賛否両論あるかもしれないが、
熊を殺すなと自治体の苦情の電話などをしている連中は
ほんと、どうかしている。
今年の入って、熊に襲われたことによる
全国での負傷者は180人以上にのぼり、
また少なくとも4人以上が死亡している。
そんな中、自治体への熊を擁護する電話の内容は
・熊を里山へ帰せ
・人間と熊を共存できるようにしろ
・お前らが駆除されろ
などど、遠方からの他人事のような内容。
その対応に自治体の方々は疲弊し、次の行動に移る時間も取れないでいる。
一方で、熊を駆除しろという電話の内容では
・自治体は仕事が遅い
・給料返せ
・早く駆除しろ
など、こちらはこちらである意味無駄な電話をしているように思える。
確かに、役所というものは昔から仕事が遅いと言われていて、
最近はよっぽど良くなったようにも見えるが、一部の自治体は
まだまだ反応が遅く民間企業などで働く人たちからしたら
いら立ちを覚えるだろう。
逆に工事の発注などを自治体が行う場合は、納期と金額について
かなりの無理を言ってくる。
ただ、熊の対応についてはその自治体に住んでいないと分からないだろう。
県ごとに生息している熊の数は、
・北海道 約12,000頭
・福島県 約5,600頭
・秋田県 約4,400頭
・岐阜県 約4,150頭
・長野県 約4,000頭
・岩手県 約3,400頭
・宮城県 約3,150頭
・山形県 約2,200頭
・新潟県 約2,000頭
・群馬県 約2,000頭
・四国(全体)約20頭
(もちろん、他の都道府県に生息していると思われる)
熊が生息している自治体からすると、これだけの熊が
もし多頭数で街に入ってきたら対応できるのか。
現実的に厳しいだろう。
人間なんだから考えろと?
神出鬼没の熊に対して、どうしろというのか
考えているなら教えてほしいものだ。それも具体的に。
そして、先頭に立って行動してみろと言いたい。
”いやいや、それは当該の自治体が考えることだろ”
と言うなら口を出すな、黙ってろ!!
と言いたくなるのは私だけだろうか。
地元に住んでいる人たちだって思うことがあるのに
耐えて頑張っているのだから、他の自治体に住んでいる人間は
口を出さないほうがいい。そのほうが絶対に進展があるだろう。
早く駆除しろという人たちも、自治体と猟友会の関係もあるのだから
ちょっと黙ってろと言いたい。
黙ってられないなら、あなたが駆除にしに行っては?
ただ、現在の異常事態に対しては各自治体任せになっているが
国としても何か出来ることがないか考えるところまで来ているのではないか。