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こんにちは。内緒っ子です。
春ですよね

　サイクリングに行きたいな　

　　

サイクリングに行きたい皆様、包括利益のリサイクリングにご興味はないでしょうか　

連結包括利益計算書は平成23年3月期の決算から義務付けられました。
そして、平成24年3月期からは包括利益のリサイクリングについての注記が求められるようになりました。（四半期報告書では注記省略可能）

　　リサイクリング（組替調整額）って、何でしょうか

リサイクリングとは、過去に計上した「その他の包括利益」が翌年以降は「当期純利益（P/L計上）」に計上される事です。
当期純利益も包括利益の一部です。つまり、包括利益の中での組み換えです。

例として、「その他有価証券評価差額金」をあげます。
投資有価証券の時価の変動は「その他有価証券評価差額金」に計上されます。この時点では、売却していないので時価の変動損益は実現していません。従って、損益計算書を通らずに、直接、貸借対照表の純資産の部にある「その他有価証券評価差額金」に計上されます。

これを売却すると「有価証券売却損益（時価マイナス取得原価）」として、損益計算書に計上され、「当期純利益」の中に含まれます。売却により、時価の変動損益が実現した事になります。

つまり、「その他有価証券評価差額金」が「有価証券売却損益」へ組み替えられました。これは包括利益内での組替です。

下記の表は、「有価証券報告書」の中のリサイクリングの注記を作成するためのワークシートです。

↓　有価証券報告書の注記

・税率４０％
・A株式売却収入は７００

●A株式
前期末
（借方）その他有価証券評価差額金180（貸方）その他有価証券300　
(借方）繰延税金資産120

期首
前期末の仕訳を振り戻す→逆仕訳をきる

売却
（借方）現金700(貸方）その他有価証券500
(貸方）その他有価証券売却益200

期末
（借方）その他有価証券300(貸方）その他有価証券評価差額金180
(貸方）繰延税金負債120

注記　ポイント
・当期発生額は最後に出します→差額で計算する
⇒税効果の税率が変更になった場合の影響額は「税効果額」で差額調整をします。

・「組替調整額」とは「その他包括利益」から「純利益」へ組み替えた金額。つまり、当期の損益（売却損益、評価損）の数値になります。

・組替調整額のプラスとマイナスに注意
⇒売却益ならマイナス、売却損ならプラス
⇒その理由は、組替のため（つまり、売却益（プラス）をマイナスすることにより、包括利益の中ではプラスマイナスゼロになる。売却損（マイナス）も同様）

・その他包括利益合計とは、その他有価証券評価差額金の前期と当期の差額

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「連結包括利益計算書」 リサイクリング（組替調整額）の注記について

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