面倒ごとっていうのは、望もうが望まなくても転がってくるもの。

それが自責であろうとなかろうと、その度に一喜一憂しては心は疲弊していくもの。

そんな毎日だから、朝目覚めたときさえ心が重いまま朝日に急かされて、昨日に急かされて、明日を迎えるのさえ億劫になってくるもの。

幸せなんか要らないよ、安定なんか要らないよ。

本当は人間を突き動かすのはそんなものじゃないから、怒りや憎しみ、欲や罪。


でもそんなものにも疲れ果てやがて永遠の安らぎを願うもの。


それでも、怒りや憎しみ、欲や罪。そんなものに突き動かされていた頃を懐かしくも思ったりもする。


明日が来る前に、この胸のなかに渦巻くものをどう繋げようか。


昨日が来る前に、諦めにも似た焦燥感を抱いて走り続けられるだろうか。