昨秋に市で優勝したわがチームは今日、県南大会に出場した。
とりあえずひとつ勝てば県大会への切符を手にできるわけだ。
昨年は相手棄権というタナボタを得たが、今年はしっかり勝って本戦に挑みたい。
リンクに飛べる方はぜひこのチームの戦歴と選手紹介をご覧いただきたい。甲子園出場者はいるは社会人野球経験者はいるは、他にも帝京や浦学などの名門校出身者がゴロゴロいる。
我が軍の力はどこまで通用するのか?
対ブル―サンダース。@朝霞中央球場。
初回、エラーと四球で得たチャンスを生かし、いきなり3点を先制!
ボクも1死3塁から内野ゴロを打ち、凡退ながらも打点をつけた。
2回にも2点、3回にも1点を追加し、なんと序盤で6-0と大量リードを奪った。
相手先発はどうやら控え投手だった様子。
ナメられたのかエースにスタミナがないのか知らないが、とにかく圧倒的なアドバンテージを奪ってマウンドから引きずり下ろした。
3回途中から、左の本格派が登板。
結果から言うと我が軍は、この左腕からは2塁さえ踏めなかった。
選手紹介を見ると平成6年生まれとある。ついこないだ生まれたような若人だが、ボールの威力はハンパなかった。スピンがかかってスピードにのったストレートに、切れ味抜群のスライダー。牽制球のテクニックやマウンド裁きにもスキがなく、紛れもない「ピッチャー」という感じがした。
ボクもキャッチャーフライにサードゴロ、完璧に封じられた。
逆に中盤~終盤は相手打者が徐々にボールを捉えだし、長・短打を重ねられて追い上げられるイヤな展開になった。
7回終わって、スコアは6-2。
昨年の県大会でも、先制しながら終盤に長打を打たれ、逆転負け している。
たぶん誰の頭にも苦い記憶がよみがえっていたが、大丈夫、ウチのエースは確実に成長していた。
7,8回は確かに疲労の色が見てとれた。足にきている感じがした。
が、それでも制球を乱さなかった。投げ急ぐこともなく、力むこともなく、1球1球丁寧に、気持ちを込めて投げているのが伝わってきた。低めをついて、打たれても致命傷にならないよう心がけているのが伝わってきた。
セカンドから背中を見ていて、あぁこの人は昨年の県大会で被弾したのが本当に悔しかったんだなぁ、と思った。
なぜあそこで打たれたか?
打たれないようにするには何が必要か?
あのレベルの打線を抑えるには何をしなければならないか?
そればっかりを考えながら毎日、正気とは思えないようなトレーニングを積んできたんだなぁ、この人は。
今日の彼は、明らかに去年の彼を越えていた。
最後のゴロはボクの前に転がってきた。
なんてことのない凡ゴロ。
でも、この凡ゴロを確実にアウトにするために、ボクだって何度も何度もノックを受け、練習してきた。
彼ほどではないが、我ながら成長を感じられる打球処理ができて、嬉しかった。
6-3で勝利。
安打数は相手の方が上でしたが、こちらは四死球あわせて10個はもらいました。
相手は悪送球など細かなミスがでていましたが、こちらはノーエラー。
実力で、第35回福永杯埼玉県軟式野球県大会への切符を手にしました!