闘病中はとても長く感じた時間…

終わってしまえば、本当に短い人生だった…

残された人達を見て、あなたは今、何を思っているのですか?
昨日、父から電話があり、珍しいなぁって思ってたら、従兄が危篤だと…。

父と同じく癌と闘っていたが、43歳という若さから進行も早く、肺からリンパ、脳、全身へと、あっというまに転移していった。

最後まで、諦めずに闘っていたけれど、主治医からは手の施しようがないと諦めの言葉が…。

延命処置はしない…。

これは家族の諦めではない。

辛い姿を一番近い場所で闘ってきたからこその選択。

父は何を思い連絡をしてきたのか…。

自分に重ねてしまったのだろう…。

自分の未来を重ねてしまったのだろう…。

その気持ちは計り知れない。

「大丈夫だよ」

何回、同じ言葉を口にしても届かないだろう。

いつも側にはいれないけれど、気持ちはいつも寄り添える、そんな存在になりたい。

「大丈夫だよ」

宮崎県内のICの出口と入口には消毒用マットが敷かれています。

それにより、感染拡大を防ぐためです。

そのマットには必ず一人、警備員として職員が立っているのを知っていますか?

どんなに夜中であろうと、どんなに雨が降っていようと、感染拡大させまいと、寒い中、ただじっと立っていりのを知っていますか?

IC付近だけではありません。

山道や日南海岸線沿いにも消毒用マットがあります。

そこにも必ず二人立っています。

今、宮崎は集中豪雨に見舞われています。

それでもじっと立っています。

役場の職員さんが交代で立っています。

本当の口蹄疫の被害は家畜だけではありません。

人にも精神的、肉体的ダメージを与えています。

家畜をやっている家だけではなく、他に守るべき者があるんではないでしょうか。

偉い人にはわからるまい。

1日だけでいいから、消毒用ポイントに立ってほしい。

最前線で戦っているのは彼らだと思う。