寛大は、ブロック遊びやお絵描きを始めると、時々どうかと思うくらい没頭してのめり込んでいることがある。

親が呼ぼうが周りで弟たちが大騒ぎしようが、全く意に介さない様子。呼吸や瞬きさえも忘れてやしないかと心配になるくらいだ。

寛大が何かをしているのではなく、もはや寛大が行為そのものになっているような感じ。
忘我の状態。

仏教用語ではこの状態を「三昧(さんまい)」と呼ぶらしい。
対象に心を集中して没入し、邪念のない精神世界に至るのだという。

レゴやクレヨンで三昧の境地に達する長男。
まぁ安上がりで静かだからこちらとしてもありがたい。
合掌。