5/3
B2-4T
勝  メッセンジャー
負  東
S  ドリス


屈辱のあと1人コール。
させてはいけないあと1球コール。

レフトスタンドの熱い応援の中の3連敗。

これでタイガースに0勝4敗。
積み上げてきた貯金も無くなった。


勝利を手にできない苦しいチーム。
横浜に帰って、文字通り一から出直しだ。

捲土重来のマウンドには、2年連続開幕投手が上がる。


2017年10月24日。
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島。
クライマックスシリーズ・セ ファイナルステージ第5戦。

この日先発のマウンドに立った彼は、1回24球2失点で屈辱の降板。

そのまま腐ったとしてもおかしくなかった。

だが彼は率先して、ベンチでバットを片付け、声を出し、チームメイトと戦っていた。

その姿をキャプテン筒香嘉智は見ていた。
「健大のために必ず打つ。そして勝つ」

怒涛の攻撃で逆転し、19年振りの日本シリーズ出場を決めた。

人のために火を灯せば我が前明らかなるが如し。

人の振舞こそが、人の心を燃え上がらせたのだ。


左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ  攻めろ  ケンタ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。

心優しき先発左腕カルテットのリーダーが、今一度開幕のマウンドに向かう。

VICTORY is WITHIN US.