現在阪急うめだで開催しているMOE5人展に行ってきました!

久しぶりに梅田に行ったら人の多さにクラクラしました

展覧会は酒井駒子さんとヨシタケシンスケさんが目当てだったのですが、他の作家さんも原画を見るとリアルな質感や筆遣いが伝わってきて、絵本とはまた違ったおもしろさがありました。
特にヒグチユウコさんの書き込みの細かさがすごかった!作風は違えど、5人の作家さんの絵に対する熱意をひしひしと感じました。
会場内では5人の作家さんの絵本やMOEから生まれた絵本、MOEのバックナンバーなどを読むことができるスペースもありました。
私もヨシタケシンスケさんの新刊や、
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未読だった酒井駒子さんの本を読みました

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『それしかないわけないでしょう』は、お兄ちゃんから「自分たちには大変な未来が待っているらしい」と聞いた女の子が、いろいろ楽しい未来を想像するお話。
といっても壮大なものではなく、宿題をしなくていい未来とか、一日中パジャマでいてもいい
未来とか、肩の力の抜け具合がヨシタケシンスケさんらしい。
環境汚染やら高齢化社会やら、暗い未来ばかりを大人は口にするけれど、子ども自身がそれを笑い飛ばして、未来は変えられるし、たくさんの選択肢が在るんだという希望を感じさせてくれます。
特に印象に残ったのは、大人に犬と猫どっちがいいかと聞かれても、象でもキリンでもライオンでも、自分の好きなものを選んでいいんだよ、というメッセージ。
つい型にはめようとしてしまうけれど、子どもには自由な発想を大事にしてほしいと改めて思いました。
『よるくま クリスマスのまえのよる』は、『よるくま』の続編。お母さんに叱られた男の子が、サンタさんに来てもらえないかもしれないと心配していると、よるくま(くまのぬいぐるみ)がやってきて夜の冒険に出掛けます。
冒険の終わり、よるくまをもらった赤ちゃんの頃のクリスマスを思いだす男の子。お母さんの優しい声も蘇ります。
そして眠りについた男の子のそばに、そっとプレゼントが置かれるのです。
この記憶のシーンの何ともいえない温かさにグッときて、会場で涙ぐんでしまいました。
これは子どもより大人が心動かされる絵本かもしれません。最後のページでプレゼントを置くのがサンタさんではなくお母さんだと分かってしまうし…。
物販スペースではよるくまのぬいぐるみ(受注生産)も置いてありました。
けど、お値段45,360円…!
そっとガラスケースを通りすぎました

帰りには紀伊國屋書店に寄って、自分の多読用の簡単な洋書セットと、よーくんの絵本も買いました。見てみたかった洋書絵本やワークブック(英語のくもんドリルとか)もチェックできて楽しかったです

皆さまもどうぞ良いクリスマスをお過ごしください
