かなり凹みます。
閲覧ご注意ください。
ごめんなさい。
今のあたしの気持ちなのです。
ごめんなさい。
そして月の雫を暫くお休みします。
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齢四十五を超えて襲った父親の余命宣告に耐えられないのです。
病院に行った当日に末期癌であることがわかりました。
全ての処置も出来ず、最後をどう迎えるかだけを弟とあたしでドクターから淡々と説明されました。
いつその生命の灯火が消えるのか予測が出来ないほどに終わりが近いと告げられました。
長くて半年、もしかすると明日かもしれない…だから、最後を迎える場所を決めてあげてくださいと…
親も歳を取るのだと…忘れていました。
人の生命は、有限だったのに。
肉体を離れると無限になるけど、肉体は有限であることをあえて忘れたように振舞っていました。
思わないように生きてきました。
仕方のないことだと頭では解っていても…
この不安を今この時に克服するタイミングなのでしょう。
八歳で母親が他界し、自暴自棄なまま育ちました。
弱いあたしを箱に詰めて…
今ね、弱いあたしを統合しなきゃいつするのだろう。
こんなにも心が乱されるのかと…
小さな時に辛くて悲しくて騙して生きてきて、やっと慣れたのに…
またあれが襲ってくるのかと思うと怖いんだ。
たくさん泣いた。
夜が怖いと初めて感じた。
子供の頃、実母が亡くなり全てを失ったと感じてた。
あたしが生きていても意味がないんじゃないかと…そう自問自答しながら。
勉強するのも、学校に行くのも全て意味をなさないと感じて、全ての物を拒絶して頑なに小さくなって生きてきた。
ずっと足りないって感じながら生きてきた。
身体だけ大きくなったのに、心が大きくなれないんだ。
小さなあたしを迎えに行ってあげれない…
やっとやっと憑き物が落ちるようにその縛りから離れたのが三十六歳。
その間に恋をして結婚し子供にも恵まれた。
傍目には、すごく幸せそうに見えるだろう。
でも、あたしの闇を知らない。
その縛りから離れたのにまた囚われる。
自宅の空間では、少し心が楽になる。
家族っていいなって心から思えた。
旦那さまも子供も触れ合うと一人じゃないって思えるから。
夜になると、一人になる…怖くて何度も目が醒める。
一人になるのが怖くて仕方ない…
この闇を落とし込むまで、少し時間がかかるのかな。
あたしにとっての父親は、片方の翼だったんだ。
それを取られたような感覚。
また一人になるのかも…という不安。
あたしを生み出してくれた人があたしの手の届かない場所に行き、また一人になってしまった…
あたしを愛してくれる人が減ってしまうという不安。
あたしは、小さなあたしを箱に詰めて生きてきたんだ。
小さなあたしを騙して…いろんなことに蓋をしたんだ。
これ以上傷つくのが怖くて…
お父さん子だったから…とかそんな簡単なものでないんだ。
もう一人になりたくないんだ。
子供の時に味わったことを、また繰り返すのか…
あたしは大人になった。
大丈夫…かな。
小さかったから、有耶無耶に出来たことが大人になってしまったから、もう一度あの感情を味わうのが心底怖いんだ。
どうやって、抜け出して大人になったのか分からないんだ。
ただただ時間が癒してくれたから。
涙ってね、泣いても泣いても溢れるんだ。
ずっと塩味なんだ…
こんなにも泣いてるのに枯れないんだ。
ふとした瞬間が辛くて、涙が溢れる。
そしてお父さんをこんなにも大好きだったあたしに驚いて、寄り添いたいと願う。
でも、顔を見ても涙しか出ないんだ。
「泣くな」と言われも困ったように、笑ってまた泣いてしまう。
こんなにもメンタルが弱いのか。
心を何処かに置き忘れてきたのかな。
あたしに出来る唯一のこと、それは父を笑顔で見つめること。
一番簡単なことなのに、出来ないんだ。
もっともっと強くなりたい。
前を向いて生きていかなきゃならないんだ。
顔晴れ あたし。
あたしがあたしを抱きしめてあげるから。
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ごめんなさい…
暫くの間、休業します。
父の容態が急変しました。
心からの感謝をこめて…月の雫〜みつき〜