以前何かの本で、
「欠点を10個指摘できれば、その人のことを本当に愛している証拠である。」と読んだことがある。
妻の欠点を10個挙げてみた。
1.スポーツ選手をルックスで評価する。
野球選手やサッカー選手等、彼らは競技能力の優劣で評価されるべきである。しかし妻は、何を置いてもまずルックスから入る。楽天の田中マー君などはあれほど素晴らしいピッチングをしているのに、大して興味も示さない。一方西武の岸やサッカーの玉田などはベタ褒めだ。
2.車の運転が下手。
大事故を起こしたことはないが、年に1度くらいのペースでこすったりぶつけたりしてくれている。先日は交差点でブレーキとアクセルを踏み間違え、あやうく対向車にディープキスをかますところであった。
3.部屋のドアを中途半端に開けっ放しにする。
開けるなら開ける、閉めるなら閉める。なぜ2cm開けた状態でよしとするのか。意図が分からない。
4.言い間違いが多い。
先日「池袋ウェストゲートパーク」を「池袋フレンドパーク」と言い間違えたと書いたが、その他にも年中言葉を間違えてしまう。多すぎて逆に例を思い出せない。
5.寝言が多い。
時折、極めて滑舌よくはっきりと寝言を言う。何事かと思って飛び起きるこちらの身にもなって欲しい。
6.口が開いている。
妻は前歯が大きく齧歯(げっし)目のような口元をしているので、口唇で歯列を収納しきれず、基本的に口が開いている。閉じると、何か無理が感じられてしまう。
7.害虫を無視する。
家の中で害虫を発見したとき、もっとも恐るべきはそれを仕留める前に見失ってしまうことである。「あれっ!?、どこいった!?」となった時の恐ろしさといったらない。しかし、妻はそれを許容してしまうのである。どっかいっちゃったならいいじゃん、と。考えられない。気がついたら首元に・・・、みたいには思わないのだろうか?もちろん結局始末するのはボクである。
8.熱くなって暴言を吐く。
妻は普段、どちらかというと淑やかなタイプだが、スポーツを観ているときにはこれが豹変する。特にライオンズ戦やサッカー日本代表戦のときなどは著しい。「バッキャロー!ふざけんなっ!」などなど、ちょっと引くほどの暴言っぷりである。ちなみにボクの母にもこれと同じ特性がある。
9.シャンプーを混ぜない。
今使っているシャンプー(A)が残り少なくなって、別種のシャンプー(B)の詰め替え用が買い置きしてある場合、ボクは溢れないギリギリの残量を計算して、AとBをブレンドしたい。なぜなら、そこに世界で唯一のスペシャルブレンドシャンプーが出来上がるからだ。しかし、妻はこれを許さない。Aが完全になくなってから、Bを投入せよと主張するのだ。いずれはAの濃度がどんどん減っていって、ただのBシャンプーになるのだから、そのグラデーションを含めてシャンプーライフを奔放に楽しめ!とボクは言いたい。
10.「あ~、おいしそう」とすぐ言う。
TVや雑誌でスイーツなどが取り上げられていると、妻は闇雲に「あぁ~見て見て、おいしそぉ~」ともらす。この発言はもう3000回以上聞いた思われる。最近はこれを遼真がマネするようになってしまった。本当においしそうなのかよく観察し、「これはっ」と思えるものにだけ反応を示して欲しい。
―あ、もう10個になっちゃった!
ボクは本当に妻を愛しているのだなぁ・・・。