中古車ディーラーでのstepwgn購入を決め、意気揚々と帰宅したボクにはまだ、重要な任務が残されていた。
ガリバー営業マン氏への報告である。
わずか数日ではあったが一生懸命ボクの希望に見合う物件を検索し、小マメに情報を提供してくれた。
「それが営業マンとしての仕事なんだからあたり前」というむきもあろう。が、どうもボクはこういう所でビジネスライクになれない。またこれがボクと同じ歳で気のいい好青年だったりするから、ますます申し訳ない気持ちになってしまう。
しかしいつまでも黙っていては返って迷惑をかける。少しでも早く次の顧客対応に取り組んでもらうためにも、ただちに一報を入れるべきだ。
妻に「何て言えばいいかな?」と持ちかけると、「正直に他で決めたと言うべきだ」、という。
そうか、傷つけたくないとヘタなウソをつくより、いきさつを率直に伝える方がよいか。
男女もそう。別れを切り出すときは取り付く島もないキッパリとした言動こそが最も誠実なのだ、みたいな。
意を決して電話をかけた。
まくし立てるように一気にしゃべった。
「いや実はまたいいのが見つかりまして・・・」なんて切り出されたら、「おやおや、こんどはどんな物件ですかな?」などと乗ってしまいそうな自分が恐いのだ。しかし今までのコミュニケーションからして、きっと彼はボクの気持ちを汲み取ってくれるはずだ。急に冷たくなったり、ぞんざいになったりはしないはずだ。
果たして 、営業マン氏は最後の最後まで誠実であった。
「いいお車が見つかったようで何よりですね。その条件でその価格ならお買い得ですよ。おめでとうございます。また何かの機会にはよろしくお願いします。」
胸が熱くなった。
袖触れあうも多生
の縁。
ガリバー鴻巣店の営業マン様、本当にお世話になりました。貴重な情報をありがとうございました。
彼がぜひ立派に出世していきますように。
そして車の買い替えを予定されている皆様、ぜひガリバー での購入をご一考してあげてくださいませm(_ _ )m