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自己免疫性膵炎について

■診断
 以前は、「腫瘤形成性膵炎」と呼ばれていた。
 中高年の男性が発症しやすい。
 黄疸、上腹部不快感、糖尿病を認めることが多い。
 膵臓以外の症例も含めて、IgG4関連疾患の一つとして扱われる場合が多い。
 膵癌と疑われやすく鑑別が非常に難しい疾患。

 自己免疫性膵炎とは自己免疫機序の関与(※1)が疑われる膵炎で、
 次の(1)と(2)、あるい(1)と(3)があれば自己免疫性膵炎と診断する。
 (1)膵臓が腫大し、膵管が細くなっている。
 (2)血液検査で、免疫グロブリンが高値を示す
   (高γグロブリン血症、高IgG血症、高IgG4血症)か自己抗体が存在する。
 (3)膵臓の組織に特徴的な所見がある。

 ※1 免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に攻撃を加えてしまうこと

■血液検査
 血液検査で以下の所見が認められる。

 (1)γ-グロブリン高値
 (2)IgGまたはIgG4高値
 (3)抗核抗体やリウマトイド因子陽性

■画像検査
 腹部超音波検査、CT検査、MRI検査等で以下の所見が認められる。
 
 (1)びまん性ないし限局性の膵臓の腫大像
   (Echo:低Echo像 CT:周囲と同造影像)
 (2)主膵管の狭小像(比較的に上流膵管の拡張像は認めないことが多々ある)

 ※診断判断検査として超音波内視鏡による針生検が行われる。

■病理
 組織所見として以下の所見が認められる。

 (1)膵管周囲に著明なリンパ球・形質細胞による浸潤像が認められる。
 (2)リンパ濾胞の形成を認め、膵管周囲の炎症細胞浸潤によって
   膵管の狭小化を認が認められる。

■治療
 (1)ステロイドの投与を行う。

以上

※参考:自己免疫性膵炎 - Wikipedia難病情報センター