はじめまして。ミツキと申します。ラブライブが好きなただのオタク(ライバー)です。いつもアニメを観たりライブに行ったり、ただ楽しんでるだけで特に感想や考察などはこれと言って発信してきませんでした。でも今回挑戦してみようかなー、という(ずいぶん軽いノリの)気持ちが思い立ち初ブログ制作、投稿というものをやってみようと思った次第です。拙い部分、不可解な部分が多々あると思いますが、読んでもらえたらな、気持ちを共有してくれる人がいればな、と微々たる望みを持ち書かせていただきます。よろしくお願いいたします。
挨拶はこの辺で。そろそろ私が今回何について書くかご紹介。
先日発売されたシングル、「ラブライブ!サンシャイン!! デュオトリオコレクションCD VOL.2 WINTER VACATION」の中の一曲、「Misty Frosty Love」の考察です。
まずは「Misty Frosty Love」という曲がなんなのか。ざっかくばらんな説明からしたいと思います。
・「Misty Frosty Love」とは
2020年12月09日に発売されたラブライブ!サンシャイン!!シリーズの音楽商品、「ラブライブ!サンシャイン!! デュオトリオコレクションCD VOL.2 WINTER VACATION」の中の一曲。渡辺曜(CV:斉藤朱夏)と桜内梨子(CV:逢田梨香子)のデュオ(デュエット)曲ということで巷ではようりこデュオと(たぶん)呼ばれている。歌詞的にはバラードな感じだが曲調はミドルテンポでリズム良く、詞とは裏腹に温かさ、明るさを感じさせる(と思う)楽曲。作詞:畑 亜貴 作曲、編曲:倉内達矢
以上です。ざっくばらんとは言いましたが随分雑になってしまった気もします。
今回の考察、さまざまな面からアプローチして行こうとは思いますが、私(書き手)は音楽的知識が皆無であります。こればかりはただのオタクの感性だよりになってしまいます。あらかじめご了承を。
※遅くなりましたが今回私が書くのは「ラブライブ!サンシャイン!!」という作品の、先日発売されたばかりの(ばかり?)CDの、その中の一曲、というかなりピンポイントに絞ったものです。そもそも「ラブライブ!サンシャイン!!」を知っている方でなければなにがなんだか、と言った感じなのでここまで読んでいただき申し訳ありませんがブラウザバック推奨です。以下、箇条書きで注意事項をあげさせていただきます。
- 「ラブライブ!サンシャイン!!」のアニメ視聴済みでないと理解できないと思われます。
- 先日発売された「ラブライブ!サンシャイン!! デュオトリオコレクションCD VOL.2 WINTER VACATION」の中の一曲、「Misty Frosty Love」を歌詞含めて視聴済みでないと理解できないと思われます。
※以下特に重要なこと
- 本考察には、いわゆるキャラクターのカプ、カップリングと呼ばれる要素を多分に含みます。カプとはなんぞや、ピクシブ百科事典より抜粋。
簡潔に言うと、本考察で語るのはアニメ本編、公式ではまったく明言されてない内容やキャラクター同士の関係をファンが勝手に(言い方悪すぎだけど)妄想、創作したものになります。考察というにはあまりにも稚拙であること、個人の妄想であることを十分ご理解のほどよろしくお願いします。
- 上記により察した方もいるかもしれませんが、本考察には百合要素も多分に含まれます。百合とは、ピクシブ百科事典より抜粋(pixivありがたや・・・)。
重ね重ねになりますが、注意事項を十分理解した上でお読みください。
-
そして今回語るカプとは「ラブライブサンシャイン」に登場するキャラクターたちの、ようりこ、ようちか、ちかりこ、ようちかりこ、についてです(カプ表記順、キャラの表記順等についてはピクシブ百科事典に準ずるものではありません。また書き手の意図もありません)
よう・・・渡辺曜(わたなべよう)。
ちか・・・高海千歌(たかみちか)。
りこ・・・桜内梨子(さくらうちりこ)。
※各キャラクター、各カプの詳細説明は省略させていただきます(リンクを貼ると膨大な量になるので)。ご了承ください(ここまで読んでいただいてる方は知ってると思いますが)
- 最後になりますが、地雷カプ、カップリングに強いこだわりがあるという方は読むことをお勧めできません(上記カプ)。
注意事項を簡潔にまとめます(最初からやれ)。
- 「ラブライブ!サンシャイン!!」が大好き(ライバー)で、かつ二次創作、それに準ずるカプ要素、百合要素等含め”なんでも許せる”という方のみお読みいただけると思います。またここに至るまでの長々とした文章を読むことを辞さない方、お読みいただけると思います。
前置きがかなり長くなってしまいましたが。それではこれより「Misty Frosty Love」の考察を始めて行きたいと思います。よろしくお願いします!
考察を進めるに当たって、どういったアプローチをしていくか。
アプローチとかっこいい言い方をしましたが要は、考察する上で、なにをもとに、なにをもって、”こういうことなんじゃないか”と推論立てていくかということです。例えば「ここの○○って歌詞から、△△に対する想いが描かれてるはず!」的な。そう言った、どのような面から考察するか、順番に並べていきたいと思います。
(※本考察では、「こういうことだ!」と結論付けるつもりはありません。すべて推論の余地、個人の妄想であることを重ねて申し上げておきます)
- TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」本編のキャラクター同士の関係性から。
- 楽曲の歌詞、パート分けから。
- 中の人(Aqoursの斉藤朱夏さん、逢田梨香子さん)が歌う踊る、ライブの演出から(ダンス、表情、モニターに映されるアニメ映像、など)。
以上3つの面から考えていこうと思います。
単純に3つ上げましたが、内容が重複したり、1.の「TVアニメの本編から」などは他の項の補助的な役割しかしないと思われます。話が前後したりもすると思われます。拙く、長々となるかもしれません。どうかお付き合いを。
- TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」本編のキャラクター同士の関係性から。
まずこの歌を語る上で欠かせないのがようちかりこの関係です。Aqoursの二年生組ですね。そしてこの三人の関係をもっとも顕著に表したと思われるのがTVアニメ一期第11話「友情ヨーソロー」です。
そもそも「デュオトリオコレクションCD VOL.2」内のデュオ曲は(ようりこを含むデュオ三組は)TVアニメ一期のある1話をピックアップ(焦点を当てた)ような構成になっているので、言わずもがな考察する上での必須要素となってくると思われます。
「友情ヨーソロー」あらすじ
自分の大切なものに答えを出すため、ひとり東京のピアノコンクールへと向かう梨子。残った8人は、引き続きラブライブ!予選へ向けた特訓に精を出す。練習中、かけた梨子のポジションの代役として曜が抜てきされ、千歌と合わせて踊るも、どうしてもうまくいかない。そして練習後、東京の梨子からの電話に、うれしそうにはしゃぐ千歌を見て、曜は自分でもうまく説明できない複雑な感情を抱く。そんな曜の心に気が付いた鞠莉は、鞠莉らしいやり方で曜の本音を引き出すのだった…。(以上、公式サイトより)
とまああらすじを持ってきたわけですが皆さま(当然)視聴済みでございますよね?
ここで重要なのがあくまで三人の関係性であるわけなんで、ようちかどうなったとか、想ひとが最高なんだのは置いておきます。大事なのはここに至るまで、また11話が終わった後の三人の心情(ひいては関係)であるわけなのですから。第11話までで作られた三人の関係、ようりこの関係、また11話前後で”変わったこと”(変化点)についてまとめたいと思います。しかし後々、「Misty Frosty Love」の歌詞を語る上で友情ヨーソローに帰ってくることになると思われますので。あくまで簡潔に。
- 千歌ちゃん
曜ちゃん、梨子ちゃんのふたりにとって特別な存在。当の本人がようりこのふたりをどう思っているかは不明。但しAqoursメンバー集めの際、曜ちゃんに対しては「水泳部だから」と理由で誘わなかったが、梨子ちゃんに対しては「ピアノに集中したい」と本人が言っても執拗に勧誘した。
- 曜ちゃん
「千歌ちゃんと一緒になにかやりたい」と昔からずっと思っていた(少なくとも中学校以前から)千歌ちゃんとスクールアイドルがやれてすごく嬉しかったらしい。しかし梨子ちゃんがすぐに入りちかりこのふたりを少し離れたところで見ることが多くなった。ゆえに梨子ちゃんに対して嫉妬の感情を抱いてる。千歌ちゃんが好きである。間違いなく好きである。
-
梨子ちゃん
ピアノが弾けなくなったことで東京から引っ越してきた。千歌ちゃんのおかげでもう一度ピアノを弾けるようになる。梨子ちゃんにとって千歌ちゃんは恩人であると言える。ようちかのことをどう思っているかは不明。
こんな感じでしょうか。千歌ちゃんの項にも書いた通りようりこにとって千歌ちゃんは特別で、またTVアニメ本編でも千歌ちゃんの脇を二人が固める形が多いです(脚本的に当然っちゃ当然ですが)。但しここで曜ちゃんの嫉妬の感情が混ざってくると三人の関係が見えてきます。俗に言う三角関係。
とりあえず11話以前まで(11話中盤辺りまで)の三人の関係を表すと
というふうにとらえることが出来ると思います。それを表す印象的なシーンを少しだけ。
バスにて楽しそうに話すふたり
それを離れた席から見る曜ちゃん
※一応言っておくと11話まででようりこふたりの絡みは普通にある(仲が悪いわけでない)。但し前第10話においてのふたりの会話は、千歌ちゃんを挟んでの「作曲はどう?」の一言だけだった(三年生が加入したばかりというのもあると思われるが)。
そして11話終盤にかけて三人の関係に変化(明らかになること)が表れます。
千歌ちゃんに対する想いをどうしたら良いか迷う曜ちゃんの元に梨子ちゃんから突如電話が入り、梨子ちゃんは曜ちゃんを優しく励まします。結果曜ちゃんは千歌ちゃんが自分のことをどう思っているか、自分はどうすれば良いか、誤解は解け、迷いを断ち切ることが出来ました。梨子ちゃんがそのための一役を買ったのです。
以上のことから上記三角関係図が少し変わり・・・・
となると思われます。(好意?としているのは決定打となるものがまだないと思われるからです。例えば、千歌ちゃんから梨子ちゃんへ向かう矢印は善意、もしくは友情から来るものの可能性も考えられること。梨子ちゃんから千歌ちゃんへ好意はあるように思えるものの、曜ちゃんを励ましふたりの仲を橋渡す役割をした、など)
これらのことから推測できる、11話終わった時点での三人の心情。(私の推測です)
- 千歌ちゃん
相変わらずようりこふたりのことをどう思っているか不明。
- 曜ちゃん
ちかりこに対する誤解が解けた(少なくとも千歌ちゃんが自分と一緒にやるのが嫌だとは思っていないことがわかった)。梨子ちゃんに感謝している。
- 梨子ちゃん
ようちかの関係を後押しするような行動をとった。友情?ようちか応援し隊?千歌ちゃんに好意を抱いてない?曜ちゃんを励ましたのはなぜなのか?
という感じです。
なにもわからない千歌ちゃんを置いといて、ここから考えられる、行きつく三人の関係の解釈が2つ出来ます。
- 曜ちゃん、千歌ちゃんが好き。梨子ちゃんはあくまで千歌ちゃんが好き。三人の友情のため曜ちゃんの背中を押した、という考えからの
曜→千歌←梨子 の関係。 - 曜ちゃん、千歌ちゃんが好き。梨子ちゃんから千歌ちゃんへの好意はあるかはわからないが、梨子ちゃんはふたりの関係を後押ししたかった、という考えからの
(曜→千歌)←梨子 の関係。
TVアニメ本編(11話)からは以上の考察が出来ました。この1.の項は他の項の補助的役回りが大きくなりますので今はこのまま。続く項たちでこの項で展開したことを補助、発展させていきたいと思います。
※上記1.2.はあくまでこの時点で推察できることであり私(書き手)の行きついた答えではありません。
次、2.楽曲の歌詞、パート分けから考察していきます。ようやく(本当にようやく)
2.楽曲の歌詞、パート分けから。
文字通り、歌詞からキャラクターの心情を考えていきますが、それに含めて今回はパート分けにも注目してみたいと思います。と言っても「Misty Frosty Love」はパート分けがかなりはっきりとしているので語ることは少なくなってしまうと思われますが。ふたりの歌う歌詞の違い(ひいては感情の違い)などにも焦点を当てれればと思います。
歌詞を順に追っていきながら、キャラの心情や内容の深堀をしていきたいと思います。担当パートがわかりやすいよう、曜ちゃんパートを水色で、梨子ちゃんパートを桜色で表示していきます。ようりこふたりが一緒に歌う部分については灰色で表示します。また、歌詞カードに記入されてなくても歌っている部分には( )内にて表記します。
気がついたら二人を見ている 何を話してるんだろう 聞こえないよ
なんか (なんか) つらい (つらい) だっていつもよりも嬉しそうだよ 目をそらしたくなった
キレイな気持ちだけで 生きていたいけれど
誰かと比べて もやもやしちゃうよ こんな自分 イヤなんだよ
最初のサビ前までの部分です。
「気がついたら~」から「目をそらしたくなった」までで、まさに第11話(友情ヨーソロー)の曜ちゃんの心情を表してますよね。先述1.にも書きましたバス内で楽しそうに話すちかりこのふたりを見る曜ちゃんのシーンが思い起こされます(もしくは10話のシーン)。
「なんかつらい」とあり自分でもわからない(言葉にできない)感情であるとわかります。自分の感情に戸惑っているのでしょうか。
続く「キレイな気持ちだけで生きていたいけれど 誰かと比べてもやもやしちゃうよ」の部分から理想の自分になれないこと、”誰か”に対して劣等感を感じている自分がいることが表現されてます。”誰か”とは11話の内容を踏まえて梨子ちゃんだと思われます。そして続く歌詞「こんな自分イヤなんだよ」と自己嫌悪してしまってるのがわかります。たった数行の歌詞で曜ちゃんの心情、主に嫉妬と自己嫌悪が痛いほど伝わってきますよね。
んー、もう素晴らしい。すばらしい。つらい。
空を白く舞う雪へ 願いたくなる 白く染めちゃってと 私の恋凍らせて(叶わない恋なら)
永遠の霧で眠れ 好きって感情が ああ悲しい ときめいた反動かな 切ないよ
忘れて しまいたい でも忘れることは できないと知ってるよ
誰かとあなたと私と Misty Love
誰かとあなたと私と Frosty Love
サビから1番終わりまでです。
「空を白く舞う雪へ~」から「永遠の霧で眠れ」までで、叶わぬ恋心を諦めたい、まっさらになりたいという心情が伝わってきます。「凍らせて」「眠れ」というワードから叶わぬ恋として吹っ切るというより自分の中にじっとしまい込もうとしていると思えますよね。そして「永遠の霧で眠れ」ということから、つまりは霧の中、誰にも見えない、見つからないでほしい。あくまで自分の中で終わらせようとしているのではないでしょうか。
「白く染めちゃって」とありますね。前述の歌詞「キレイな気持ちだけで生きていたい」の”キレイな気持ち”とはつまり雪のような白。まっさらな自分になりたいという願望をより強く感じます。しかし白とは何色でもないということなので純粋であると同時に”無”でもあると思います。上記の内容を含めると破滅願望も感じる気がしないでもない・・・・?
「好きって感情がああ悲しいときめいた反動かな切ないよ」って、聴いてるこっちが切なくなるわ。はい申し訳ありませんまじめにやります。
上記歌詞よりまるでこの恋に後悔しているようなのを感じます。「悲しい」「切ない」と繰り返していて曜ちゃんにとってどれだけ大きな悲しみの感情なのかを表していると思います。
そして続く歌詞「忘れてしまいたいでも忘れることはできないと知ってるよ」と続きます。この歌詞が表現することは何なのでしょう。忘れようとしても思い出してしまう、一生外れない楔のようなものになってしまったということでしょうか。しかし続く歌詞でまるで忘れられないことを受け入れているようにもとれます。前述の歌詞で自分の中にしまいこもうとしていることを予想しましたがここでも。まるで曜ちゃんがいろいろなことを諦めているようです。
ここまで見て、全体を通して曜ちゃんが”諦めムード”のようなものに囚われているように感じます。消極的であるとも言えます。
最初にこの歌は「TVアニメ11話に焦点をあててる」と言いましたが、これでは中盤あたりまで、曜ちゃんが鞠莉ちゃんに悩みを話すまでのようです。あくまでこの歌は、「千歌ちゃん(あなた)が好きな曜ちゃん(わたし)が、自分と梨子ちゃん(誰か)と比べてしまってあふれ出すさまざまな感情」ということでしょうか。
これで最後の部分の「誰かとあなたとわたしと」のそれぞれの人物が見えてきます。上記の通りだとすると、”誰か”は梨子ちゃん、”あなた”が千歌ちゃん、”わたし”が曜ちゃんです。
1番は曜ちゃんの複雑で切ない心情を歌っているとみることが出来るのではないのでしょうか。
しかしひとつ不可解なのが、デュエット曲の良さとして歌い合わせがあるのはよしとして、なぜ最後の「誰かとあなたとわたしと」の部分を”梨子ちゃん”が歌うのかというところです。この歌の”1番”が「曜ちゃんの心情の切なさ」を歌っているのであれば、
誰かとあなたと私と Misty Love
誰かとあなたと私と Frosty Love
は歌う箇所が逆なのが本来のように思えます。なぜそうではないのか? こちら後々深堀したいと思いますのでとりあえずはここまで。続いて2番の歌詞を見ていきたいと思います。”1番”(曜ちゃんの心情)と比べてどうなのかも含め、考察していければ。
なかよくなっても特別じゃない 特別な人になりたい なれるの?
ずっと (ずっと) つらい (つらい) なんで一番近くなれないのかな
(やめよう) 嫉まないで (やめよう) 羨まないで
そう純粋に そっと (そっと) 想いたいよそんな自分でいたいんだ
サビ前までの部分です。
「なかよくなっても~」から「一番近くになれないのかな」までで梨子ちゃんも曜ちゃんと同じように誰か好きな人がいて悩んでいることがわかります。1.の項で「梨子ちゃんは千歌ちゃんに対して好意がある?」と予想しました。なので梨子ちゃんにとって”一番近く”になりたい人は千歌ちゃんであると考えられます。それを踏まえて続く歌詞を見てみると梨子ちゃんも曜ちゃんと同じように誰かに嫉妬しているようです。その相手は誰なのでしょうか?
TVアニメ本編から見て、千歌ちゃんの”一番近く”とは。歌詞の「ずっとつらい」と”ずっと”とはかなり前から、もしくは最初からと考えられます。のでおのずと曜ちゃんではないかと予想することが出来ます。梨子ちゃんの嫉妬する相手は曜ちゃんと仮定して見ていきましょう。(なぜ”仮定”とするのかは、曜ちゃんと違い梨子ちゃんは明確に誰かに嫉妬する描写がなかったからです)
続く歌詞を見ていきます。
キレイな夢が見たい 曇りのない心で
誰かを 気にして いらいら したくない 自分よ、しっかりしなさい!
今は雪のなか歩こう 願いよ空の果て 消え去っちゃえと
忘れる ふりでも 雪がきっと白く隠してくれるから
2番の終わりまでです。
「キレイな夢がみたい」と一見曜ちゃんと同じような心情であるととらえられます。しかし続く歌詞を見てみると「自分よしっかりしなさい!」と自分を奮い立たせているようですよね。自己嫌悪には陥っているようですが曜ちゃんの「こんな自分イヤなんだよ」と自己否定しているのと比べると、かなり前向きのように思えます。
続くサビ「今は雪のなか歩こう」と始まりこれまた一見曜ちゃんと同じような心情に見えます。しかし続く歌詞で「願いよ空の果て消え去っちゃえと」を見てみると違います。曜ちゃんの「願いたくなる白く染めちゃってと」とはまるで正反対のように思えますよね。それに曜ちゃんの「眠れ」と反対に梨子ちゃんは「歩こう」と歌っています。
そして曜ちゃんとの違いが一番顕著に表れているのが「忘れるふりでも雪がきっと白く隠してくれるから」です。曜ちゃんが「忘れることはできないと知ってるよ」と歌っているのに対して、梨子ちゃんの方は「隠してくれる」とまるで忘れる(もしくは見ないふり)が出来ると言っているように思えます。
つまり何が言いたいかというと、曜ちゃんが全体的に消極的であったのに対し、梨子ちゃんはまるで自分を奮い立たせるような、そして迷いがないように思えるということです。(だと言っても積極的、というには言葉が合わないようにも思えますが)しかし曜ちゃんと比べると前向きな気持ちが感じられる気がしました。
梨子ちゃんパート(2番)を総合して見ると 、千歌ちゃんのことが好きな梨子ちゃんが、曜ちゃん(誰か)に嫉妬しつつも、迷いなく進んでいけるような心情を歌っているとみることが出来るのではないでしょうか。
ここまでの考察でこの歌は何を歌っているのか、また登場人物と思われるようちかりこの三人の関係を考えてみると。
1.の項で考察した 曜→千歌←梨子 の関係 がはまるのでは?
はてさて、しかし結論つけるのはまだ早いです。本当にそうなのでしょうか? 続く歌を聴いてみましょう。
空を白く舞う雪へ 願いたくなる 白く染めちゃってと
私の恋凍らせて (叶わない恋なら) 永遠の 霧で 眠れ
おや?
先ほど、「梨子ちゃんは曜ちゃんと比べると前向きに思える」と書きました。しかしおやおや、曜ちゃんパート(1番)のサビを、ふたりで一緒に歌っております。続きを聴いてみましょう。
好きって感情が ああ悲しい ときめいた反動かな 切ないよ
忘れて しまいたい でも忘れることは できないと知ってるよ
おやおや、おやおやおや。
また一緒に歌っています。しかも今度は声を重ねています(灰色は一緒に歌う箇所)。これはどういうことなのでしょうか? 考えていきたいと思います。
梨子ちゃんの心情を考えると、
- そもそも梨子ちゃんは別に前向きというわけでなく、曜ちゃんと同じネガティブな自己嫌悪を抱えていた?
- 曜ちゃんの消極的な思いに梨子ちゃんが引っ張られた?
と言った感じでようか。しかしいったいどういうことでしょう。ひとつだけわかっていることは、梨子ちゃんが曜ちゃんの感情に”近づいた”ということです。しかしただそれだけ、というにはあまりに納得できません。もう一度ふたりの歌詞を振り返ってみます。
気になる歌詞の部分、それぞれのサビの終わりをもう一度見てみます。
曜ちゃん:忘れて しまいたい でも忘れることは できないと知ってるよ
と
梨子ちゃん:忘れる ふりでも 雪がきっと白く隠してくれるから
です。
先ほど、曜ちゃんは楔のようになってしまい忘れることができず、梨子ちゃんは忘れることができるととらえました。しかしこの歌詞、改めて単体で見てみると、先ほどの解釈とは違う考えができます。曜ちゃんは「忘れてしまいたい」と歌っているものの、まだ諦めることができない、という後ろ向きながらも完全に諦めるようなことはしない気概が感じられます。対する梨子ちゃんはというと、「雪がきっと白く隠してくれるから」と”雪”という一時的要素に頼っているように見えます。雪はいつかとけるものなので、隠した気持ちもいつかまた顔を出してしまいます。そういえば「今は雪のなか」と歌詞にありました。あくまで”今だけ”と一時しのぎでしかないように思えます。これでははたしてどちらが消極的なのか。
こうして見るとふたりのパート(1、2番)全体の見る目が変わってきます。曜ちゃんは諦めるか諦めないかを迷い、葛藤していました。しかし梨子ちゃんは迷いがほぼなく、一直線に”諦める”に進んでいるように見えてきます。最初から諦めているということなのでしょうか。
つまり千歌ちゃんが好きだけど、その近くに曜ちゃん(誰か)がいるから自分は身を引くということでしょうか。
これを踏まえると1.で考察した (曜→千歌)←梨子 という関係が見えてきますね。
はて、これで終わりでしょうか。まだです。じゃあなぜ”一緒に”歌っているのかがまだ残っていますよね。もし千歌ちゃんのことが本当に好きなら、梨子ちゃんが潔すぎると思えます。なぜ梨子ちゃんは曜ちゃんの心情を歌った歌詞に声を重ねるのでしょうか。考えていきたいと思います。
とりあえずもう一度ラストのラビ部分の歌詞を載せます。
空を白く舞う雪へ 願いたくなる 白く染めちゃってと
私の恋凍らせて (叶わない恋なら) 永遠の 霧で 眠れ
好きって感情が ああ悲しい ときめいた反動かな 切ないよ
忘れて しまいたい でも忘れることは できないと知ってるよ
見てわかるように、まるっきり1番(曜ちゃんパート)の歌詞です。梨子ちゃんの想い(歌詞)は見る影もありません。これは梨子ちゃんが曜ちゃんと同じ心情をしていたのか? 曜ちゃんの想いに引っ張られて影響されたのか? とさきほども書きましたがそれらとは別にひとつの考えが出来ます。
梨子ちゃんが曜ちゃんの心情に寄り添った、という考え方です。
”寄り添った”です。”共感した”ではありません。つまりどういうなんだと。
かなり突拍子のないことを言っているようですが、ここで11話(友情ヨーソロー)の終盤を思い出してみましょう。悩む曜ちゃんのところへ梨子ちゃんから電話が入り、梨子ちゃんは曜ちゃんを励まし背中を押すようなことをしましたよね。寄り添った、とはつまりどういうことなのか。曜ちゃんの想いを”わかった上でそれを支える”ということです。
しかしなぜ梨子ちゃんはそこまで曜ちゃんに寄り添ったのでしょう。やはり少し不可解です。1.の項から「梨子ちゃんは千歌ちゃんが好きである」と予想し、そこからこの歌の梨子ちゃんにとっての”誰か”は曜ちゃんとしました。
つまり曜ちゃんは歌の上で梨子ちゃんが嫉妬している相手であるわけです。不可解な理由はそこで、千歌ちゃん(好きな人)に誰か(曜ちゃん)がいるから潔く身を引くというのなら、歌からフェードアウトでもしそうなものです(デュオ曲としてまずありえないが)。しかし梨子ちゃんは声を重ねてます。曜ちゃんに寄り添ってます。
なぜ?
ここまでずっと、この歌を 曜→千歌←梨子 の関係として見てきました。
しかし、そもそもそれが間違いだった・・・?
梨子ちゃんにとって千歌ちゃんは恩人です。「ずっとつらい」と歌っていたし一番最初に出会った千歌ちゃんのことだろうと思っていました。しかし考えてみると曜ちゃんと出会うのも千歌ちゃんとそう大差ないんですよね。最初に会ったのは千歌ちゃんとはいえ、転校してきてすぐ、ようちかりこの三人は一緒に行動してました。”ずっと”が三人で行動するようになってからだとすると、梨子ちゃんの想う相手が変わってきます。
梨子ちゃんの好きな相手は曜ちゃんだった。この歌の梨子ちゃんにとっての”誰か”が千歌ちゃんだった、という関係図です。
今までとまったく逆の考え方です。嫉妬している相手が千歌ちゃんということですから。
しかしです。思えば梨子ちゃんパート(2番)の歌詞を思い出してみます。「願いよ空の果て消え去っちゃえと」そして「雪がきっと白く隠してくれるから」と。葛藤がだだ漏れだった曜ちゃんと比べ梨子ちゃんは雪で隠しているのです。つまりは聴き手(ファン)すら、隠していると考えるとどうでしょう。
かなり無理やりな考えの感じもしますが、なんとなく辻褄は合うのではないでしょうか。
そういえば1番(曜ちゃんパート)の終わりのパート分けが不自然だったと話しましたよね。
誰かとあなたと私と Misty Love
誰かとあなたと私と Frosty Love
ここは本来「誰かとあなたと私と」は曜ちゃんが歌うべきなんじゃないかと。しかし上記、最初から梨子ちゃんは曜ちゃんが好きだった、を踏まえると腑に落ちます。
この歌において梨子ちゃんは最初から、曜ちゃんに寄り添っていた、と考えることが出来るからです。
つまりまとめると、ラストのサビで梨子ちゃんパート(2番)の見る影もなくなったのは、そもそも最初から梨子ちゃんは曜ちゃんに寄り添っていたから。最後に曜ちゃんの声に重ねるのも納得です。
11話においての三人の新しい関係が見えてきました。
つまり 梨子→曜→千歌 の関係です。
曜ちゃんにとっての「誰か(嫉妬してる相手)とあなた(好きな人)と私と」は”誰か”は梨子ちゃん。”あなた”は千歌ちゃん。
梨子ちゃんにとっては”誰か”は千歌ちゃん。”あなた”が曜ちゃんということです。
はあ~、面白くなってきましたね。どこまで悲しいのでしょう。
この関係を踏まえて、歌の最後まで聴いてみましょう。
誰かとあなたと私と Misty Love
誰かとあなたと私と Frosty Love
誰かとあなたと私と
私は伝えたいの? それとも…
私は伝えたいの? ……伝えたいよ!
「誰かとあなたと私と~」の部分の歌う箇所が逆になりました。本来の形(?)になったということです。曜ちゃんがメインに出て、梨子ちゃんは隠れながら寄り添っているのを表現しているのでしょうか(ただたんに前後逆にしただけという可能性ももちろんある)
そして最後の最後、クライマックスで大きな動きがあるようです。ふたりで一緒に(声を重ねて)「私は伝えたいの?・・・伝えたいよ!」と歌います。これはどういうことなのか。
単純に考えれば、曜ちゃんは千歌ちゃん(あなた)に伝えたい。梨子ちゃんは曜ちゃん(あなた)に伝えたいのではないかと考えられます。ではこのまま泥沼に突入するのか。
しかし前述の「梨子ちゃんは曜ちゃんに寄り添っている」を踏まえると、梨子ちゃんは伝えないようにも思えます。曜ちゃんは伝え、梨子ちゃんはそれを見守るのか。梨子ちゃんの想いを雪に隠しておしまいなのか。この歌(楽曲)をひとつの物語とすると、かなり哀しい物語のように思えますね。
はい。これにておしまいおしまい。
と行きたいところですが、本当にそうなのか。
まだ続けさせていただきます。
そもそも今まで繰り広げたこの考察はかなりこじつけというか、無理やりな部分があることが否めません。それに結論を出すにはあまりに頼りない要素が多いです。ぶっちゃけた話登場人物が考えていることなんてわかりはしないのですから。すべては妄想と想像です。
例えばそもそもこの曲において曜ちゃんの心情がぶれぶれです。「キレイな気持ちだけで生きていたい」と言ってるわりには「永遠の霧で眠れ」と隠したがったり。そうかと思えば最後で諦めきれないようなことを歌っています。「・・・伝えたいよ!」と言っているけど本当に伝えることが出来るのか。
梨子ちゃんは気持ちを雪で隠してしまっているので本当のところまったくわかりません。梨子ちゃんの想い人は本当に曜ちゃんなのか。本当に”寄り添っている”のか。私の考察は全部勘違いで、普通に千歌ちゃんが好きなのかもしれません。迷いがないように歌っていましたが最後には曜ちゃんと一緒に「・・・伝えたいよ!」。もしかしたら梨子ちゃんもとうとう雪に隠しきれなくなったのか。
つまり何が言いたいかというと、この歌、「Misty Frosty Love」はまだまだ多岐にわたる解釈が出来るということです。聴き手によってそれぞれ、いくらでもキャラクターの想いや行きつく先が想像できます。この歌を物語ととらえて、物語がどこへ向かうのかいくらでも想像出来るのです。ここまで読んでくださったあなたはどんな想像しているのでしょう。
この曲の行きつく先はどこなのか。いったいどんな答えが出てくるのか。
とりあえずはこれにて、楽曲の歌詞、パート分けから考察することは以上となります。しかーしまだまだこの曲の考察は続きます。
次は実際のライブの演出から考えていきます! まだまだまだ続きます!(長い!)。
3.中の人(Aqoursの斉藤朱夏さん、逢田梨香子さん)が歌う踊る、ライブの演出から(ダンス、表情、モニターに映されるアニ
メ映像、など)。
ようやくここまで来ました。だらだらと長く本当に申し訳ございません。。しかし2.の項の歌詞と、このライブ演出こそが曲の解釈をするうえで重要なポイントではないでしょうか。どうか最後までお付き合いいただければ。
この項では、2020年12月30日(水)・31日(木)に開催された、
「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours COUNTDOWN LoveLive! ~WHITE ISLAND
※この項においての考察で、ライブ映像の画面、スクショは使用しません。ライブ演出はすべ
て文章での説明になります。ご了承ください。
まず最初に、今さら感がありますがようりこふたりのイメージ衣装と”二つ名”を紹介したいと思います。
こちらの画像は以前発売された「LoveLive
二つ名は「百花繚乱-ダンシングフェアリー-」。百花繚乱とは”さまざまな花が咲き乱れるさま”という意味であり、また優れたものが一堂に会することの比喩として使われることがある言葉です。”ダンシングフェアリー”とありますが、確かに妖精のような可愛らしさ、神秘さも感じさせます。二つ名を見事に表現してます本当に素晴らしいですね。”イメージ衣装”とはあくまでファン投票で決まった”二つ名”のイメージ衣装であり、曲のイメージとは違うようです。ほかのデュオトリオの組み合わせたちもそうでした。
少し脱線しましたが、実際のライブで演者が着た衣装はこちらを見事に再現していました。このまま次は、ライブでどんな演出だったかざっくり説明。
まずTVアニメ第11話の映像がダイジェスト風に流れ、そこからパフォーマンスが始まりました。楽曲が流れ始めた瞬間、ふたりは踊りだします。ヒップホップダンスと創作ダンスを組み合わせたような、激しく感情を表現するようなダンスであり、そしてアニメ本編の映像を後ろのスクリーンに映しながら進行していく、というようなものでした。
ざっくりですが伝わったでしょうか。ライブの演出でも第11話(友情ヨーソロー)を大きく意識したものであり、キャラクターの心情を表現するようなパフォーマンスでした。そうした演出たちがなにを伝えようとしているものなのか、表現するものなのか。詳しく考えていきたいと思います。それでは演出にて気になった点を秩序なく垂れ流していきます。
・ダイジェスト風映像で流れた11話のシーンたち。
梨子ちゃんが東京に行くシーン
千歌ちゃんの笑顔を見てほっとしたような表情をする曜ちゃん
梨子ちゃんから贈られたシュシュ
千歌ちゃんに対する想いで悩む曜ちゃん
ダイジェスト風映像は上図”千歌ちゃんに対する想いで悩む曜ちゃん”のシーンで終わります。これは”この曲(Misty Frosty Love)が始まる時点でのキャラクターの心情”を表しているのでしょうか。曲が始まる前の初期設定、みたいな。曲を通して心情の変化のようなものが見られます。あくまで11話のラスト(曜ちゃんが梨子ちゃんに励ましてもらう)までやらないのはそういう狙いがあるのではないかと予想しました。
・曜ちゃんパート(1番)の演出、ダンス。
「気が付いたら二人を~」から「こんな自分イヤなんだよ」まで(つまりサビ前まで)は後ろのスクリーンにアニメの映像が流れます。内容は冒頭のダイジェスト風映像とあまり大差ない、上図”千歌ちゃんに対する想いで悩む曜ちゃん”のシーンまでで、サビからアニメ映像がなくなります。つまりサビ前までは11話の曜ちゃんの心情を表現してるとみて良いと思います。
そしてダンスはというと、「気が付いたら二人を~」から「目をそらしたくなった」まで(Aメロ)は曜ちゃん(斉藤朱夏さん:以下省略)がステージ前面に出て踊り、梨子ちゃん(逢田梨香子さん:以下省略)ははステージ後部で独自の振り付けで踊っています。しかしその後「キレイな気持ちだけで~」からふたりの振り付けがだんだんとシンクロしていきます。そしてこのパートにおいての一番気になる演出(振り付け)は曜ちゃんが「こんな自分イヤなんだよ」と歌う瞬間、梨子ちゃんが曜ちゃんを後ろから包み込むような振り付けがあるというところです。
これらの演出にはいったいどういう意味があるのでしょうか?ひとつわかるのは”やはり曜ちゃんは千歌ちゃんを想っているようだ”ぐらいでしょうか。ひとまず置いといて、次は梨子ちゃんパート(2番)を見ていきたいと思います。
・梨子ちゃんパート(2番)の演出、ダンス。
「なかよくなっても特別じゃない~」から「自分よしっかりしなさい!」まで曜ちゃんと同じようにアニメ映像が流れます。しかしここで曜ちゃんと違うのは、千歌ちゃんとの出会い(第1話)から千歌ちゃんに励まされ東京に行くことを決める(第10話)までの映像、つまりは千歌ちゃんとの映像が圧倒的に多いというところです。これが表すのは、梨子ちゃんはやっぱり千歌ちゃんのことが好きということなのでしょうか。そして一番気になるのは、映像にほとんどまったく、曜ちゃんが出てこないというところです。なぜでしょう。
そしてダンスは、最初の「なかよくなっても~」から「なんで一番近くになれないかな」までは曜ちゃんパート(1番)と同じ感じで、梨子ちゃんがステージ前面に出て、曜ちゃんはステージ後部で独自振り付けなのですが、続く歌詞から違ってきます。
「(やめよう)嫉まないで(やめよう)羨まないで」の部分の、「やめよう」は曜ちゃんが歌うのですが、そのとき、まるで曜ちゃんが梨子ちゃんを煽っているかのように、後ろ左右から「やめよう」と歌うのです。(この文章で伝わってる?)そして続く歌詞「そう純粋に」の部分では梨子ちゃんと重なるようにして踊ります。
これはどういうことでしょう。渡辺は(同じ心情であるはずの)梨子ちゃんを煽るような下衆な真似をする女の子なのでしょか。は?
ひとまず置いといて次に行きます。
「キレイな夢が見たい~」から振り付けがだんだんシンクロしていくのは同じです。振り付けがシンクロしていくということは同じ(もしくは似た)心情であることを示しているのでしょうか。お互いがそれをわかっているということでしょうか。うーむ、わかりません。次に行きます。
・ラストサビから曲の終わりまでの演出、ダンス。
梨子ちゃんパート(2番)が終わると、ふたりはかぶっていた帽子を前方に投げます(かっこいい)。そして間奏がしばらく入るのですが、その間ふたりはそれぞれかなり離れた位置で(ステージの端と端)激しいダンスを繰り広げます。ここで気になった演出たち。
離れて、しかも反対方向を向いて踊っていたふたりですがサビ(「空を白く舞う雪へ~」から)が始まる直前、梨子ちゃんだけが曜ちゃんの方を一瞬向くのです(しかし曜ちゃんが見る方向は変わらず梨子ちゃんを見ない)
サビが始まった瞬間、後ろのモニターのアニメ映像が再会されます。11話においての梨子ちゃんが曜ちゃんを励まし、曜ちゃんが千歌ちゃんに抱き着くシーンまでが流れます。曜ちゃんは梨子ちゃんに対する誤解がとけ、安直に言えば(本当に安直すぎるが)「めでたしめでたし」って感じのシーンたちですよね。
そして続くもう一回サビ(「好きって感情がああ悲しい~」から)が始まる直前、また梨子ちゃんが曜ちゃんの方を向くのです。
しかし曜ちゃんはステージ後方を見て梨子ちゃんの方を見ない。
(※正確には見てるか見ていないかわかりません。両日の映像はどちらも梨子ちゃんにカメラが注目しており、曜ちゃんは若干見切れておりました。しかしカメラが切り替わった瞬間、梨子ちゃんは曜ちゃんを見続けているのに対し、曜ちゃんは既に次の動きに入っていたのは確かです)
え?・・・あれ? ふたり、誤解解けたんじゃないの・・・?
・・・とりあえず続きを観ます。
次の瞬間、ふたりは向き合うような形になります。
お互いが近づいていき・・・いよいよ向かい合うのか・・・
しかしふたりはそのまますれ違います。
そして曜ちゃんがステージ前面、梨子ちゃんは少し後ろでまたそれぞれ踊ります。
ほおおおおお・・・続きを見ていきます。
「誰かとあなたと私と~」からまたふたりのダンスがシンクロします。
そして続く「私は伝えたいの?・・・伝えたいよ!」でまたふたりが向き合うような形になります。
いよいよクライマックス、最後にふたりはお互いに手を伸ばし・・・・
すれ違います。
楽曲が終わり、静寂が訪れます。そして最後の最後。
梨子ちゃんが一瞬曜ちゃんの方を見て、すぐに顔を背けます。そして梨子ちゃんが顔を背けた後、曜ちゃんが梨子ちゃんの方を向くのでした・・・
曜ちゃんが梨子ちゃんの方を向いたまま、この曲(Misty Frosty Love)のパフォーマンスは終了となりました。一見、実はお互いを意識していた、すれ違いが生じた、という風に見えるかもしれません。しかしこれまでの演出を考えてみると、最後曜ちゃんは”梨子ちゃんの方”を向きましたが、”梨子ちゃんを見ていた”とはどうも思えません。
あれ、あれれ・・・? んー、どういうことなんでしょう。とりあえず落ち着いて整理していきます。
この曲のライブ演出、全体を通して第11話を意識したようなものでした。
しかし整理して見てみると、梨子ちゃんだけが曜ちゃんを意識しているようで、曜ちゃんはまったくと言っていいほど、梨子ちゃんを意識してませんでした。
2.の項で「梨子ちゃんが好きなのは曜ちゃんかもしれない」と考察しましたよね。そういえば、梨子ちゃんパート(2番)で流れるアニメ映像で曜ちゃんがまったく出てこなかったという話をしました。あれは、曜ちゃん(好きな人)の存在を雪で隠しているから出てこなかったということでしょうか? そう考えると腑に落ちるような気もします。梨子ちゃんがライブ演出で曜ちゃんを意識していたのも納得です。だがしかし。
いやいや。じゃあ渡辺、お前は誰に嫉妬しているんだと。
ここでひとつ、この楽曲のライブ演出全体を通して気になった点があります。
曜ちゃん(斉藤朱夏さん)は終始真顔(真剣な表情)だったのに対して、梨子ちゃん(逢田梨香子さん)は、ほとんど(あくまでほとんど)ずっと笑顔だった
という点です。
このふたりの違いはなんなのでしょう。本当になんなんでしょう。
曜ちゃんの余裕のなさ(真顔)、梨子ちゃんの優しさ(笑顔)を表現していたのでしょうか。
だがしかし、梨子ちゃんも最後、笑顔が消えてしまいます。
演者さんの(斉藤さん、逢田さん)の曲に対する解釈の結果でしょうか。
いやあ、もうわかりません。わかりません。とりあえずここまでのことで、考察することを並べていきたいと思います。
- 曜ちゃんは千歌ちゃんが好き。曲始めは葛藤を繰り返していたが迷いを吹っ切り梨子ちゃんのことはどうでもよくなった(意識しなくなった)それから千歌ちゃんのことしか見ていない。故に梨子ちゃんの方をまったく見ない。
梨子ちゃんはあくまで千歌ちゃんのことが好き。曜ちゃんに嫉妬しながらも、しかしふたりのために気持ちを隠しながら曜ちゃんに寄り添い気持ちを尊重した。曜ちゃんを見るような演出はその表れ。最後は身を引き、笑顔が消えた。
最後の最後、曜ちゃんは梨子ちゃんの方を向いたが、あれは実は違う何かを見ていた。
- 曜ちゃんは千歌ちゃんが好き。以下曜ちゃん部分同文。
梨子ちゃんは本当は曜ちゃんが好きだった。千歌ちゃんに嫉妬しながらも、曜ちゃんのために気持ちを隠し寄り添い背中を押した。曜ちゃんを方を見ていたのは気持ちを隠しながらもときどき本心が出てしまっていたから。必死に気持ちを隠し笑顔でい続けたが、最終的に笑顔が消えた。
最後の最後、曜ちゃんはなにかを感じとり梨子ちゃんの方を向いた。

















