくりした‼︎‼︎‼︎
たぶん旦那もびっくりしたと思う。
生まれちゃうまでに
点滴が落ち切るか心配してたのに、
点滴落ちてなかったんだぁー

で、やぁーーーーーーーっと
助産師さん「次の陣痛からいきんでいいよー‼︎」
やっときたぁー
(・∀・)





点滴落ち切ったのね

産道も赤ちゃんも生まれる準備が出来たのね

と思って、思いっきりいきんだら

全然出てこないんですけどぉー

娘の時は確か
2回いきんだら生まれた。
いきみ出してからはすぐ生まれたから、
いきんでいい=もう終わる

と思っていたのに…
今回…
全っっっ然出てこない

助産師さん、
私の穴を両手で広げまくる。
そこにそんな事していいの

とあんな修羅場の中でも焦ったよ、
わたしゃ。
どっか突っかかってたのかなぁ?
その内、隣にいた先生も
私の穴を両手で広げだした。
ねーねー
そこにそんなことしていいの?

本当にずっと出なくて出なくて…
やぁーーーーーーーっと出たぁーーー‼︎
と思ったら、
赤ちゃん、デカかった

生まれたての赤ちゃんなんて
2人しか見たことない私にだって
(娘と今回の息子の2人ね)
大きい
とわかったくらいのデカさ


そして、声もバカデカかった。笑
生まれてすぐにこんな大声で泣くっけ?
と思ったほど。
で、疲れきっていた私だけど、
残ってなんかいない力を絞り出して
口にした言葉はやっぱり
「点滴は落ち切ったんですか?
大丈夫ですか?」
だった。
ずっと心配だったから。
助産師さん「大丈夫ですよ。落ち切りました」
この言葉に安心したー

続く