三日坊主とはよく言ったもので、ダイエットにしてもトレーニングにしても、最初にブチ当たるのは「3日目の壁」だ。

初日の決意が揺らいでつい忘れてしまったり、「まいっか」と妥協したりする。
ボクも何度この三日を過ごしたことか。

しかしこの三日坊主、脳科学的には、ホメオスタシスを保とうとする身体の防御反応なのだという。

ホメオスタシス、つまりは恒常性。
身体が本来的に持つ、今の状態を保とう、維持しようとする性質である。

ダイエットも筋トレも、基本的には自分の身体を変えようとする試みであるわけなので 、脳はこれを「恒常性を損なう危険な行為!」として認知する。

だからその反応として脳は、決意を忘れさせたり、誘惑を実際以上に甘美に想像させたりして、行為に歯止めをかけにくる。
身体を変えられまいとして思考をコントロールし、恒常性を維持しようとするのである。

この最初のタイミングが、行為を始めて3日目にあたりにくることから「三日坊主は脳科学的に正しい反応」、とのこと。by茂木健一郎

逆に言えば、これを意識して3日目を越えられれば、身体を変えていけるという裏付けとも取れる。

意志vs脳。

みなさま、3日目に訪れる脳の妨害にはご注意をm(_ _)m