次長課長・河本の、石橋貴明の懐への入り方が鼻につく。

具体的には「ジジイ」という呼称に込めた関係性の喧伝、あるいは距離の近さの誇示、である。

いわゆる「ギョーカイ」の匂いを全身に漂わせることで登りつめた石橋を取り巻く腰ギンチャクとしては、絶妙なポジショニングとも言える。