先日こちらの本を読みました。
この手のタイトルの本はたくさん出ていて、今まで何冊か読んだのですが、私はこれが一番共感できました!
教育に特別お金をかけたり、親がかなり努力しなきゃいけなかったりする事例ではなく、「うちでもできそう!」という日々のささやかな取り組みが紹介されているのがよかったです

特になるほどなーと思ったのは、
というところ。
子どもは自分の能力が自分で分からないので、親から「○○な子」と言われると、それをそのまま受け取って、無意識にそれに見合う行動をするらしい。
例だと、お風呂の時間に入りたがらない場合、叱ることは必要だけど、最終的にお風呂場に来たら、「あなたはいつも時間を守る子ね」と声かけするといいと書いてありました。
それにより、「自分は時間を守る子だ」という自己評価が生まれて、本当に時間を守る子になっていくそうです。
「最終的に誉める」というのはすでにやっている方も多そうですが、ちゃんと研究結果を裏付けにして説明してくれるので、改めて納得できます。
あと、意外だったのが、なぜなぜ期に子どもから色々聞かれた時、科学的な正解を答える必要はないという考え。
例えば、電車が速い理由を、電気がどうとか説明するより、「スピードが出ると気持ちいいからじゃない?」などと話す方がいいとのこと。
目に見えない理屈を子どもは面白く感じないので、
『今感じていることや、目の前にある結果について話してあげる』、
『知識よりも、満足感を与える』
ということが大事だそう。
これを読んで、ちょっと気が楽になりました。
将来息子になぜなぜ期がやってきたら、その都度事典で一緒に調べたり、知識を増やすチャンスにしなきゃいけないと、何となく思っていて。
でも面倒くさがりなので、一々事典出したりスマホで調べたりできるのか?と不安もありました。
「一緒に考える」という方法もあるけど、それも「正解」を考えるというイメージでした。
でも、必ずしも「正解」にこだわらなくても、不思議に思った子どもの着眼点をほめて、一緒に楽しめばいいんだ!「スピードが出ると気持ちいい」なんてゆるーい答えでいいんだ!と目からウロコでした

ドリルへの取り組み方やひらがなの学習についてのアドバイスもあって、テーマが具体的で分かりやすかったです。
あと、英語教育についての記述も少しありました。
「英語は何歳から始めてもバイリンガルになれるけれど、アルファベットを覚えたり、英語の絵本を読んだりして、英語を楽しむ土台を作るのは大切」
という当たり障りのない感じでした(笑)
借りて読んだので今は手元にないんですが、よーくんがもう少し大きくなったらまた再読したいです
