ベスト4をかけての一戦。
相手は優勝経験もある古豪・カネマン。
初回、四球にヒット、ワイルドピッチで、いきなり3失点した。
まさかの展開にチームは浮き足立つ。
昨年秋の大会での敗戦以降10数試合、我がチームは全勝している。
そのほとんどすべてが、先制して逃げ切るパターンだ。
流れを相手に渡すことなく、終始自分たちのペースで押し切ってきた。
そういう戦いに慣れ過ぎていただけに、初回の3失点で歯車が狂ってしまった。
4回、敵失につけこんで2点を返すも、同点にできない。
結局このままゲームセット。
2-3で敗戦。
あっけない幕切れだった。一瞬、悔しいという気持ちさえ湧いてこないほど信じられない敗北だった。
今回の大会は、本当に優勝できると思っていた。
齢をとってからの自慢話を今年は作れるんだ、そう思い込んでいた。
そのための努力も今まで以上に積んできた。
年明け前の真冬からほぼ毎週集まって、トレーニングを続けていた。
なのに、なんとあっけないことか。
いまだに、実感がない―。
個人結果は、3打数1安打0打点。守備機会1.