7月30日に以下のようなニュースが報道されました。
大阪市西区のワンルームマンションで30日未明、幼児2人の遺体が見つかった事件で、大阪府警は同日午後、母親の風俗店従業員、下村早苗容疑者(23)を死体遺棄の疑いで逮捕した。
西区南堀江1のマンションの自室に、自分の長女の羽木(はぎ)桜子ちゃん(3)と長男の羽木楓(かえで)ちゃん(1歳9カ月)を置き去りにし、餓死させた今回の事件。
周囲の住人は異変に気づき、児童相談所や警察に通報していたにも関わらず、幼い命が救われることは無かった。
2人が死んでいた部屋にはゴミが散乱し、部屋からは異臭もしていたという。
居住部分と玄関に続く廊下を仕切るドアの縁に、粘着テープが張られた跡があり、下村容疑者が外出している間、ドアを固定して子供たちが室外に出ないようにしていたとみている。
下村早苗は06年12月に結婚し、大阪市内で生活していたが、昨年5月に離婚。子どもは父親の籍に入れたまま引き取った。
今年1月から大阪・ミナミの風俗店で働き始め、店の寮の事件となったワンルームマンションで子どもと生活していた。2008年頃まではブログやSNSに子供への愛情を綴った日記などを記載していた。
ブログ『さなのHappy Diary(-3゚)』
http://ameblo.jp/sakurakomaman/
◆事件の経緯まとめ◆
3月30日 マンション住民から虐待ホットラインに通報
3月31日
から 大阪市子ども相談センター職員が訪問
4月2日 ⇒接触できず
4月5日 マンション管理会社に連絡するも住民の世帯構成など確認できず
5月8日 再び住民からセンターに通報
同月9日 再度訪問するも不在。子供の泣き声聞こえず。
同月18日 再びセンターに通報。午後に訪問するも不在。 物音など一切聞 こえず。
6月中旬 2人の子供を部屋に残し、家出。
6月下旬 餓死されたと見られる。 一度、帰宅、死んでいるのを見て家出
7月29日 再度、帰宅。腐敗しているのを見て再び家出。
同月30日 風俗店の同僚男性が部屋で遺体を発見。同日午後、下村早苗逮捕。
現在報道されているのは以下のようなことです。
■育児ブログは嘘、結婚時代から夫や義母に子供任せて夜遊び育児放棄
■離婚理由は下村容疑者の交遊関係
■ホスト遊びの最中は子供が出られないよう粘着テープで監禁
■玄関の内側にも細工 ドアガードとレバーに粘着テープを巻き付け
子供たちがドアを開けて外へ出られないような細工をした疑い
■6月 子供がちゃんと死んだかどうか確認しに行く 周囲に「子ども死んだ」趣旨の話をしていた
■ホストとエッチするときは幼児監禁致死マンションから徒歩10分のホテル
■6月下旬以降海水浴に行ったり、酒を飲んで踊る「クラブ」で遊ぶ
■7月19日神戸の須磨海岸を訪れ「今年初海なう」とSNSで報告 友人たちとはしゃぐ姿の写真を100枚以上更新
「夏は遊ぶぞ」「ジェット(スキー)いこね」。
■7月中旬地元の同級生と遊ぶ 「子供は?」と男友達に聞かれると「親類に預けた」といい携帯の子供の写真まで見せる
■7月29日 風沿店のスタッフから異臭について聞かれて、部屋に一人で戻り遺体を確認
その後、男友達に「友人が事故で死んだ、大事な人を亡くした悲しみはどうやって乗り越えればいい?」と他人事のように電話
■7月30日未明「おめでとう! 元気? 仕事がんばってね」男友達に祝福電話
この事件は大々的に報道されました。
報道された理由は興味深い要素満載だからだと思う。
・ネグレクトという虐待
・親は教育者にしてラグビーの部活指導で有名人
・児童相談所・警察等行政と個々の家庭との距離感
・離婚・母子家庭
・お水にホスト
実は事件が起こったマンションと自分の医院は結構近い。
歩いて6分~7分。自分は事件の発生したマンションの前を通ったこと何回もある。
事件の続報で容疑者が子どもを連れて出かけたという近所の公園に自分も行ったことがある。
自分の職場の近くで、都会の真ん中で母親が育児放棄して子どもを餓死させたことに衝撃を受けた。
子供が育てられないとか、どうしてもイヤになったとかいうのなら、 警察や役所の前に置いて逃げるとかすれば良かった。
いや、それすらしなくても、子供を部屋においてそのまま 自分だけ行方不明になるのでもまだマシ。
この女は、それすらせず、子供を閉じこめて殺す一方で 遊んでいたわけで、そこが納得できない。
苦境におかれた親が単に子供を置いて逃げたとか、 ぶったたいたとかいうのなら確かに理解できる。
しかし、積極的に閉じこめて殺し、しかも遊び回っていたというのが恐ろしい。

