守破離(しゅはり)とは、もともと千利休が茶道の修行過程を示したもの。
物事を習得する上での段階を3つに分けた言葉です。

【守】
3つのうちの最初の段階で、教えや慣例を正確かつ忠実に守ります。話を聞き、行動を見習って、指導者の価値観をも自分のものにしていきます。学ぶ人は、すべて指導者の指導を守って行動します。

【破】
次の段階で、指導者の教えを守るだけでなく、破る行為をしてみます。自分独自に創意工夫して、指導者の教えになかったことを試みます。そしてうまくいけば自分なりの発展を試みていきます。

【離】
最後の段階で、指導者の元を離れて、自分自身で学んだ内容をさらに発展させて独自の道を確立させていきます。

以前京大の教授が、『8割は<守>。9分目でようやく破>、最後の最後にやっと<離>なんですよ』と言っていた。


オリジナリティだの個性だの独自の切り口だの、自分がそんなのもを武器にするのは当分先のことと思い知った。