今日は7月1日。
ファーストデー。映画が1000円の日。(昔は3~4カ月に一度だったような…)
原作に衝撃を受けた、映画『告白』を見てきました。
ミクシイでレビュー書いたの、2008年11月だって。もうそんなたったのか~・・・。
軒並みメディアで高評価。しかも知り合いも見て、悪い評判聞かない。
じゃあ・・・って久しぶりに映画館へ。
感想です・・・。
ここまで原作の雰囲気そのままの映画に仕上がっているとは!!!驚き。
多少、映像化に伴って、足したり引いたりってところはあったと思うけど(生徒のダンスとか、携帯のやり取りのシーンとか)
それがすごくリアル。
教室風景・生徒たちの無機質で自己擁護的な感じと、
外の世界・雨や空・雲の流れなどの自然との対比というか、それがあってすごく生徒たちのイヤ~~な空気感が引き立っていたように感じた。
松たか子さんの静かな怒りが抜群。
この役は『語る』事が絶対的に多いのですが、雰囲気も声もいいと思いました。
時間の関係上、旦那さんとのやりとりが必要最小限だったように思いますが、それもオッケー。
むしろ、木村佳乃さん演じる、少年Bの母親と少年Bとの、もっと異常さを感じさせるほどの愛情・・・もう少しあってもよかったかなあ。
でも、時間をかけすぎると、主役感が出すぎちゃうかもしれないし・・・
実際映画では、松さんは中盤ほとんど出てこない。原作も一緒。
主役は、森口先生なんだけど、娘であり、少年A・Bであり、美月であり、クラスメートや親でもある。
あ、あとウェルテル先生ww
原作は『森口先生は本当に復讐をしたのか』わからない。「これが私の復讐です」で終わるんだけど。
ものすご~~~~く、読後感悪かったんだけど、すごいの読んじゃったなって気分だった。
映画も、爆破シーンあるけど、実際のところはわからない。
逆まわり時計が効いてた。
牛乳飲めない度・・・は、原作の勝ちかなww
背筋寒くなるわ~・・・って。
いや~~でも、エンドロールのピアノもよかった。
有名歌手とかの歌とかだったら、雰囲気ぶち壊しだったと思うから。
おかげで?すべて終わったあとの場内の空気感が・・・今までにない感じだったなあ。
重い感じ。
それって大成功でしょう。この映画の場合。