昨日久しぶりにナベを振った .
今回はインターネットで「四川風麻婆豆腐の作り方」を検索.陳健一の本に出ていたレシピや手順が克明に示されていた.あの万引きにも似た丸暗記の努力はなんだったのか・・・.
印刷し、それを傍らにおいてキッチンに立つ.
今回はのテーマは「ほど」.
ボクが作る麻婆は、ついつい色々な具材やミソなどの調味料を入れすぎて、しょっぱくなる傾向がある.しょっぱ過ぎては体に悪いし、第一おいしくない.何事も「ほど」が重要だ.
念頭において、ナベを火に掛けた.
過程は省略するが、今回はいい味が出せた.味付けに関する加減、いわゆる塩梅はうまくいったと思う.
74点は獲得できたものと自負している.
しかし妻からは、「ちょっと深さと濃厚さに欠ける」との評価を受けた.確かに.
「好好」の麻婆にはもっともっと深みがある.目を閉じると、万里の長城を楊貴妃が笑いながら駆けあがる様が脳裏に浮かぶような官能的な深さだなんじゃそりゃ.
汁っけ・トロミ・火加減
今後の課題はこのあたりと見た.
これってもう、料理 の基礎力の問題か?