ちなみに夜勤明けてから延々とPCの前に向かっています、
どんだけ元気なんだ、俺。
と、言うのも、久々にこのコーナーが帰ってきたからなのです

一人でも読んでくれる方がいらっしゃる限り続きます
「重金属の世界」、今日はメタルファンなら嫌いな人は一人もいない(はず)
満を持して登場は我らがHELLOWEENです。
「女性しんがー」シリーズやTVXQネタを読まれた方からすれば???のコーナーですね(笑)
どこかで書いたと思いますが、HELLOWEENに関しては3回に分けてお送りしたいと思います。
思い入れが深いのももちろんですが、単純に歴代ボーカリスト順に、
というのが最大の理由でもあります。
そんな訳で第1回は初代ボーカリスト編
ところでHELOWEENは1984年のドイツのハンブルグで結成、
スペルがHALLOWEENではなくHELLOWEENなのは
メタルバンドらしく「HELL」という言葉を入れたかったそうです。
当時のメンバーは
カイ・ハンセン(Vo.G)
マーカス・グロスコフ(B)
インゴ・シュビヒテンバーグ(Ds)(故人)
そしてヴァイキーことマイケル・ヴァイカート(G)
「え、GAMMA RAYのカイ・ハンセンがHELLOWEENに?」
そう思ったあなた、若いですね(笑)
「え、RAINBOWのリッチー・ブラックモモアが再結成DEEP PURPLEに加入?」
そう言った中2の時の僕と同じくらい若い(笑)
(お、年がバレる)
ヴァイキーは僕の好きなギタリスト3本の指に入るぞ~(笑)
ちなみにあと二人はジョン・サイクスとデイブ・メニケッティ(Y&T)
当時、旧西ドイツにはいわゆるスラッシュ/パワーメタル系のバンドが
群雄割拠の時代で、HELLOWEEN以外にも
DESTRUCTION
RUNNING WILD
LIVING DEATH
KREATOR
と言ったバンドが正にドングリの背比べ。どのバンドがオリジナリティを確立して
一歩抜け出すのか、と言った時代でした。
僕が初めて聴いた曲は「RIDE THE SKY」
深夜のFMでHM特集をしていて(当時はよくやってた)
「次世代を担うスラッシュ/パワーメタルのバンド」を中心に曲が流れていました。
(1986年当時の話ですよ)
MEGADETH
OVER KILL
ANTHRAX…と言ったバンドに交じってHELLOWEENも紹介されていました。
カイとヴァイキーの流れるようなツインリードは
スラッシュと呼ぶにはあまりにもメロディアス。
当時は「メロディック・パワーメタル」などと称されていました。
ACCEPTの成功もあり、この手の音で!というスタンスは
どのバンドにも出来つつありましたが
いまだ試行錯誤、といったところでした。
「RIDE THE SKY」を聴いてこれはアルバム買わないと!と
購入したLP(当時はね)「WALLS OF JERICHO」
もう、何回聴いたかわかりません(笑)
続けてデビューミニアルバム「HELLOWEEN」も購入、
ここで、あのHELLOWEEN史上、いやメタルの歴史の中でも
名曲と謳われる「STARLIGHT」を聴くこととなったのです。
他にも疾走感あふれる「MURDERER」や「WARRIOR」
アイアン・メイデンからの影響をうかがわせる
「VICTIM OF FATE」や「CRY FOR FREEDOM」…
しかし、どの曲よりも僕の心を惹きつけてやまなかったのは
「WALLS OF JERICYO」のラストを飾る
そう、これぞ、名曲「HOW MANY TEARS」でした。
強烈なツインリードで幕を開け、
その後、とんでもないスピードのツーバスがのっかる超ハードな曲…
Bメロのあの切ないフレーズは何なんでしょう(笑)
タイトルからしてラブソングを想像されるかと思いますが、
実はこの曲、戦争の悲惨さや愚かさを歌った曲なのです。
日本のバンドがあまり歌わないテーマですが
当時はまだベルリンの壁も壊されてなく
戦争の面影を未だ深く残していた当時のドイツでは
ごくごく当たり前のテーマだったのかもしれません。
スローダウンした時の、あのもの悲しげなフレーズが全てを物語っています。

(映像お借りしました、ありがとうございました)
How many tears flow away to bacome a sea of fears
How many haerts are torn apart till another torment starts
恐怖の海を満たすために どれだけの涙が流されただろう
新たな苦しみが始まるまで、どれだけの心が引き裂かれるのだろう
当時、輸入盤を購入したので(安いからね)
歌詞を辞書で調べた時、涙が出そうになりました。
こんなに真摯に平和を歌うバンドが何故「ヘビメタ」という
陳腐な略語でひとくくりにされ迫害されてしまうのか?
ちなみに僕は「ヘビメタ」という表現を一切したことがありません。
何だかバカにされてるみたいじゃないですか、その表現って?
よく昔はギャグのネタなどで使われていましたし。
ま、そんな話はさておき、カイのボーカル時代は
「JUDAS」と言うシングル曲で幕を閉じます。
非常に個性的で独特のハイトーンだったのですが
カイ自身ギターを弾きながら歌う事に限界を感じていたのと
ワールドワイドに展開するには、やはり本格的なシンガーを、
という思いもあったのでしょう。
そして、彼が加わったのです。
カイが歌いこなす事の出来なかった、
「名曲だけどボーカルが…」と言われ続けてきた
「STARLIGHT」を完璧に歌いこなすシンガー、
その名はマイケル・キスク、当時彼はまだ19歳でした。
次回に続く…
久々に渾身の更新でした(笑)
陰陽座も初期のHELLOWEENを思わせる展開の曲がありますね~
兄上も聴いてたんではないでしょうか?