昨年九月の鬼怒川決壊により水害に見舞われた常総市の復興祈念と

 

して、常総市水海道第一高校体育館にてチャリティー能が開催されました。

 

能と狂言の伝統芸能を地元で見られるまたとない機会。

 

楽しみにしつつ、観に行ってきました。

演目は、佐渡狐と紅葉狩鬼揃。あらすじをそのまま記載します。

  

狂言   佐渡狐(さどぎつね)

 年貢を納めに都へ上る途中で道連れになった佐渡と越後のお百姓。

佐渡に狐のいるいないを巡り賭けをすることになったが、実は佐渡に

狐はおらず。狐を知らない佐渡のお百姓は、奏者(取次の役人)にワイ

ロを使い味方についてもらう。しかし奏者の「佐渡に狐はいる」という

判定に納得のいかない越後のお百姓に、狐の姿恰好を問いただされ・・・

 越後の百姓の追及に必死で答える佐渡の百姓と奏者の連携プレー

が見どころです。世相を風刺しつつ、中世の人々のたくましく生きる

姿が笑いの中に描かれた狂言です。

 


能  紅葉狩 鬼揃(もみじがり おにぞろい)

 秋も半ば、四方の梢も錦を彩る夕暮れ、侍女数多く従えた上臈

(貴婦人)が、とある木陰に幕内まわし、祝宴を催して居た。鹿狩り

にでた平維茂は、その体を見て、誰人であろうと、乗馬で驚かすの

は失礼だと、馬から下りそば伝いに行こうとしたところ、思いがけず

かの上臈にゆきあい、「一樹の陰一河の流れ」ということもある、立

ち寄ってくださいと袖引き留められたので、維茂もいなみかねて酒席

に加わり、女の舞姿に見とれつつ盃を重ねて酔い臥してしまった。

眠りの中に石清水八幡の末社の神が現れてかの女たちはこの山に

住む鬼だからはやく目を覚まさせ、との神の告げを伝える。

維茂驚いて起き上がれば、枕元に一口の霊剣が置かれている。

と見る間に、雷火乱れ大風起こり鬼の姿が飛んでかかるのを、

神の加護で難なく退治してしまった。


というお話です。能を見たのは初めてでしたが、どちらも物語が面白く

あっという間の2時間でした。
一流の能楽師の方々の表現は観客を魅了し引き付けていました。

楽しかったです。

収益金の中から200万を常総市に寄付するそうです。